双子妊娠の流産リスクは、一つの割合だけでは判断できません。妊娠週数に加え、赤ちゃんが胎盤や羊膜を共有しているかなどで、必要な確認や管理が異なります。出血や痛みがある場合は、確率を調べて待たず、妊娠を診ている医療機関へ連絡してください。
出血や強い痛みがあるときは、受診の判断を先にします
| いまの状態 | 取る行動 |
|---|---|
| 多い出血、または出血に強い腹痛・肩の痛み・失神や強いふらつきを伴う | 救急受診・救急要請を含め、すぐに医療につながる |
| 少量を含む出血や、気になる痛み | 産科へ連絡し、症状と週数を伝えて受診時期を確認 |
| つわりの変化だけで心配 | それだけで流産と決めず、ほかの症状も含め診療先へ相談 |
茶色か赤かという色だけで安全とは判断できません。妊娠中の出血には複数の原因があり、症状や超音波検査などで評価します。連絡時は、週数、出血の量と続いた時間、痛み、ふらつきの有無を伝えます。NHS:妊娠中の出血と緊急受診の目安
「膜性」は、胎盤と赤ちゃんを包む袋の分かれ方です
双子の管理では、一卵性・二卵性という呼び方に加え、胎盤と羊膜の状態を超音波で確認します。膜性は次のように分けられます。自分で画像から判定せず、結果を担当医に確認してください。
| 分類 | 胎盤・羊膜の状態 |
|---|---|
| 二絨毛膜二羊膜(DD) | それぞれに胎盤と羊膜の袋がある |
| 一絨毛膜二羊膜(MD) | 胎盤を共有し、羊膜の袋は別々 |
| 一絨毛膜一羊膜(MM) | 胎盤も羊膜の袋も共有する |
胎盤を共有する場合は、双胎間輸血症候群などへの注意が必要です。羊膜も共有する場合には、へその緒に関係する合併症なども考慮して、専門的に管理します。健診の間隔や受診先は、この違いと妊娠の経過に合わせて決まります。NHS:双子妊娠の膜性と管理
流産・早産・赤ちゃんの発育は、別の結果として考えます
双子では、早産や発育の問題、妊婦の貧血・妊娠高血圧症候群などにも注意します。早産の割合を流産の割合として読んだり、妊娠全体の統計を自分の状態へそのまま当てはめたりしないようにしましょう。
流産についての数字を見たら、どの週数から集計したか、膜性が同じか、妊娠単位なのか赤ちゃん一人ずつの結果なのかを確認します。条件が違う研究の数字だけで「自分は何%」とは決められません。担当医には、今回の超音波で分かったことと、次回までの注意点を聞けます。
次の健診では、膜性・健診予定・連絡先を確かめます
- 私の妊娠の膜性は何ですか。追加確認は必要ですか。
- 赤ちゃんそれぞれの発育や羊水について、何を確認していますか。
- 次回までに連絡する症状と、夜間・休日の連絡先を教えてください。
仕事や運動、移動の調整が必要かは、症状や経過を踏まえて相談します。薬の追加・中止や、必要な活動制限を自分だけで決めないでください。不安が強いことも診療先に伝え、説明をもう一度聞いたり、支援を相談したりして構いません。
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出典と確認日
2026年10月26日にNHSの膜性・管理と、妊娠中の出血の該当節を確認しました。英国の健診回数・治療薬・分娩時期を、日本の全妊婦に共通の予定として示したものではありません。個別の受診・管理は診療先に確認してください。医師による本記事の個別監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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