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細菌性腟症と妊娠|おりものの変化・早産との関連、検査と薬の相談

2026/4/12

更新:2026/10/30

細菌性腟症(BV)は、腟内の細菌のバランスが変化する状態です。妊娠中におりもののにおいや色等が変わった場合は、自己診断せず産科の担当医へ相談してください。妊娠中はおりものが増えることもありますが、普段と違う変化や痛み・かゆみ等を一緒に確認します。

BVと早産等の関連が報告されていることから、BVと診断された方が必ず早産・流産になる、あるいは薬で出産への影響を必ずなくせる、とは判断できません。今の症状と妊娠の経過に合う評価・治療を相談します。

おりものの変化と、急いで連絡する症状を分けます

気になる状況対応・確認すること
におい・色の変化、かゆみや排尿時痛がある産科等へ相談し、BVやほかの原因を確認する
出血、液体が漏れる感じ、発熱や下腹痛等があるおりものだけの問題と決めず、速やかに産科へ連絡する。強い痛み・多い出血・ふらつき等は急いで診療へ
BVと診断された、検査で指摘された診断の意味と、今の症状・妊娠週数等に合う治療や経過確認を聞く
薬を使う前、妊娠が分かった週数・薬名・使う場所と期間を伝え、使用可否を医師・薬剤師へ確認する
妊娠を希望していて感染が心配BVだけで不妊と決めず、今の症状の診療と妊娠希望に合う相談を進める

NHSは、妊娠中のおりものの変化や液体漏れ、発熱、気になる痛み・出血等を医療者へ相談するよう案内しています。液体漏れを臭いだけでBVや尿もれと決めず、診療先へ状況を伝えます。切迫した危険がある場合は119で救急につないでください。NHS:妊娠中のおりものの変化/NHS:妊娠中に相談すべき症状

妊娠への影響の「関連」と、個人の結果を分けます

WHOやNHSは、BVが妊娠中の好ましくない経過と関連する場合があることを説明しています。一方、NHSは多くの妊娠では問題を起こさないことも示しています。診断だけで赤ちゃんへの影響や出産時期を決めつけず、産科で症状と経過を確認してください。WHO:細菌性腟症/NHS:細菌性腟症と妊娠中の相談

妊娠できるかもBVの有無だけでは判断できません。妊娠を希望している場合は、今の症状への診療と、年齢・病歴や妊娠を試みた経過等に応じた相談を分けて進めます。BVの治療や腟内の製品等だけで妊娠・着床・出産を保証するものではありません。

症状と検査、妊娠の経過から対応を考えます

診療ではおりもの、かゆみ・痛み・出血等、妊娠週数、過去の妊娠や出産、服薬や使った製品等を確認し、必要に応じ分泌物等を調べます。見た目やにおい・自己測定のpHだけで診断や薬の選択をしないでください。

無症状で検査を受けるか、検査結果にどう対応するかも、症状や妊娠の経過等に応じて医師へ確認します。全員が同じ検査・同じ薬を使うという案内ではありません。結果の説明、次の受診日と、それまでに変化があった場合の連絡先を聞いておきます。

妊娠週数と、飲み薬・腟用の製品の条件を確認します

BVの治療に使う薬には、例えばメトロニダゾールを含む製品があります。国内のフラジール内服錠は妊娠初期の禁忌と例外条件、その後も治療の利益と危険性を踏まえることを示しています。

一方、腟錠には異なる妊娠・授乳の注意があります。同じ成分だからすべて同じように使えるとは判断しません。PMDA:フラジール内服錠/PMDA:フラジール腟錠

妊娠の可能性や週数、授乳、持病・ほかの薬を必ず伝え、実際の製品で使い方・期間と注意点を確認します。海外の薬の案内を、そのまま日本の製品や自分の処方へ置き換えないでください。

妊娠中にも必要な治療はあります。厚生労働省は、自己判断で薬を中断すると病気が悪化する場合もあるため、医師・薬剤師へ相談するよう案内しています。すでに使った薬が心配な場合も、名前・量・期間と妊娠の経過を伝え、必要な対応を確認します。厚生労働省:妊娠中の薬の使用と相談

自己洗浄や製品の追加で治療を代用しません

においを消すための腟内洗浄、消臭剤や成分不明の製品の自己挿入等は避けます。医療者には使用中の製品も伝え、必要な評価を受けてください。食事・サプリや乳酸菌製品等で、BVの治療や早産の予防を確実にできるとは案内できません。

治療後も症状が続く、再び変化した場合は、残り薬を自己使用せず再相談します。出血、液体漏れ、痛みや発熱等がある場合は、次の妊婦健診まで必ず待つ必要はありません。

費用と保険の確認

治療の保険適用と自己負担は、病名・治療内容・適用条件によって異なります。高額療養費も診療月・年齢・所得区分等で上限が変わり、先進医療の技術料など保険外の費用は対象になりません。

治療施設には保険・自費の内訳を、加入先の健康保険には自分の上限と申請方法を確認してください。協会けんぽ:高額療養費の対象・診療月別の上限

出典と確認日

2026年10月30日にNHS・WHOの採用節、厚生労働省、PMDAの国内製品の現掲載添付文書を確認しました。研究での関連と個人の見通し、薬の剤形や妊娠週数による条件を区別しています。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/12更新:2026/10/30