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婦人科手術後の癒着|症状と検査、腸閉塞の受診・再手術の相談

2026/4/19

更新:2026/10/30

腹部・骨盤内の癒着は、臓器同士や臓器と腹壁等の間に、傷あとに似た組織ができてくっつく状態です。婦人科等の手術後や炎症等で生じることがありますが、癒着があっても症状や合併症がない場合もあります。

手術後の痛みをすべて癒着によるものと自己判断せず、症状と手術歴を診療先へ伝えてください。この記事では腹腔・骨盤内の癒着を扱います。子宮の内側に生じる癒着等とは場所が異なり、同じ検査・治療とは限りません。

腸閉塞が疑われる症状は、すぐ診療につなぎます

気になる状況対応・確認すること
腹痛・張り、吐き気や嘔吐、便・ガスが出ない等がある腸閉塞等の可能性があり、すぐに医療機関へ連絡して診療を受ける
強い痛み、発熱や体調悪化等を伴う急いで診療につなぐ。意識や呼吸に切迫した問題がある場合は119へ
術後に続く・繰り返す腹痛等がある手術歴と症状を伝え、癒着以外も含め原因を評価する
癒着を指摘されたが症状や合併症がない必ず手術するとは考えず、必要な対応と変化時の相談を聞く
再手術や妊娠への影響が心配である癒着の場所・目的、手術の利益と負担、ほかの選択肢を相談する

便秘だろうと決めつけ、下剤・食事や水分だけで待ち続けないでください。以前の手術から時間がたっていても、腸閉塞等が起こることがあります。NIDDK:癒着の症状と腸閉塞の注意

癒着は、手術後だけでなく炎症等でも生じます

手術に伴う組織の損傷と治癒の過程は、癒着の原因になります。子宮内膜症や骨盤内の感染・炎症等でも起こり得ます。症状が出る時期は一定ではなく、手術から何年もたって合併症が生じる場合もあります。

癒着が腸を折り曲げる・引っ張る等して通りを妨げると、腸閉塞につながることがあります。骨盤内で生殖に関係する臓器へ影響する場合もありますが、手術を受けた方全員が痛み・不妊になるという意味ではありません。

腹痛の原因を、癒着だけに決めません

無症状の癒着も、腹痛等を伴う場合もあります。痛みには別の原因もあるため、いつから・どこが・どのように痛むか、食事・排便・月経等との関係、発熱や嘔吐等を伝えます。

過去の手術名と時期、臓器を切除・処置した範囲、術後の経過や使っている薬も共有してください。他院の手術であれば、必要な紹介状や手術記録等を診療先へ確認します。資料がそろうまで急な症状の受診を待たないでください。

画像検査等は、腸閉塞やほかの原因の確認にも使います

癒着自体は、一般的な画像検査で見えにくいことがあります。診療では病歴と診察、血液や画像検査等を用い、腸閉塞の有無や重症度、ほかの原因を確認します。血液検査だけで癒着を確定するものでもありません。

必要な場合に手術で内部を確認することもありますが、すべての方に検査目的の手術を行うわけではありません。何を確認するための検査・手術か、その結果で対応がどう変わるかを医師へ聞いてください。NIDDK:診断と検査の限界

治療と再手術は、症状・合併症に応じて考えます

症状や合併症がない場合、通常は癒着そのものへの治療を必要としません。腸閉塞がある場合は病院で直ちに評価し、手術が必要か、点滴や消化管の減圧等で対応するかを判断します。自宅で同じ処置をするものではありません。

症状や合併症に応じ、癒着をはがす手術を検討する場合があります。ただし、その手術によって新たな癒着ができることもあります。痛みや妊娠への影響が必ずなくなると考えず、手術の目的、期待できる変化、臓器への損傷等のリスク、ほかの方法を相談してください。

再手術を受ける場合も、癒着がある・疑われることと手術歴を医療者へ伝えます。症状が変わった場合には、一度の検査で異常がなかったから大丈夫と自己判断せず再相談します。

予防策は手術方法等に合わせて確認します

手術では可能な場合の低侵襲な方法、組織の扱い、異物の混入を減らす工夫や、状況に応じた癒着防止用の材料等を検討します。どの方法でも癒着が絶対に起きないという保証ではありません。

自分の手術で可能な対策と適否、利益と負担を術者へ聞いてください。お腹のマッサージ、食事・サプリ等で癒着を確実にはがす・防ぐという説明で診療を代用しないでください。術後の運動や食事等は、実際の手術と回復の状態に合う指示を確認します。

費用と保険の確認

治療の保険適用と自己負担は、病名・治療内容・適用条件によって異なります。高額療養費も診療月・年齢・所得区分等で上限が変わり、先進医療の技術料など保険外の費用は対象になりません。

治療施設には保険・自費の内訳を、加入先の健康保険には自分の上限と申請方法を確認してください。協会けんぽ:高額療養費の対象・診療月別の上限

出典と確認日

2026年10月30日にNIDDKの腹部癒着に関する採用本文を確認しました。掲載内容のレビューは2019年6月であり、新しい2026年の診療指針としてはいません。症状・合併症の有無、検査と再手術の限界を分けて説明しています。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/19更新:2026/10/30