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骨盤臓器脱のペッサリー治療|器具の選び方・定期確認と困った症状

2026/4/19

更新:2026/10/28

骨盤臓器脱で使うペッサリーは、腟内に入れて下がった腟壁や子宮などを支え、出てくる感じや重さなどの症状を軽くするための器具です。手術を希望しない場合や手術までの間などにも選択肢になります。ただし、入れたままで受診や管理が不要になる治療ではありません。

形・サイズと、生活に合うかを確かめます

ペッサリーには複数の形や大きさがあります。診察で状態を確認し、安定して支えられるか、痛くないか、排尿できるか、日常生活や性交の希望に合うかを確かめます。一度で合うとは限らず、調整を重ねる場合があります。

2026年公表の英国の臨床指針も、本人の希望、器具の保持と快適さ、自己管理の可否などを踏まえた選択を示しています。「脱の程度が同じなら全員同じ器具」「必ず手術を避けられる」とは決められません。UK Clinical Guideline:ペッサリーの選択と装着

使用前に確認したいこと

確認すること相談する内容
治療の目標どの症状を軽くしたいか、ほかの治療との選択
装着した感覚痛み、外れやすさ、歩く・座る・排尿するときの状態
生活への影響運動や性交、通院・介助など本人の生活と希望
管理の方法医療機関での交換・診察か、指導を受けた自己管理が可能か
連絡と再診次の予定、出血・痛み・排尿困難や脱落した場合の相談先

定期的に外して、腟や器具の状態を確認します

定期確認では、症状が改善したか、出血やおりもの、尿や便の困りごとがないかを聞き、必要な診察で腟壁や器具を確認します。器具の種類、本人の状態、医療機関で管理するか自己管理するかによって、予定は異なります。

英国指針は、通院と自己管理を分け、検査やフォローの間隔の根拠には不確かさがあることも説明しています。他施設の日数を見て、自分の予約を延ばすことは避けてください。受診が難しくなった場合も、放置する前に管理できる方法を相談します。

出血・痛みや排尿の困りごとは、早めに連絡を

おりものが増えることがありますが、悪臭、出血、腟の痛みや違和感、器具が繰り返し外れるなどの変化は確認が必要です。出血をすべて器具の擦れと考えず、ほかの原因がないかも診察で調べます。

強い痛みや尿が出ないなどの場合は、次の定期受診を待たず医療機関へ連絡してください。外れた・位置が気になるときも、指導を受けていない方法で無理に押し戻す・引き抜くことは避けます。Gloucestershire Hospitals:ペッサリー使用中に相談する症状

自己管理やホルモン治療は、個別に相談します

本人が外して洗い、戻す管理ができる種類・状況もありますが、誰でも同じようにできるとは限りません。希望があれば器具の種類、手の動きや生活上の負担、支援の有無を含めて相談し、必要な指導を受けます。自己管理をしても、症状が変わった場合や必要な定期確認の相談は続きます。

粘膜の乾燥や萎縮などに対して、ホルモンを用いた治療などを併用する場合もあります。病歴や出血、使用中の薬を伝えて適応を確認してください。全員に同じ薬・回数を勧めるものではありません。器具が合わない場合は、別のサイズや形、ほかの治療も含めて再検討します。

参考資料と確認日

2026年10月28日に採用した節を確認しました。海外の通院・自己管理の日程やホルモン薬の使い方を、日本での本人の指示へ置き換えるものではなく、本記事の個別の医師監修は行っていません。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/28