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卵巣がんの症状・検査・治療|数値だけで判断せず確認したいこと

2026/4/15

更新:2026/10/23

卵巣がんは、初期に自覚症状が出にくいことがあります。症状の数や、腫瘍マーカーの値だけで、有無や進行の程度を自己判断することはできません。お腹の張りなど普段と違う変化がある方、検査で卵巣の腫瘍を指摘された方は、婦人科で確認しましょう。

「卵巣に嚢胞がある」という説明と、がんが確定したという説明は同じではありません。何が疑われ、どの検査で確かめる予定かを聞くことが、次の受診の準備になります。

卵巣がんにも、性質の異なる種類があります

卵巣の腫瘍は、発生する組織によって上皮性、胚細胞、性索間質性などに分けられます。卵巣がんで多い上皮性のがんにも、漿液性・明細胞・類内膜・粘液性などがあり、性質が異なります。

国立がん研究センターでは、上皮性の卵巣がん・卵管がん・腹膜がんを、性質や治療に共通点のあるものとしてまとめて説明しています。この記事の治療の概要も主にこの範囲です。ほかの病型には、その病型に応じた説明を受けてください。

どのような症状で受診すればよいですか

初期は症状がほとんどなく、服のウエストがきつい、下腹部のしこり、食欲の低下などをきっかけに受診する場合があります。頻尿や便秘、お腹の張りなどが起こる場合もあります。

これらはほかの原因でも起こるため、症状だけで卵巣がんと決めることはできません。一方、気になる変化を、数か月の記録や市販薬での対処が終わるまで放置する必要もありません。いつから、どのように変わったかを婦人科へ伝えましょう。

超音波・CT・MRI・病理検査の役割

診察や超音波検査では、卵巣の腫瘍の状態や大きさなどを調べます。必要に応じてCTやMRIを行い、周囲の臓器との関係や、病変の広がりなどを確認します。

画像で疑われた場合、手術などで組織を採り、病理検査で良性・境界悪性・悪性や組織型を確かめることがあります。手術中の迅速診断と、後日詳しく調べた最終病理診断が異なる場合もあります。結果の説明日と、その後の治療判断を確認してください。

CA125などの腫瘍マーカーだけでは診断できません

腫瘍マーカーは、診断の補助や、治療の効果・経過を見るための情報の一つです。がんの有無だけでなく、進行や転移も、その数値の変化だけでは判断できません。

「基準内だから検査は不要」「高いからがんが確定」とは考えず、画像や病理検査などと合わせた担当医の説明を受けてください。検査値の数字だけを、別の人の予後や治療成績と比較しないようにします。

治療は、病型・広がり・体の状態で選ぶ

上皮性の卵巣がん・卵管がん・腹膜がんでは、手術と薬物療法などを組み合わせ、病期やがんの性質、体の状態をもとに治療を検討します。最初に手術をするか、薬物療法の後に手術をするかも個別に判断されます。

治療の目的、手術の範囲、薬の選び方と副作用、効果を何で判断するかを確認しましょう。

妊娠の希望と、生活の困りごとを治療前に伝える

将来の妊娠を希望する場合は、手術や薬物療法を始める前に担当医へ伝えます。子宮や卵巣を残すことが可能かは、病型・進行の程度などに関係するため、全員に温存を勧めることはできません。

診断を受けたときから、痛みや気持ちのつらさ、仕事・入院費なども相談できます。がん相談支援センターへの相談や、別の専門医の意見を聞くための紹介についても、治療担当者へ尋ねてください。

診察に持って行く確認メモ

  • 病名は疑いか確定か、組織型や病期はどこまで分かっているか。
  • 検査の目的と、結果を聞く日時・方法。
  • 治療の順序と、妊娠希望や持病を踏まえた選択肢。
  • 体調が変わったときの連絡先、入院・通院と生活への影響。

参照した国内の医療情報

2026年10月23日確認。参照先は2026年3月更新の情報です。この記事だけで診断や治療を決めず、担当医から自分の病型に応じた説明を受けてください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/15更新:2026/10/23