EggLink

更年期と骨粗鬆症|骨密度・骨折リスクの確認と予防の相談

2026/4/15

更新:2026/10/27

閉経前後は、女性ホルモンの変化などにより骨が弱くなりやすい時期です。骨粗鬆症は、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気で、骨折するまで明らかな症状がないこともあります。痛みがないから骨は大丈夫とは決めず、骨密度や骨折リスクについて相談してください。

骨の状態は、何を確認するのでしょうか

確認すること相談のポイント
これまでの経過閉経・月経の状態、骨折歴、身長や背中の変化、持病・薬
骨密度などの検査どの方法・部位の検査か、結果の意味と追加評価の必要性
骨折と生活への影響転倒の経験、痛みや歩きにくさ、日常生活の困りごと
予防・治療食事と無理のない運動、転倒対策、薬の必要性と再診予定

更年期の症状だけでは、骨粗鬆症と判断できません

骨は、古い骨を壊す働きと新しい骨を作る働きを繰り返しています。閉経に伴うエストロゲンの減少は、このバランスに影響します。骨密度だけでなく、骨の構造なども骨の強さに関係します。日本内分泌学会:閉経後骨粗鬆症

骨粗鬆症を、AMHや精液検査などの一般不妊検査の一式で診断するものではありません。ほてりや月経の変化の有無だけで、骨の強さも分かるわけではありません。

骨密度・骨折歴などを合わせて評価します

診察では、過去の骨折や閉経の状況、食事・運動、持病や使用薬などを伝えます。骨密度を調べるDXA法などの検査や、骨折の有無を確認するX線検査などが使われます。必要な方法や測定部位を受診先に確認してください。日本整形外科学会:骨粗鬆症

検診で低い値を指摘された場合も、結果用紙を持って相談します。別の部位・方法の値をそのまま比較したり、一つの数字だけで薬の要否を自己判断したりしないでください。治療や次の検査は、診察と結果を踏まえて決めます。

背中や腰の痛み、身長の変化も伝えてください

軽い転倒などをきっかけに、背骨や手首、脚の付け根などを骨折する場合があります。背中が丸くなった、以前より身長が低くなった、背中や腰が痛むなどの変化も相談のきっかけになります。

転倒後に強い痛みがある、立てない・歩けないなどの場合は、通常の検診日を待たず医療へ連絡してください。骨粗鬆症があるからといって、すべての痛みの原因が同じとは限りません。

食事・運動・転倒対策と、薬の必要性を相談します

偏りの少ない食事、カルシウムやビタミンDなどを意識した栄養、状態に合った運動や転ばない工夫が大切です。すでに骨折がある場合や痛みがある場合は、できる運動を先に確認します。喫煙や飲酒についても相談してください。

食事やサプリだけで、すべての人の骨折を防げるわけではありません。薬の必要性は、骨の状態や骨折リスク、持病などで変わります。更年期なら全員が同じホルモン薬・骨粗鬆症薬を使うという案内ではありません。処方中の薬を自己中止したり、サプリを増量したりせず、評価の予定と注意点を確認します。

費用は検査・診察・処方の内容、保険や検診の条件で異なります。不妊検査の固定料金や月経周期の日程を、骨粗鬆症の診療に当てはめないでください。

出典と確認日

2026年10月27日に日本整形外科学会と日本内分泌学会の採用部分を確認しました。後者の記事更新日は2019年11月4日で、最新薬の推奨順位・用量を示す資料としては使用していません。本記事の個別の医師監修はありません。

目次に戻る
EggLink編集部のアイコン

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/15更新:2026/10/27