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更年期の症状一覧|ほてり・不眠・気分や腟の変化と受診の目安

2026/4/14

更新:2026/10/26

更年期には、ほてりや汗、眠りにくさ、気分の落ち込み、腟の乾燥など、いくつもの症状が出る場合があります。症状の種類・程度・続く期間には個人差があります。「この年齢ならすべて更年期」「点数が低ければ問題ない」とせず、困っていることを婦人科などへ相談しましょう。

みられる症状と、診察で伝えたいこと

症状の例伝えると役立つ内容
顔や上半身のほてり、発汗・寝汗始まった時期、回数や時間、睡眠・仕事への影響
寝つきにくい、夜に目が覚める、疲れ寝汗の有無、睡眠の変化、日中の眠気、薬や生活の状況
いらいら、不安、気分の落ち込み、集中しにくさつらさの程度、生活への支障、これまでの心身の病歴
肩こり、関節や腰の痛み、頭痛・めまい場所や強さ、片側の症状、急に始まったか、動きとの関係
腟の乾燥、性交時の痛み、排尿の困りごと痛み・出血・かゆみ、排尿時の症状、繰り返す感染の有無

表は更年期を診断するチェックリストではありません。動悸・息切れ、強い疲れや気分の変化も、ほかの病気との確認が必要な場合があります。日本女性心身医学会も、問診を重視し、症状や病歴、生活環境などを踏まえて評価すると説明しています。日本女性心身医学会:更年期の症状・診断・治療

更年期の時期と、症状の続き方は同じではありません

国内では、閉経の前後およそ5年ずつ、一般的には45〜55歳ごろを更年期と説明します。ただし、閉経の年齢や症状には幅があります。その年齢に入る前後できっちり始まり、終わるという予定ではありません。

女性ホルモンの変化に加え、病歴や生活・心理的な負担なども関係します。本人の気持ちだけの問題でも、すべての症状がエストロゲンの不足だけで説明できるものでもありません。「プレ更年期」という言葉だけで、若い年齢の無月経やほかの症状を片づけないでください。

点数や血液検査を、受診してよいかの境界にしません

質問票や症状の点数は、困りごとを伝えたり、経過を見る材料になることがあります。しかし、点数だけで異常なし・婦人科受診・積極的治療と確定するものではありません。生活に支障がある、不安がある場合は、一定の点数や期間になるまで待つ必要はありません。

更年期や閉経の判断にも、全員FSH・E2・AMHなどの採血が必要とは限りません。NICEは、ほかに健康上の問題がなく、更年期に関連する症状を持つ45歳以上の方は、月経の変化などに基づき、検査なしで判断できる場合があるとしています。

40〜45歳や40歳未満で閉経が疑われる場合、ホルモン薬を使っている場合などでは、確認の仕方が異なります。

これは、ほかの病気を調べる検査まで不要という意味ではありません。症状や診察に応じて、甲状腺や貧血、婦人科の病気などを確認します。何のための検査かを医師に聞いてください。NICE:更年期・閉経の評価と治療の指針(1.3)

出血や急な強い症状は、更年期と決めつけません

閉経後の出血は、少量でも一度だけでも婦人科で確認を受けてください。NHSは、閉経後の出血にはがん以外の原因もある一方、がんの可能性の確認も必要だと案内しています。「ホルモンが変わる時期だから」と、続くまで待つものではありません。NHS:閉経後の出血の確認

閉経前でも、いつもと違う出血、続く出血や強い痛みは相談してください。突然の胸痛・息苦しさ、失神、急な麻痺や言葉の出にくさなど、急激に具合が悪い場合は、更年期の動悸やめまいとして様子を見ず、救急要請を含め直ちに助けを求めます。気分のつらさも、我慢する期間を決めず相談できます。

治療は、困っている症状と病歴に合わせて選びます

ホルモン補充療法(HRT)は、ほてり・発汗などへの選択肢です。適応、子宮の有無、乳がんや血栓症などの病歴、使う製剤と経路、本人の希望を確認します。年齢や閉経からの年数だけで、全員の利益がリスクを上回るとは決められません。症状への効果と注意点を個別に相談してください。

NICEは更年期に合わせた認知行動療法も、HRTと併用する場合やHRTを希望しない・使えない場合などの選択肢にしています。気分や睡眠に別の病気がある場合は、その診療も必要です。漢方薬などを検討する場合も、症状や併用薬を伝え、薬剤ごとの注意と見直し予定を確認します。

腟の乾燥や性交痛などは、保湿剤・潤滑剤や局所の治療など、症状に合わせた相談ができます。全身のHRTと腟の局所治療は同じではなく、乳がんの既往などがある場合は専門医との相談が必要です。

海外での製剤・剤形・承認を、そのまま国内で使える薬の案内には置き換えません。NICE:症状ごとの治療、本人の希望と病歴(1.5・1.6)

受診には、症状と月経・薬の記録を持参します

  • 最終月経と最近の周期、出血の量や変化、妊娠の可能性。
  • つらい症状を優先順に、始まった時期・頻度・生活への影響。
  • 使っている薬・サプリメント、婦人科手術やがん・血栓症などの病歴。
  • 治療で改善したいこと、避けたい負担、今の生活で調整できること。

サプリメントや生活の工夫を、必ず薬より先に試す必要はありません。すでに治療中なら、症状と副作用、薬の目的、効果を見直す時期を確認します。受診先の診療内容と予約方法は、各医療機関の公式案内で確かめてください。

出典と確認日

2026年10月26日に、日本女性心身医学会の一般向け解説、NICE NG23の評価・治療の採用節、NHSの閉経後出血の節を確認しました。症状別の固定頻度や改善率、サプリメント量、質問票の点数による診断は掲載していません。

海外の承認薬の国内提供や当メディアの提携予約を保証する案内ではなく、医師による本記事の個別監修はありません。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/14更新:2026/10/26