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子宮全摘の方法を比べるには|開腹・腹腔鏡・腟式と確認事項

2026/4/19

更新:2026/10/24

子宮全摘は、子宮体部と子宮頸部を取り除く手術です。手術そのものが病気ではありません。子宮を摘出すると、自分の子宮で妊娠・出産することはできなくなり、月経もなくなります。卵巣を残すかどうかは別の判断なので、取り除く範囲と手術の方法を分けて確認しましょう。

「どこを取り除くか」と「どう手術するか」を分ける

子宮全摘、卵管・卵巣の摘出、がん治療のために周囲の組織まで切除する手術では、範囲や目的が異なります。子宮だけの手術と思い込まず、説明書の手術名と図で、自分の予定される範囲を確認してください。

卵巣は女性ホルモンを分泌する臓器です。子宮を摘出することと両側の卵巣を摘出することは同じではなく、更年期症状やホルモン治療についての相談も変わります。卵巣を残す場合も、その後の症状や経過について担当医に確認します。

開腹・腹腔鏡・腟式は、手術の経路の違い

方法の例説明を受けるときの要点
開腹による方法腹部を切開して手術する。病変の大きさや癒着などを踏まえて検討される。
腹腔鏡による方法カメラなどの器具で腹腔内を見ながら行う。具体的な器具の入口や摘出経路、対応できる条件を確認する。
腟式の方法腟から子宮を摘出する。病気や体の状態、施設で対応できる方法などを踏まえて検討される。

傷の大きさや退院までの日数だけで、自分に最適な方法は決まりません。同じ名前の手術でも、切除範囲や難しさは異なります。予定した方法を途中で変更する可能性も含め、利点とリスクを聞いてください。

子宮鏡の検査・手術を、子宮全摘と同じものと考えない

子宮鏡は腟と子宮頸部を通して子宮の内側を観察する器具で、ポリープや一部の筋腫などの診断・処置に使われます。子宮全体を取り除く手術とは目的・範囲が異なります。

子宮を残す治療が可能かは、病気とその状態によります。妊娠の希望や子宮を残したい気持ちがある場合は、手術の方針を決める前に伝え、代わりの治療の適応や限界も説明してもらいましょう。がんが疑われる場合などに、自己判断で治療を先延ばしすることは避けてください。

手術を決める前に、確認したいこと

  • 診断名と手術の目的、ほかの治療を選べるか。
  • 子宮頸部・卵管・卵巣・周囲の組織を、それぞれどこまで取り除く予定か。
  • 提案された方法が自分に適している理由、別の方法との違い。
  • 出血・感染・尿管や膀胱、腸の損傷、血栓などの合併症と、自分のリスク。
  • 妊娠への影響、手術後の体調や気持ちへの支援、必要な経過観察。

説明を理解できないまま決める必要はありません。疑問を書き出し、必要に応じて説明の時間や別の医師の意見を求めることも相談してください。

入院・回復・仕事復帰は、自分の予定を分けて聞く

入院期間、退院後の家事や育児、仕事復帰、重い物を持つ動作、運転、入浴、性交の再開は別々に確認します。術式だけで全員同じ日数になるわけではありません。海外や別の施設の目安を、そのまま自分の許可日と考えないでください。

仕事の内容や自宅で手伝いを頼めるかを伝え、退院までに再診日・連絡先・活動範囲を確認しましょう。回復期の気持ちの落ち込みや妊娠できなくなることへのつらさも、担当者に伝えてかまいません。

子宮摘出後の生活・回復を確認するガイドも整理しています。費用は手術・入院・検査・部屋の料金などの見積もりと保険の扱いを、入院先の窓口へ確認してください。

退院後に気になる症状が出た場合

強い痛みや発熱、出血が増える、血の塊が出る、においの強い分泌物などがある場合は、退院時の指示に従って手術を受けた施設へ速やかに相談してください。息苦しさ、胸痛、意識が遠のくなどの強い症状では緊急の診察を求め、必要な場合は119へ連絡します。

確認した資料

2026年10月24日に確認。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/24