子宮筋腫があるという理由だけで、妊娠できない、妊娠中に必ず問題が起こると決まるものではありません。筋腫の場所や大きさ・個数、症状とこれまでの治療等によって、必要な確認が異なります。
妊娠を希望する場合も、妊娠が分かった場合も、そのことを診療先へ伝えます。妊娠前は必要な評価と治療の順序を、妊娠中は健診や症状への対応と分娩の計画を相談してください。NHS:筋腫の診断と妊娠希望に応じた治療
妊娠前・妊娠後で、確認することが変わります
| 確認したいこと | 診療で相談すること |
|---|---|
| これから妊娠を希望する | 内腔への影響や症状、年齢・ほかの要因等を合わせ、治療が必要か考える |
| 妊娠が分かった・健診で筋腫が見つかった | 筋腫の状態、これまでの検査や治療歴を産科へ伝える |
| 腹痛や出血等の症状がある | 筋腫のせいと自己判断せず、早く診療先へ連絡する |
| 以前に筋腫核出術を受けている | 手術の方法や範囲、記録を共有し、妊娠中の注意・分娩を相談する |
| 出産方法が心配 | 筋腫の場所や経過、赤ちゃんの状態等に応じた個別の計画を聞く |
妊娠前は、子宮内腔への影響と症状を確認します
子宮の内側へ育つ粘膜下筋腫、筋肉の中にある筋層内筋腫、外側へ育つ漿膜下筋腫等があります。妊娠への関係は場所や子宮内腔の変形等を合わせて考え、径や個数一つで手術を決めるものではありません。島根大学医学部附属病院:筋腫の種類と治療
筋腫だけが妊娠しにくい原因とは限らず、排卵や卵管・精子等も必要に応じて評価します。手術が妊娠にどう関わるかは、筋腫と不妊の関係、事前の質問は妊娠前の手術判断の確認点も参考にしてください。
妊娠中は、筋腫と症状の経過を産科で確認します
筋腫は妊娠時の超音波等で見つかる場合もあります。検査で分かっている場所や大きさ、これまでの痛み・出血、薬や手術等を分かる範囲で共有し、何を・いつ確認するかを聞いてください。
筋腫は、流産・早産、出血、胎位等による分娩方法への影響と関係する場合があります。ただし、これらが全員に起こるわけではありません。病名だけから個人の確率を決めず、本人の状態に合う見通しを確認します。Leeds Teaching Hospitals:筋腫と妊娠・分娩の説明
痛みや出血を、筋腫のせいと決めつけません
妊娠中の腹痛や出血には、筋腫以外の原因もあります。症状が出た時期と強さ、出血量や体調の変化等を伝え、診療先に対応を確認してください。
強い痛み、多量の出血、ふらつき等の悪化があれば、次の健診を待たず急いで診療につなぎます。自己判断で以前の鎮痛薬や残り薬を追加せず、妊娠中に使える薬と受診の必要性を確認してください。NHS:妊娠中の出血と早急な診療
手術歴と、分娩方法を個別に相談します
筋腫があるだけで全員が同じ分娩方法になるものではありません。筋腫の位置や経過、赤ちゃんの向き等を確認して計画を考えます。
筋腫核出術を受けたことがある場合は、筋腫が現在見えるかだけでなく、子宮にどのような手術をしたかが重要です。島根大学は、筋層深く・多数を核出した場合等には子宮破裂への注意が必要となることを説明しています。手術記録や術者の説明を共有し、妊娠中の注意と分娩の方針を聞いてください。
費用と受診の準備
妊娠中の受診で予定する診察・検査と自己負担は、内容と条件を診療先へ確認します。以下は病気への検査・治療に関する一般的な確認です。
治療の保険適用と自己負担は、病名・治療内容・適用条件によって異なります。高額療養費も診療月・年齢・所得区分等で上限が変わり、先進医療の技術料など保険外の費用は対象になりません。
治療施設には保険・自費の内訳を、加入先の健康保険には自分の上限と申請方法を確認してください。協会けんぽ:高額療養費の対象・診療月別の上限
出典と確認日
2026年10月30日に島根大学、NHSの筋腫説明(2026年3月)・妊娠出血と、Leedsの妊娠に関する採用節を確認しました。すべての妊娠リスクを診断したり、個人の予後や分娩方法を保証したりする記事ではありません。個別の医学監修は行っていません。
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免責事項
この記事は医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療の代わりとなるものではありません。個々の症状や状況に応じた判断は、必ず担当の医師にご相談ください。また、治療効果には個人差があります。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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