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子宮内膜症の診断|症状・超音波・MRIと腹腔鏡の役割

2026/4/11

更新:2026/10/27

生理痛が生活に支障を与える、月経に関連して排便や性交の痛みがある、骨盤の痛みが続くなどの場合は、子宮内膜症について婦人科で相談してください。症状と診察、画像検査などを組み合わせて評価します。一般不妊検査の一式や、一つの採血の数値だけで診断するものではありません。

検査の役割と限界

確認・検査分かることと注意点
症状の経過と診察痛みの場所、月経との関係、生活への影響を確認。診察が正常でも否定はできない
超音波・MRI卵巣の内膜症性嚢胞や深い病変などを調べる。すべての病変が見えるとは限らない
採血ほかの評価に使う場合もあるが、CA125やAMHだけで内膜症の有無を決めない
腹腔鏡など必要に応じて直接の観察や組織の確認を検討。すべての人に最初から必須ではない

痛みを具体的に伝えることが、評価の出発点です

痛みが起こる日、場所、強さ、月経や排便・排尿・性交との関係、鎮痛薬の使用と効き方を伝えます。仕事や学校を休む、眠れないなど、生活への影響も大切な情報です。記録は説明の助けになりますが、記録だけで診断できるアプリという意味ではありません。

内膜症以外の病気が関係することもあるため、痛みをすべて内膜症と決めつけず評価します。急な強い痛みや失神など切迫した状態は、通常の検査日を待たず医療へ連絡してください。

画像が正常でも、症状が続く場合は相談を続けます

ESHREの2022年指針は、超音波やMRIを診断の評価に使う一方、陰性の画像所見でも、特に表在性の腹膜病変などは否定できないと説明しています。NICEも、診察や超音波が正常でも内膜症を除外せず、症状に応じた紹介や追加確認を検討するよう案内しています。

ESHRE:子宮内膜症の診療指針、NICE:子宮内膜症の診断と紹介

深い病変や卵巣の嚢胞が疑われる場合は、専門的な画像評価などが検討されます。痛みが続くのに画像で異常がない場合も、自己判断で「病気はないから我慢」とせず、次の方針を確認してください。

CA125やAMHを、診断の代わりにしません

NICEは、血清CA125を内膜症の診断に用いないよう示しています。ESHREも、血液などのバイオマーカーによる診断を推奨していません。値が高い・低いだけで、内膜症やがんの有無を自己判定しないでください。

AMHは、卵巣予備能などを考える別の情報であり、「一般的な正常範囲なら内膜症なし」という検査ではありません。何のための採血か、結果をどう判断に使うかを確認しましょう。

腹腔鏡は、目的と負担を話し合って検討します

画像で明らかでなくても症状が続く場合や、試みた治療が適切でない・十分な効果がない場合などには、腹腔鏡による確認が検討されます。病変を観察し、必要に応じて組織を採り、治療を同時に行うこともあります。手術や麻酔の負担を伴うため、全員に一律に行うものではありません。

症状への治療を先に行うか、画像や腹腔鏡でさらに確認するかは、痛み、病変が疑われる場所、妊娠希望、これまでの治療などを踏まえて相談します。妊娠を希望している場合は、治療を決める前に必ず伝えてください。

出典と確認日

2026年10月27日に、ESHRE子宮内膜症指針2022の診断の該当部分と、NICE NG73(2024年11月11日更新)の診断・紹介の採用部分を確認しました。海外の紹介体制や検査日程を日本の一律の手順にしていません。本記事の個別の医師監修はありません。

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EggLink編集部

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公開:2026/4/11更新:2026/10/27