外陰炎は、腟の入口の周りにある外陰部に炎症が起きた状態です。かゆみ、赤み、腫れ、ヒリつきや痛みなどがみられます。感染だけでなく、刺激や皮膚の病気などでも似た症状が起こるため、原因を調べて治療を選びます。
症状があるときに確認したいこと
| 確認すること | 医療者へ伝える内容 |
|---|---|
| 症状の場所と変化 | 外側の皮膚か、腟の中の違和感か。かゆみ・痛み・赤みなど |
| おりものやほかの症状 | 普段との違い、出血、排尿時痛、発熱・下腹部痛の有無 |
| 使った製品・薬 | 洗浄剤、クリーム、市販薬、処方薬と使った期間 |
| 妊娠・持病・治療歴 | 妊娠・授乳、糖尿病、抗菌薬や免疫を抑える治療など |
初めての症状、強い・長引く・繰り返す症状は受診して確認します。発熱・悪寒や下腹部痛を伴う場合は早めに連絡・受診し、強い症状や悪化時は急いで対応してください。二週間や数か月、生活改善だけで待つ目安は設けません。NHS:腟・周囲の炎症症状と受診
カンジダと、それ以外の原因を区別します
カンジダは真菌による感染で、かゆみや痛み、おりものの変化を起こすことがあります。一方、洗浄剤などによる刺激や接触皮膚炎、ほかの皮膚の病気、ホルモン変化に伴う乾燥なども考えます。すべてが性感染症というわけではなく、見た目だけでカンジダと決めつけません。
初めてカンジダと思う症状が出たときや、以前の治療が効かないときは、病名と薬の使い方を確認します。妊娠・授乳中や持病・服薬がある場合も先に伝えます。NHS:カンジダの症状と医療者への相談
診察で原因を調べ、必要な検査を選びます
症状や皮膚の状態を確認し、必要に応じて感染の検査などを行います。治療しても改善しない、皮膚の変化が続く、診断がはっきりしない場合には、皮膚の一部を採る生検や専門医での評価を検討することもあります。全員に同じ採血・超音波・MRIを行う意味ではありません。
検査の理由や痛みへの対応、結果をいつ聞くかを確認してください。外陰部の診察が不安な場合も伝えられます。RCOG:皮膚の診察・検査・治療後の再評価
原因によって使う薬が違います
カンジダには抗真菌薬を、皮膚の炎症には診断に応じた薬を使うなど、治療は原因によって異なります。ステロイドやホルモン薬、抗菌薬を全員に使うということではありません。塗る場所・量・期間を説明してもらい、以前の残薬を別の症状へ転用しないでください。
薬とあわせて刺激を減らすケアを相談します。改善しないときの連絡先と再診日も確認し、自分で薬を追加・変更して長く様子をみないようにします。費用は診察や実際の検査・薬に応じて施設へ確認してください。
出典と確認日
2026年10月27日にNHSの症状・診断・治療の採用節と、保存したRCOGの皮膚症状・検査・治療の採用節を確認しました。薬の具体的処方や国内一律の料金・通院日程を示した記事ではありません。本記事の個別の医師監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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