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橋本病・バセドウ病の違い|女性の甲状腺症状・検査と妊娠前の相談

2026/4/19

更新:2026/10/29

疲れやすさ、動悸、体重や月経の変化が続く場合には、甲状腺の病気が関係することもあります。橋本病とバセドウ病はどちらも甲状腺に関わる自己免疫疾患ですが、ホルモンの状態や治療は同じではありません。症状だけで決めず、内科・内分泌内科などで相談します。

病名と、現在のホルモンの働きを区別します

病気・状態押さえておきたいこと
橋本病慢性的な甲状腺の炎症。機能低下が起こる場合があるが、病名だけで現在の機能は決まらない
バセドウ病自己抗体が甲状腺を刺激し、ホルモンが過剰につくられる病気
機能低下の症状疲れ、寒がり、便秘、皮膚の乾燥、月経不順などが手掛かりになる
機能亢進の症状動悸、体重減少、汗、手の震えなどが手掛かりになる

これらの症状は他の病気でも起こります。橋本病でも一時的にホルモンが増える場合があり、体調や病名だけで薬を選べるわけではありません。国立成育医療研究センター:橋本病の説明/国立健康危機管理研究機構:バセドウ病

血液検査と診察で、原因と程度を確認します

TSHやFT4などの血液検査で甲状腺機能を調べ、必要に応じて自己抗体や超音波などを確認します。首の腫れ、眼の症状、家族の甲状腺疾患、妊娠・出産の時期、過去の治療、薬やサプリの使用も伝えてください。

同じ疲れや月経不順でも、原因によって対応は異なります。検査値は検査施設の基準と本人の経過を合わせて評価します。症状が軽くても続く、普段と違うと感じる場合は、体質や更年期だけと決めつけず相談しましょう。NHS:甲状腺機能低下症の症状と検査

ホルモンを補う治療と、過剰な産生を抑える治療

機能低下症では、不足する甲状腺ホルモンを補う薬などを用います。バセドウ病では抗甲状腺薬のほか、状態や希望に応じて放射性ヨウ素治療、手術などを検討します。選択肢の利益とリスク、妊娠希望への影響を聞いてください。

定期的な検査で薬を調整することがあり、症状が軽くなったことだけで自己中止はしません。ただし、抗甲状腺薬を服用中に発熱・喉の痛みなどが出た場合は、無顆粒球症など重い副作用の可能性があります。国内の案内は服用を中止し、すぐ医療機関を受診するよう示しています。処方時の緊急時の指示を確認してください。

妊娠前から、担当医同士の連携を相談します

妊娠を希望する・妊娠の可能性がある場合は、甲状腺の担当医と婦人科へ早めに伝えます。妊娠前後は検査や薬の種類・量を見直す場合があります。薬ごとに注意内容が異なり、すべての甲状腺薬を妊娠したらやめるという意味ではありません。

放射性ヨウ素治療を予定している場合も、妊娠・授乳の可能性と今後の計画を必ず伝え、必要な避妊や妊娠再開の条件を個別に確認します。治療を受けた別の人の日程を、そのまま流用しないでください。

食事・サプリ、産後の体調も相談します

ヨウ素を含むサプリやうがい薬、造影検査などについても、使用・実施を担当医へ伝えます。甲状腺の病気に良いと思ってサプリを追加したり、逆に自己判断で食品を広く制限したりせず、本人に必要な注意を確認しましょう。

産後には甲状腺機能が変動する場合もあります。疲労や動悸、気分の変化が強いときは、出産後の負担だけと決めず相談してください。治療中の方は、産後の検査と薬の見直し予定も確認しておくと安心です。

参考資料と確認日

2026年10月29日に採用した節を確認しました。成育医療研究センターの旧指針による一律のTSH目標・服用条件は、本記事の個人向け基準として転用していません。本記事の個別の医師監修は行っていません。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/29