デリケートゾーンを清潔にしようと、強く洗ったり消臭剤を重ねたりすると、刺激が増える場合があります。外陰部は腟の入口の周囲にある外側の部分で、腟の中とは分けてケアします。かゆみ・痛み・ただれなどがあるときは、ケア用品を増やす前に原因を相談してください。
ケアを始める前に、部位と症状を確認します
| 確認すること | 対応 |
|---|---|
| 外側の皮膚を洗う | やさしく洗い、こすらず乾かす。洗いすぎや刺激を避ける |
| 腟の中を洗いたい | 日常ケアとして腟内洗浄をしない |
| 保湿剤や化粧品を使う | 使える部位と注意事項を確認。腟内へ自己判断で転用しない |
| かゆみ・痛み、おりものなどの変化がある | 洗い方だけで解決しようとせず、医療者へ相談する |
外側はやさしく、香料や摩擦による負担を減らします
NHSは、腟の周囲を水で洗って乾かし、腟内洗浄や香りのある衛生用品を避けるよう案内しています。外側を強くこすらず洗い、やわらかいタオルで押さえるように水分を取ります。スクラブや消臭剤、香りの強い製品も、刺激の原因になることがあります。NHS:腟周囲の洗浄と避けたいケア
洗っても気になるにおいやおりものの変化がある場合は、何度も洗って消そうとしないでください。初めての症状、いつもと違う症状、改善しない症状では、婦人科などへ相談します。
保湿は、自分の皮膚と使用部位に合う方法を選びます
RCOGは、本人に合う保湿剤で皮膚を保護することや、刺激物を避けることを案内しています。外側の皮膚用の製品を腟内へ使えるとは限りません。製品の使用部位・量・回数と注意事項を確認し、症状がある場合は医師や薬剤師に相談してください。
「天然」「無添加」「専用」といった言葉だけで刺激がないとは判断しません。新しく使った化粧品で赤みやヒリつきが出た場合は使用をやめて相談し、製品名を伝えます。処方された薬は化粧品と同じ扱いにせず、使い方や変更を処方元へ確認します。RCOG:刺激を避けるケアと保湿
蒸れやこすれを減らし、気になる変化を伝えます
きつい衣服でこすれる・蒸れる場合は、ゆとりのある衣服や下着を選びます。洗浄剤、洗濯用品、シート、クリームなど、症状の前後で使い始めたものを振り返り、相談時に伝えてください。症状を不潔さのせいと決めて、洗浄や消臭を強めないことが大切です。
ケアと、症状の診断・治療を区別します
カンジダや皮膚炎など、日常ケアだけでは治療の代わりにならない原因もあります。症状の見た目だけで市販薬を選び続けず、初めて・繰り返す・治療しても改善しない場合は医療者へ相談してください。妊娠・授乳中や持病がある場合も伝えます。NHS:カンジダが疑われる場合の相談
発熱・悪寒や下腹部痛を伴うとき、強い症状や悪化があるときは、ケアだけで待たず早く連絡・受診します。診察ではどこにどんな症状があるかを伝え、必要な評価と対処を相談してください。
出典と確認日
2026年10月27日にNHSの採用節と、保存したRCOGの外陰部のケア・保湿の採用節を確認しました。特定の製品の効果・安全性を保証する記事ではなく、本記事の個別の医師監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。