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不妊の原因と検査|男女双方の評価、原因不明と言われたときの相談

2026/4/12

更新:2026/10/30

妊娠しにくい原因は、女性・男性のどちらにも、双方にもある場合があります。排卵や卵管・子宮の状態、精子を作る・運ぶ機能、性交や射精の困りごと等を合わせて評価します。一方だけの責任や努力の問題と決めるものではありません。

検査をしても明らかな原因を特定できない場合があります。分かることと検査の限界を聞き、年齢、妊娠を試みた経過、病歴と希望を踏まえて次の対応を相談してください。横浜市立大学附属市民総合医療センター:不妊の原因と評価

原因は、妊娠までの過程から確認します

確認すること意味・次に相談すること
排卵に関する要因月経歴や必要な検査から、排卵の状態と原因を評価する
卵管・骨盤内の要因閉塞・癒着や子宮内膜症等について、病歴と必要な検査を合わせる
子宮に関する要因筋腫・ポリープ・形の変化等を確認し、妊娠への関係を個別に考える
精子・射精等に関する要因精液検査と病歴等から、作る機能・通り道や性機能の評価を進める
基本検査で原因が特定できない検査の範囲と限界を聞き、経過・希望に合う治療や再評価を相談する

双方の評価を、できるだけ並行して進めます

妊娠に精子を提供するパートナーがいる場合は、その方の病歴や精液検査等も初期から並行して確認します。女性の検査・治療をすべて終えてから男性を調べる、と一律に順番を固定しません。

精液検査では、量・精子の数や運動等を調べます。採取条件や体調によって変動するため、結果に応じて再検査や泌尿器科等での評価を相談します。一つの数値だけで妊娠できる・できないと確定するものではありません。

検査は、病歴と目的に応じて選びます

月経と妊娠・出産の経過、手術や感染症、持病、使用中の薬、性交や射精の困りごと、これまでの検査等を伝えます。超音波、必要なホルモン検査や卵管の通り等の評価を、状況に合わせて進めます。

全員に同じ日に同じ検査一式を行うわけではありません。検査ごとに「何を調べるか」「結果で方針が変わるか」「時期や使っている薬に注意があるか」を聞いてください。初診まで基礎体温表や数周期の記録をそろえる必要はありません。

AMH等の卵巣予備能検査は、主に卵子の数量や卵巣刺激への反応を考える材料です。卵子の質や自然妊娠の可否を正確に判定するものではなく、一律の正常範囲だけで原因や治療を決めません。ASRM:不妊の初期評価・排卵と卵巣予備能の評価(2026年)

1年・半年の目安より、早く相談する場合があります

国内の一般的な不妊症の説明では、避妊せず妊娠を望んで1年妊娠しない状態を目安とします。ただし、全員がその期間まで受診を待つ意味ではありません。

ASRMは、原因の見当がつかない場合でも、女性が35歳以上なら妊娠に至らない6か月で評価を始め、40歳を超える場合はさらに早い評価を考えるとしています。

月経の異常、子宮・卵管の病気や男性側の問題が疑われる場合等は、期間を待たず相談します。これは米国の評価目安で、日本の保険条件そのものではありません。

原因不明でも、気のせい・努力不足とは判断しません

基本検査で明らかな要因が見つからないことと、妊娠の過程に問題がまったくないことは同じではありません。追加検査を何でも増やす前に、その検査の目的と限界、負担、治療方針への影響を確認してください。

原因に対する治療、タイミングの相談、人工授精、体外受精等の選択は、年齢・経過・検査結果と希望により異なります。全員が同じ回数ずつ進む、原因不明なら必ず自然妊娠できる、と保証するものではありません。

診療で確認すること

  • 双方で分かっている要因と、まだ分からないことは何か
  • 必要な検査・再評価と、その結果が治療にどう関わるか
  • 治療の目的、期待できる範囲と負担、見直す時期はいつか
  • 薬・持病への対応や仕事、気持ちの負担をどこへ相談できるか

費用は、検査・治療の内訳を確認します

保険・自費の扱いは、検査の目的や治療内容、適用条件で異なります。AMH等を含む一式が全員同額・すべて保険になるとは限りません。診療先に予定する検査と自己負担、追加費用、結果説明と次の受診を確認してください。

出典と確認日

2026年10月30日に横浜市立大学の原因説明と、ASRMの2026年不妊評価の初期評価・排卵・卵巣予備能の採用節を確認しました。施設固有の検査セットを全員の必須検査にはしていません。個別の医学監修や本人の診断を行った記事ではありません。

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免責事項

この記事は医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療の代わりとなるものではありません。個々の症状や状況に応じた判断は、必ず担当の医師にご相談ください。また、治療効果には個人差があります。

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公開:2026/4/12更新:2026/10/30