EggLink編集部|確認・公開:2026年9月24日
郵送の精液検査を選ぶときは、価格より先に「自分が知りたい項目が含まれるか」を確かめましょう。プレグナクトを検討している方向けに、購入前の確認をまとめます。
まず、知りたいことを一つ書く
「自宅で検査を始めたい」「動いている精子の割合を知りたい」「妊娠しない理由を調べたい」では、必要なサービスが異なります。商品名に精液検査と書いてあっても、すべてを同じ範囲で調べられるわけではありません。
知りたいこと | プレグナクトでの扱い |
|---|---|
精液量・精子濃度・総精子数・正常形態率 | 検査対象の4項目 |
運動率・生存率・pH | 郵送のため検査対象外 |
感染症の有無 | この精液検査キットの対象外 |
妊娠できるか・不妊の原因 | この検査だけでは判定できない |
「検査なし」と「問題なし」を区別する
結果票に書かれていない項目は、問題がないという意味ではありません。たとえば運動率を測っていない結果から、精子の動きが良いと判断することはできません。受診時には検査項目の名称も見せると、まだ調べていないことを確認しやすくなります。
正常形態率と運動率も違う項目です。形態の情報があることを、動きまで測定済みだと読み替えないようにしましょう。数値をまとめた「総合点」や将来の妊娠確率に独自換算することも避けます。
医療機関での相談を先にしたい場合
痛みや腫れなどの症状がある、すでに異常値を指摘されている、治療の相談をしたい場合は、キット購入だけで済ませず医療機関へ相談してください。男性不妊を扱う泌尿器科や生殖医療の施設では、検査に加えて診察を受ける選択肢があります。
予約時の質問例は「郵送検査を受けました。項目はこの4つです。結果を持参して相談できますか」です。持参結果を使えるか、追加検査が必要かは受診先が判断します。
購入前の最終確認
- 今回知りたい項目が、4項目の中にある。
- 運動率の測定や医師の診察を、この商品に含まれると考えていない。
- 症状や治療の希望がある場合の相談先を考えている。
- 採取・返送は届いたキットの最新の説明書に従う。
4項目を自宅から確認する方法が目的に合う方は、プレグナクトの商品内容と現在の料金をご覧ください。
形態評価には郵送検査としての制約がある
メーカーは、輸送中に精子の形態が変わることがあるため、プレグナクトの形態評価を「予測正常形態率」として報告すると説明しています。医療機関の検査と同一の方法・結果を保証するものではなく、詳しい評価は医療機関で受ける必要があります。4項目という数だけで比較せず、項目の意味と限界も確認してください。OES:形態評価の説明
4項目は何を表している?
| 項目 | 見る対象 | 読み違えやすいこと |
|---|---|---|
| 精液量 | 採取された精液の量 | 多ければ妊娠しやすい、と単独で判断しない |
| 精子濃度 | 一定量の精液に含まれる精子の数 | 精液全体の精子数とは区別する |
| 総精子数 | 精液全体に含まれる精子の数 | 濃度の数値と同じ単位で比較しない |
| 正常形態率 | 形態の基準に沿って評価された割合 | 運動率や妊娠確率のことではない |
名称の似た項目も、見ている対象が異なります。「精子数」という一語だけの説明を読むときは、濃度なのか総精子数なのかを確認してください。定義はメーカーのサービス詳細も参照できます。
「正常形態率」と「運動率」は別の項目
正常形態率は形態の評価で、精子がどの程度動いているかを表す項目ではありません。このキットで運動率の結果が表示されないことを、運動率ゼロと読むこともできません。運動率を含む検査を希望する場合は、その項目に対応する検査や医療機関を選びます。
感染症、ホルモン、診察で確認する身体の状態も、この4項目の結果に置き換えることはできません。「男性向けの検査」という名称だけでブライダルチェック全体を済ませられるとは考えず、必要な範囲を分けてください。
報告書を読む順番
- 自分の検査日と検査項目を確かめる。
- 各項目の単位と、報告書に載る基準・注記を読む。
- 未測定の項目を、問題なしの項目と分ける。
- 気になる数値を含め、報告書全体を保存する。
- 相談したいことを一つか二つ書き出す。
他サイトに掲載された基準値を、単位や検査方法を確認せず当てはめないようにします。結果の値だけで妊娠可能・不可能と決めることはできません。個別の解釈は医療機関で確認します。
検査範囲が自分の希望に合っているか
「まず4項目を数値で知りたい」なら、この検査の内容と一致します。「動きを知りたい」「症状の原因を調べたい」「治療方針を決めたい」なら、別の検査や診察まで含めた方法を検討します。購入前に知りたい項目を確認するほうが、結果を見てから検査を買い足すより目的に合った選択をしやすくなります。
参照情報とこの記事の位置づけ
検査・施設の事実は以下の案内を参照しています。記入欄や質問例は、比較・相談をしやすくするために編集部が作成したものです。個別の診断や治療の判断は医療機関で確認してください。
あわせて読む
自宅から精液検査を受ける方法もあります
通院の前に精液量・精子濃度・総精子数・正常形態率の4項目を確認したい方へ。
プレグナクトは自宅で採取し、郵送してWebで結果を確認するキットです。運動率の検査や診察を希望する方は、医療機関での検査を選んでください。

妊娠の可否や不妊を判定する検査ではありません。感染症検査は含みません。症状や異常値がある場合は受診を優先してください。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。