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PMS(月経前症候群)セルフチェック27項目|重症度判定と受診目安

2026/5/14

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【この記事のポイント】

  • PMSは月経前3〜10日に現れ、月経開始で軽快する症状。チェックリストで自己評価可能
  • 身体・精神・行動の27項目で重症度を判定し、軽度・中度・重度に分類
  • 重度(または日常生活に深刻支障)の場合は婦人科を受診し、PMDDの評価を受けることを推奨

「これってPMSなのかな?」「他の人と比べて症状が重いのか分からない」——PMSは医学的に定義された症状群ですが、自己判断が難しいものです。本記事では27項目のチェックリストで重症度を判定する方法を提供します。


PMSチェックリストの使い方

直近2〜3周期の月経前3〜10日間を振り返り、以下27項目で「あった」「なかった」を記録します。複数項目に該当し、月経開始後に症状が自然軽快している場合、PMSの可能性が高まります。


身体症状チェック(10項目)

過去2〜3周期の月経前に以下があったか:

  • 下腹部痛・腰痛
  • 乳房の張りや痛み
  • 頭痛・偏頭痛
  • めまい
  • むくみ(顔・脚・手)
  • 体重増加(1〜3kg)
  • 便秘または下痢
  • 食欲増加(特に甘いものや塩辛いもの)
  • 肌荒れ・ニキビ
  • 倦怠感・疲労感

精神症状チェック(10項目)

過去2〜3周期の月経前に以下があったか:

  • イライラする
  • 怒りっぽくなる
  • 涙もろくなる
  • 抑うつ気分・悲しさ
  • 不安・緊張感
  • 集中力の低下
  • 判断力の低下
  • 物事に興味を持てない
  • 孤独感
  • 自己否定感

行動症状チェック(7項目)

過去2〜3周期の月経前に以下があったか:

  • 普段気にならないことが気になる
  • パートナーや家族との衝突が増える
  • 衝動買いや過食
  • 仕事や勉強でミスが増える
  • 人と会いたくなくなる
  • 睡眠の質が悪い
  • 自分でも「いつもと違う」と感じる

重症度判定

該当項目を数えてください。

該当数

重症度

対応

0〜4個

軽度

生活改善で対処、症状日誌で経過観察

5〜10個

中度

生活改善+漢方検討、婦人科で相談検討

11〜16個

やや重度

婦人科受診、ピル/漢方治療を検討

17〜22個

重度

婦人科受診、低用量ピルやSSRI検討

23〜27個

極重度

PMDDの可能性、専門医受診

重要な追加判定軸

該当数に加え、以下が当てはまる場合は重症度を1段階上げて評価:
仕事や学校を休んだことがある家族関係や友人関係に深刻な影響が出ている自殺念慮や自傷衝動がある月経前のたびに激しい怒りや絶望感がある

PMDDの可能性

特に精神症状が極めて強く、抑うつ気分・絶望感・対人関係の深刻な悪化がある場合、PMDD(月経前不快気分障害)の可能性があります。PMDDは:

  • 全女性の約3〜8%
  • 月経前1〜2週間に強い精神症状
  • 月経開始で症状軽快
  • うつ病とは異なるが、しばしば誤診される

PMDDが疑われる場合、婦人科+精神科の連携治療が望ましいです。


症状日誌で精度を上げる

セルフチェックは過去の記憶に頼るため、記憶バイアスがかかります。3ヶ月以上の症状日誌で記録すると、パターンがより正確に把握できます。

日誌に記録すべき項目

  • 日付
  • 月経の有無
  • 各症状の有無と強度(0〜10)
  • 食事・運動・睡眠
  • ストレス要因

スマートフォンアプリ(ルナルナ等)でも記録可能です。


受診の目安

以下のいずれかに該当したら婦人科を受診してください。

  • セルフチェックで11個以上該当
  • 月経前のたびに仕事・学校を休む
  • パートナーや家族との関係が悪化している
  • 自分の感情をコントロールできず辛い
  • 自殺念慮や自傷衝動がある
  • 生活改善を3ヶ月以上試したが改善しない

婦人科受診時の準備

持参するもの

  • 症状日誌(3ヶ月分が理想)
  • 月経周期記録
  • 服用中の薬・サプリ一覧
  • これまでに試した対処法

医師に伝えること

  • 症状の出現時期(月経の何日前から)
  • 最も困っている症状
  • 仕事・家族関係への影響
  • 希望する治療法(ピル/漢方/SSRI等)

治療の選択肢(簡易ガイド)

詳細はPMSの症状記事を参照してください。

重症度

推奨治療

軽度

生活改善・運動・サプリ

中度

漢方薬(加味逍遙散・抑肝散等)

やや重度〜重度

低用量ピル(LEP)

PMDD

SSRI+低用量ピル併用、精神科連携


FAQ

Q1. 月経のない女性でもPMSになりますか?

A. 排卵・月経のないホルモン変動がなければPMSは起こりません。閉経後・妊娠中・授乳中はPMSがありません。

Q2. 男性のホルモン変動とは関連ありますか?

A. PMSは女性ホルモンの周期変動による症状群で、男性にはありません。男性更年期(LOH症候群)は別の現象です。

Q3. 思春期にもPMSは出る?

A. 月経が始まれば思春期でも出る可能性があります。学校生活への影響がある場合は婦人科受診を検討してください。

Q4. ピルを飲めば必ず改善する?

A. 多くの方で改善が報告されていますが個人差があります。ピルの種類・服用法を医師と調整することで改善することがあります。

Q5. 漢方は何ヶ月で効果が出る?

A. 一般的に2〜3ヶ月の継続服用で効果判定します。即効性は期待しにくく、根本的な体質改善のアプローチです。


まとめ

PMSはセルフチェックで重症度を判定でき、軽度〜重度に応じた対処が可能です。日常生活に支障が出ているなら、我慢せず婦人科で相談してください。3ヶ月分の症状日誌があれば、診察と治療選択がスムーズに進みます。


次のステップ

免責事項: 個別治療は医師にご相談ください。 監修: PLACEHOLDER(産婦人科専門医) 最終更新日: 2026-05-15 参考文献: 日本産科婦人科学会、こども家庭庁プレコンセプションケア

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/5/14