プラノバールを飲み終えても出血がない場合は、最後に飲んだ日と処方された目的を確認し、処方元へ次の対応を相談してください。「14日までは問題ない」と一律に待つことは勧められません。特に、不妊治療の日程が決まっている、妊娠の可能性がある、痛みや体調不良がある場合は、その事情を伝えて確認しましょう。
出血を起こそうとして、残った薬を追加で飲む、別のホルモン剤を使う、次の治療の薬を自分で始めることは避けてください。
薬を使う目的によって、確認する予定が異なる
プラノバールは、ノルゲストレルとエチニルエストラジオールを含む配合薬です。月経周期の異常などへの治療のほか、生殖補助医療で卵巣刺激を始める時期の調整にも使われます。別の人の処方日数や「飲み終わった何日後」という経験を、そのまま自分へ当てはめないでください。
ホルモン剤の終了に伴う出血は消退出血と呼ばれますが、出血がない理由や、少量の出血が何を意味するかは、見た目だけでは分かりません。妊娠の可能性、もともとの月経や子宮内膜の状態、飲めた日数などを、必要な診察と合わせて確認します。「体がホルモンを出すまで待てばよい」と原因を決めないことが大切です。
処方元へ、最終服用日と出血・症状を伝える
| 伝えること | 確認する内容 |
|---|---|
| 処方の内容 | 何のために、何日から何日まで飲む指示だったか。次の受診・採血・治療開始の予定。 |
| 実際の服用 | 最後に飲んだ日、飲み忘れ・嘔吐などの有無、ほかの薬やサプリ。 |
| 出血と症状 | 出血が全くないか、少量でもあったか。腹痛、めまい、吐き気なども伝える。 |
| 妊娠の可能性 | 月経、性交、不妊治療やhCG注射の時期、妊娠検査薬を使った日と結果。 |
| 決めること | いつ受診・検査するか、次の薬をどうするか。予定より早く連絡すべき変化。 |
医師から「この日まで出血がなければ連絡」などの指示があれば、それに従ってください。指示が分からない場合も、14日目まで待つ必要があると考えず問い合わせて構いません。次の治療がある場合は、出血がないまま予定日を過ぎないよう相談しましょう。
妊娠検査は製品の時期を守り、陰性だけで相談を終えない
妊娠の可能性がある場合は、処方元へ伝え、使う妊娠検査薬の説明書にある時期を確認してください。例えばチェックワンSの案内では、生理予定日が分からない場合、性交から3週間以上経って検査するよう説明しています。全製品・すべての治療日程で同じという意味ではありません。
早すぎる検査では、妊娠していても陰性になる場合があります。hCGの注射も判定に影響することがあるため、不妊治療中は施設が指定した判定日を優先し、結果を伝えて次の対応を確認してください。陰性なら必ず14日まで待てる、陽性なら薬の影響ではない、と決めないでください。
電子添文では、妊娠中または妊娠している可能性のある女性へは投与しないとしています。陽性・妊娠の可能性がある場合は、自己判断で飲み直さず、処方元へ速やかに連絡してください。
少量・茶色の出血で、着床や妊娠を判定しない
色、量、何日続いたかだけで、消退出血・着床に伴う出血・ほかの出血を見分けることはできません。少量出血があったことを妊娠していない証拠にせず、妊娠の可能性や症状に応じて確認しましょう。
強い下腹部痛、片側や肩の痛み、大量出血、めまい・失神などでは、妊娠検査や予定の受診日を待たず診察を求めてください。動けない、意識や呼吸に異常がある場合は119へ連絡します。
突然の息切れ・胸痛や脚の腫れは、血栓症の対応が必要
プラノバールには血栓症の注意があります。使用中に、脚の急な痛み・腫れ、突然の息切れ・胸痛、激しい頭痛、手足の脱力・まひ、しゃべりにくさ、急な視力の異常があれば、服用を中止し、すぐに救急医療機関を受診してください。緊急時は119へ連絡し、プラノバールの使用を伝えます。
血栓症が疑われる症状や、脱水・体を動かせない状態などでは、軽度でも直ちに服用を中止して医師等へ相談するよう添付文書に記載されています。出血を待つために症状を我慢しないでください。
確認した資料
2026年10月24日に確認。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。