妊活を始めるときに、検査を一度にすべて受ける必要はありません。まず妊娠を希望する時期を話し、持病・薬・月経・予防接種などの健康確認と、必要な受診を整理します。女性だけで準備を進めるのではなく、男性も自分の健康と検査について一緒に考えることが大切です。
最初に二人で決めるのは、予定と相談の目安です
「今から希望する」「半年後から考える」など、おおまかな希望を共有します。そのうえで、検査に使える費用、通院しやすい曜日、結果をどのように共有したいかを話します。
考えがまだ違っていても、どちらかを急がせるために検査を使う必要はありません。妊娠を希望するか迷っている段階でも、健康状態や選択肢の相談はできます。
プレコンセプションケアは、妊娠前の健康を整える取り組みです
検査パッケージの商品名ではなく、将来の妊娠も視野に入れて生活や健康を考える取り組みです。国立成育医療研究センターは、男女に向けたチェックリストを公開しています。国立成育医療研究センター:プレコンノート
| 確認すること | 今できる行動 |
|---|---|
| 持病・服薬 | 薬の名前をまとめ、処方した医師に妊娠の希望を伝える |
| 月経・婦人科の症状 | 周期や痛み、出血を記録し、気になる症状を相談する |
| 予防接種・感染症 | 母子手帳や接種記録を探し、必要な確認を医療者に相談する |
| 生活習慣 | 喫煙・飲酒・食事・睡眠など、変えられることを二人で選ぶ |
| 男性側の健康 | 精巣の病気・手術歴や服薬、妊娠に関する不安を相談する |
薬やサプリメントは、自分で中止・増量せずに確認します。体重や生活習慣についても、短期間の極端な方法より、続けられる変化を考えましょう。
葉酸は、妊娠が分かる前から確認します
妊娠を計画している女性には、通常の食事に加えて、サプリメントなどから葉酸を1日400µgとることが勧められています。複数の商品を重ねてとっている場合は、表示の合計を確認します。持病や服薬がある場合、必要量について医師へ相談してください。国立成育医療研究センター:妊娠前の健康管理と葉酸
一方、サプリメントを飲めば妊娠できる、検査を受ければ妊娠が保証される、ということではありません。
検査は「知りたいこと」から選びます
AMHは卵巣内に残る卵子の数に関連する指標で、自然妊娠できるかを判定する検査ではありません。精液検査は男性側の評価に使われますが、それだけでカップルの妊娠のしやすさを決めることはできません。ブライダルチェックも施設ごとに項目が違います。ASRM:卵巣予備能検査の解釈(2020)
「何となく全部」ではなく、医師に相談したいことを先に一つ書くと選びやすくなります。たとえば、月経が不規則、妊娠を希望して一定期間たった、男性側の精液の状態を知りたい、という違いで必要な対応が変わります。
受診を始める目安も、先に共有しておきます
一般的な不妊の評価の目安は、避妊をせず定期的に性交して、女性が35歳未満なら12か月、35歳以上なら6か月妊娠しない場合です。40歳を超える場合や、月経異常・既知の病気などがある場合は、より早い相談が勧められます。
これは、その期間まで相談してはいけないという意味ではありません。ASRM:不妊評価の開始時期(2026年)
自宅で精液検査を検討するなら、知りたい項目が含まれるかを確認してください。EggLinkの郵送検査は精液量・精子濃度・総精子数・正常形態率を対象とし、運動率は測定しません。運動率も含めた評価や診察が必要な場合は医療機関へ相談します。EggLink:精液検査の商品案内

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。