低用量ピルの値段は、薬代だけでなく、診察料・送料を含めた支払額で比べます。「1か月あたり」の表示が安くても、最初に半年分や1年分をまとめて支払うプランがあります。まず、初回に払う額と、その後に続ける条件を分けて見ましょう。
薬代・診察料・送料を、同じ期間でそろえる
比較するときは、同じ薬、同じ受取量、同じ診察回数の条件をそろえます。薬の選択や処方の可否は医師が判断するため、価格表から自分で薬を選んだり、今の薬を変更したりするものではありません。
- 薬代:何か月分・何シート分の価格か。
- 診察料:初診と再診の金額、無料になる条件は何か。
- 送料:1回いくらで、何回受け取るか。
- その他:検査や決済手数料、追加の診察が必要な場合の費用。
公式料金の例から、初回の支払額を計算する
クリニックフォアの自由診療では、マーベロン・ラベルフィーユ・ファボワール・アンジュ・トリキュラーについて、次の薬代が掲載されています。薬代に予約料・診察料1,650円と送料1回550円を足すと、初回の支払いは次の計算になります。
| 受け取り方 | 薬代 | 初回の支払例 |
|---|---|---|
| 2か月分 | 6,556円 | 8,756円 |
| 6か月まとめて定期 | 14,696円 | 16,896円 |
| 12か月まとめて定期 | 27,050円 | 29,250円 |
2026年10月25日確認、税込。いずれも診察1回・配送1回として編集部が計算した例です。追加検査・追加診察・決済方法による手数料などは含めていません。実際の請求額は受診先で確認してください。
これは1つの医療機関の掲載例で、全国の相場や最安値を示す表ではありません。同じ掲載価格でも、薬を自由に置き換えてよいという意味ではありません。
月あたりの金額と、一度に払う金額は別
上の12か月まとめて定期では、薬代の月あたり表示は2,255円ですが、初回に支払う例は29,250円です。月あたりの数字だけでは、その月の家計からいくら出るかは分かりません。
定期配送には、次回分が自動で決済・発送される条件があります。長期分を選ぶ前に、次回決済日、変更・停止の手続き、すでに受け取った分の扱いまで確認しましょう。
症状の治療を相談したい方は、保険診療の取扱いを確認する
月経困難症の治療薬として、LEPと呼ばれるピルの一部には保険適用があります。ただし、ピルならすべて保険で処方される、症状を伝えれば必ず保険になる、という意味ではありません。診断・治療目的・薬の適応・受診先の診療内容を確認します。
上の料金例は自由診療です。保険診療を希望する方の費用と、そのまま比較することはできません。生理痛など毎月の生活に支障がある場合は、薬の安さだけで決めず、症状と治療を医師へ相談してください。地域から婦人科・産婦人科を探せます。
「ジェネリックなら必ず半額」と決めつけない
自己負担を比べるときは、薬の名前と、診察料・送料まで含む見積もりで確かめます。このページの公式例では、5種類に同じ自由診療の薬代が掲載されています。全国一律に「後発品は先発品の何割」「この薬が最安」とは判断できません。
現在の薬を続けたい方は薬名と残りの量を伝え、取扱いと受取予定を相談します。費用を理由に自己判断で切り替えたり、服用方法を変えたりしないでください。
自由診療のオンライン処方を検討する方へ
通院の時間を取りにくく、通常の低用量ピルをオンラインで相談したい場合は、初回・継続時の総額、配送間隔、受診条件を比較できます。アフターピルや別の症状の診療とは分けて、希望する診療に対応する先を選びましょう。
オンラインピルの料金・配送・受診条件を比較する。保険診療や対面での診察・検査を希望する場合は、先に受診先へその内容を伝えてください。
参考情報
2026年10月25日確認。料金と契約条件は変更されるため、申込時の公式案内を優先してください。支払例は公式掲載料金を使った編集部の計算で、実際の請求書や医師による個別の見積もりではありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。