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妊娠性肝内胆汁うっ滞症(ICP)|かゆみの相談、血液検査と出産の計画

2026/4/19

更新:2026/10/30

妊娠中のかゆみには、皮膚の変化等さまざまな原因があります。一方で、妊娠に伴う肝臓の病気である妊娠性肝内胆汁うっ滞症(ICP)が関係することもあります。かゆみだけで診断するものではありません。

眠れないほど強い、手のひらや足の裏がかゆい、夜に悪化する場合等は、すぐに産科へ連絡して対応を確認してください。保湿等で様子をみ続けず、症状と妊娠週数を伝えます。NHS:妊娠中のかゆみと、早急に相談する症状

かゆみの経過と、検査で何を確認するかを聞きます

確認したいこと診療で相談すること
強いかゆみ、手のひら・足の裏、夜の悪化すぐ産科へ連絡し、症状と経過を伝える
ICPが疑われる皮膚等の診察、肝機能・胆汁酸の血液検査と、ほかの原因の確認を聞く
初回の検査後もかゆみが続く検査が一度正常でも再相談し、再検査の必要性を確認する
ICPと診断された検査の推移と本人・赤ちゃんの状態に合う治療・出産の計画を聞く
胎動が気になる、産後も症状が続く胎動の変化はすぐ産科へ、産後の症状や検査異常は再評価を相談する

発疹がないかゆみでも、皮膚と肝臓等を評価します

ICPでは胆汁酸が体内にたまり、発疹を伴わないかゆみが特徴となります。妊娠後半に多いものの、早い時期に起こる場合もあります。ただし、妊娠中にかゆい方の全員がICPになるわけではありません。

湿疹等が一緒に起きる場合もあるため、見た目や部位だけで原因を決めません。いつ始まり、どこがかゆいか、眠りや生活への影響、使っている薬や皮膚の変化を伝えてください。

肝機能だけでなく胆汁酸も確認し、必要なら再検査します

診断には肝機能と胆汁酸の血液検査等が使われます。SMFM:検査・症状への治療と分娩判断の要約 肝機能の検査が正常でも胆汁酸が高くなる場合や、かゆみが出てから検査値が変わる場合があります。

初回が正常でも症状が続くときは、再検査が必要かを聞いてください。症状が通常と異なる、早い時期から強い、産後も改善しない場合等には、ほかの肝臓の病気等も含む追加の確認が行われることがあります。RCOG:ICPの症状・血液検査と再評価

治療は、かゆみへの対処と妊娠の管理を分けて考えます

かゆみで眠れない、生活がつらい等の負担を診療先へ伝え、妊娠中に使える保湿剤や薬等を相談します。ゆったりした衣服等の工夫もありますが、工夫だけで病気への診療を置き換えません。

かゆみを減らす薬を使うことと、赤ちゃんのすべてのリスクを防ぐことは同じではありません。薬の目的、期待する効果と限界、検査・健診の予定を確認し、自己判断で薬を選んだり増減したりしないでください。

赤ちゃんの状態と胆汁酸の推移等から、出産を相談します

ICPでは早産の可能性が高まることがあり、重い場合には死産のリスクにも注意が必要です。病名だけから個人の確率を決めず、胆汁酸の程度やほかの合併症、本人と赤ちゃんの状態を合わせて医師と見通しを確認します。

出産の時期と方法は、検査やほかの状態を踏まえて相談します。病名だけで全員が同じ週数や帝王切開に決まるものではありません。選択肢ごとの理由と利益・負担を聞いてください。胎動が少ない等、気になる変化があれば、次の予約を待たずすぐ産科へ連絡します。RCOG:赤ちゃんへの影響と個別の出産計画

産後の症状・検査と、次の妊娠でも確認します

出産後は症状が改善することが多いものの、血液検査の値が戻るまで時間がかかる場合があります。症状がなくなったか、肝機能や胆汁酸が戻ったかを産後の診療で確認し、続く異常は追加の評価を相談してください。

次の妊娠でもICPが起こる可能性があるため、妊娠の相談時に既往を伝えます。再発率や検査間隔を全員共通の数字にせず、本人に合う確認の計画を聞いてください。

費用と保険の確認

治療の保険適用と自己負担は、病名・治療内容・適用条件によって異なります。高額療養費も診療月・年齢・所得区分等で上限が変わり、先進医療の技術料など保険外の費用は対象になりません。

治療施設には保険・自費の内訳を、加入先の健康保険には自分の上限と申請方法を確認してください。協会けんぽ:高額療養費の対象・診療月別の上限

出典と確認日

2026年10月30日にNHSの妊娠中のかゆみ(2026年2月)と、RCOGの患者向けICP説明(2026年4月更新)、SMFMの2021年指針要約(2024年再確認)の採用節を確認しました。

英国の分娩週数や薬の扱いを国内の一律基準にせず、具体的な処方・分娩指示や個別の医学監修を行った記事ではありません。

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免責事項

この記事は医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療の代わりとなるものではありません。個々の症状や状況に応じた判断は、必ず担当の医師にご相談ください。また、治療効果には個人差があります。

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公開:2026/4/19更新:2026/10/30