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低用量ピルのジェネリックとは?先発品との違いを解説

2026/5/4

低用量ピルにもジェネリック(後発医薬品)が存在し、先発品と同じ有効成分ながら月額500〜1,000円ほど安く手に入ります。「ジェネリックは効果が落ちるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、厚生労働省の厳格な審査を通過した医薬品であり、有効成分・含有量は先発品と同一です。この記事では、低用量ピルのジェネリックについて、先発品との違い・価格差・安全性・切り替え方法をわかりやすく解説します。

この記事のポイント

  • ジェネリックピルは先発品と同じ有効成分・含有量で、価格は30〜50%安い
  • 代表的なジェネリックはファボワール(マーベロン後発品)とラベルフィーユ(トリキュラー後発品)
  • 切り替えは次のシートから可能。医師への相談で簡単に変更できる

ジェネリック医薬品とは何か

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発品の特許が切れた後に、同じ有効成分・同じ用法用量で別のメーカーが製造する医薬品です。開発コストが抑えられるため、先発品より安価に提供されています。

先発品との共通点

  • 有効成分の種類と含有量が同一
  • 効果・効能が同等であることを国が審査で確認済み
  • 医師の処方が必要な医療用医薬品である点も同じ

先発品との違い

  • 錠剤の色・形状・大きさが異なることがある
  • 添加物(着色料・コーティング剤など)が異なる場合がある
  • シートのデザインや曜日表記が異なる

低用量ピルのジェネリック一覧と価格比較

低用量ピルのジェネリックは、先発品1シートあたり500〜1,000円安くなるのが一般的です。年間に換算すると約6,000〜1.2万円の節約になります。

先発品

ジェネリック

有効成分

先発品価格(目安)

ジェネリック価格(目安)

トリキュラー

ラベルフィーユ

レボノルゲストレル+エチニルエストラジオール

2,500〜3,000円/月

1,800〜2,200円/月

マーベロン

ファボワール

デソゲストレル+エチニルエストラジオール

2,500〜3,200円/月

1,900〜2,300円/月

アンジュ

ラベルフィーユ

レボノルゲストレル+エチニルエストラジオール

2,400〜2,800円/月

1,800〜2,200円/月

なぜジェネリックは安いのか

先発品は開発に10年以上・数百億円の研究費がかかりますが、ジェネリックはすでに確立された成分を使うため開発コストが大幅に低くなります。その差額が価格に反映されています。

ジェネリックピルの安全性と品質

ジェネリックピルは厚生労働省の承認を受けた医薬品であり、先発品と同等の有効性・安全性が確認されています。「安いから品質が劣る」という認識は誤りです。

生物学的同等性試験とは

ジェネリック医薬品は、先発品と同じ速度・同じ量で体内に吸収されることを証明する「生物学的同等性試験」に合格しなければ承認されません。この試験により、効果の同等性が科学的に担保されています。

副作用の違いはあるのか

有効成分が同一のため、主な副作用(吐き気、頭痛、不正出血など)も先発品と同様です。ただし、添加物の違いにより、まれにアレルギー反応が出る方がいます。異変を感じたら医師に相談してください。

先発品からジェネリックへの切り替え方法

先発品からジェネリックへの切り替えは、現在のシートを飲み終えたタイミングで次のシートからジェネリックに変更するのが基本です。医師に「ジェネリックに変えたい」と伝えるだけで対応してもらえます。

切り替えのタイミング

現在飲んでいるシートの最後の錠剤まで服用し、通常どおり休薬期間を取った後、新しいシートからジェネリックを開始します。シートの途中で切り替えることは推奨されていません。

切り替え後に注意すること

切り替え後1〜2か月は、不正出血や体調変化がないか注意して観察してください。多くの方は問題なく移行できますが、気になる症状があれば早めに医師へ相談しましょう。

ジェネリックピルが向いている人・向いていない人

ジェネリックピルはほぼすべてのピルユーザーにとって合理的な選択肢ですが、添加物に対するアレルギーがある方や、現在の先発品で安定している方は慎重な判断が必要です。

向いている人

  • ピルの費用を少しでも抑えたい方
  • これからピルを始める方(最初からジェネリックを選べる)
  • オンライン処方で定期的に購入している方

向いていない人

  • 先発品で長年安定しており、変えることに不安がある方
  • 添加物にアレルギーがある方(成分表を確認する必要あり)

オンライン処方でジェネリックピルを入手する方法

オンライン処方サービスの多くはジェネリックピルを取り扱っており、診察時に希望すれば処方してもらえます。ジェネリック指定で注文すると、先発品を選ぶよりも月額500〜800円安くなります。

ジェネリック対応のオンラインサービスの探し方

各サービスの公式サイトで「取扱いピル一覧」を確認し、ファボワールやラベルフィーユが含まれていればジェネリック対応です。料金表で先発品との価格差も確認できます。

よくある質問

Q. ジェネリックピルは避妊効果が先発品と同じですか?

A. はい、有効成分と含有量が同一であるため、避妊効果は先発品と同等とされています。

Q. ジェネリックピルでニキビ改善効果も期待できますか?

A. 先発品と同じ成分であるため、ニキビへの影響も同等と考えられています。特にファボワール(マーベロン後発品)はニキビ改善目的で選ぶ方も多いです。

Q. 薬局で先発品をジェネリックに変えてもらえますか?

A. 処方箋に「変更不可」の記載がなければ、薬局でジェネリックへの変更を依頼できます。

Q. ジェネリックに変えたら副作用が増えることはありますか?

A. 有効成分が同じため、基本的に副作用の種類は変わりません。ただし添加物の違いにより、ごくまれに体質に合わないケースがあります。

Q. すべての低用量ピルにジェネリックがありますか?

A. いいえ、特許が切れていないピルにはジェネリックがありません。ヤーズやジェミーナなど比較的新しいピルにはまだジェネリックがないものもあります。

まとめ

低用量ピルのジェネリックは、先発品と同じ有効成分で月額500〜1,000円の節約が可能な合理的な選択肢です。年間で約6,000〜1.2万円のコスト削減になります。切り替えはシートの変わり目に医師に伝えるだけで簡単にでき、安全性は国の審査で担保されています。費用面でピルの継続に負担を感じている方は、ジェネリックへの切り替えを検討してみてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医薬品の効果・効能を保証するものではありません。切り替えの際は必ず医師にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/5/4