EggLink

妊娠中に食べてはいけないもの・控えるもの【医師監修】

2026/5/14

卵子凍結 助成金スピード診断卵子凍結 無料オンライン相談

【この記事のポイント】

  • 「絶対NG」「控える」「適量OK」の3分類で食品リスクを判断
  • 絶対NG: 生肉・生魚・ナチュラルチーズ・アルコール
  • 適量OK: コーヒー(1日200mg以下)・寿司(衛生管理された店)

「妊娠中、何を食べていいか分からない」「不安で食事が楽しめない」——本記事では妊娠中の食品リスクを3分類で整理し、現実的なガイドラインを提供します。


食品リスクの3分類

絶対NG(食べない)

  • 生肉・生魚(リステリア・トキソプラズマ)
  • ナチュラルチーズ(非加熱)
  • 生卵(マヨネーズ自家製)
  • アルコール
  • 一部のハーブティー

控える(量・頻度に注意)

  • カフェイン(1日200mg以下)
  • 大型魚(水銀蓄積)
  • レバー(ビタミンA過剰)
  • 加工肉(亜硝酸塩)
  • 砂糖・塩分過剰

適量OK(通常通り食べてよい)

  • 加熱した肉・魚
  • プロセスチーズ
  • 加熱卵
  • カフェインレス飲料

絶対NG食品の理由

生肉

  • トキソプラズマ感染リスク
  • 胎児の脳・目への影響
  • 例: ユッケ、レアステーキ、生ハム
  • → 中心部まで75℃以上で加熱

生魚・刺身

  • リステリア感染リスク
  • 寄生虫(アニサキス等)
  • → 加熱魚、十分管理された店の刺身は議論あり

ナチュラルチーズ

  • リステリア菌のリスク
  • 流産・死産リスク
  • 例: カマンベール、ブルーチーズ、フェタ
  • → プロセスチーズ・加熱したものはOK

生卵

  • サルモネラ感染
  • 例: 生卵かけご飯、自家製マヨネーズ、半熟卵
  • → 完全加熱なら安全

アルコール

  • 胎児性アルコール症候群リスク
  • 安全量はない
  • → 完全禁止

一部ハーブティー

  • 子宮収縮作用のあるハーブ
  • 例: ローズマリー、セージ、シナモン大量
  • → カモミール・ルイボスは少量なら可

控える食品の量

カフェイン

  • 1日200mg以下(コーヒー2杯目安)
  • お茶・チョコレートも含めて
  • → カフェインレス、麦茶等を活用

大型魚(水銀)

水銀蓄積が多い魚は妊娠中制限:

魚種

摂取頻度の目安

キンメダイ

週80g(刺身1人前)以内

メカジキ

週80g以内

クロマグロ

週80g以内

本マグロ

週80g以内

#### 比較的安全

  • サケ、サバ、イワシ、サンマ
  • 小型魚は積極的に摂取

レバー

  • ビタミンA過剰摂取で胎児奇形リスク
  • 月1〜2回程度に
  • レバーパテも注意

加工肉

  • 亜硝酸塩
  • 高塩分
  • 例: ハム、ベーコン、ソーセージ
  • → 摂取頻度を控えめに

葉酸の摂取

積極的に摂取すべきもの:
緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー)豆類葉酸サプリ400μg/日
詳細: 葉酸サプリ


妊娠期別の注意

妊娠初期(〜15週)

  • つわりがあるため食欲低下も
  • 食べられるものを優先
  • 葉酸の継続が最重要
  • 体重維持

妊娠中期(16〜27週)

  • つわり軽快、食欲増加
  • 体重コントロール開始
  • 鉄分・カルシウム重視

妊娠後期(28週〜)

  • 体重増加に注意
  • 塩分制限(妊娠高血圧予防)
  • 糖質制限(妊娠糖尿病予防)

外食での注意点

寿司・刺身

  • 衛生管理された店なら少量可能(議論あり)
  • 自己責任、不安なら避ける
  • 妊娠初期は特に注意

焼肉・ステーキ

  • 中心まで火が通ったもの
  • レア・ミディアムレアは避ける

居酒屋・カフェ

  • アルコール完全禁止
  • カフェインレス選択

イタリアン

  • 生ハム・ナチュラルチーズ避ける
  • 加熱パスタ・ピザはOK

ファストフード

  • 加熱品が多くリスク低
  • 塩分・脂質過剰に注意

食中毒予防

衛生管理

  • 食材の十分な加熱
  • 調理器具の衛生
  • 手洗いの徹底
  • 冷蔵保存の徹底

注意すべき食中毒菌

  • リステリア菌
  • サルモネラ菌
  • カンピロバクター
  • トキソプラズマ

サプリメント

推奨

  • 葉酸(400μg/日)
  • 鉄分(医師指導下)
  • カルシウム

慎重に

  • ビタミンA(過剰摂取注意)
  • ハーブサプリ(安全性未確認)

サプリは医師・薬剤師に相談を。


心理的な負担への対処

「食べていいか不安で食事が楽しめない」のは妊娠中によくある悩み。

考え方

  • 完璧を目指さない
  • 一度の失敗は気にしすぎない
  • 主治医に相談する
  • パートナーと協力

過度な不安は精神的健康にも悪影響。バランスが大切です。


FAQ

Q1. うっかり生肉を食べてしまった

A. 即座に問題が出るとは限りません。心配なら主治医に相談を。

Q2. ノンアルコールビールは?

A. 大半は微量アルコール含有。妊娠中は飲まない方が安全。

Q3. お寿司は完全NG?

A. 議論あり。衛生管理された店の少量なら可能とする見解と、避けるべきとする見解の両方。

Q4. カフェインは少量でも危険?

A. 1日200mg以下なら問題ないとされています。

Q5. アレルギー予防のため避ける食品は?

A. 妊娠中の食物制限による予防効果はエビデンスなし。バランス良く食べる。


まとめ

妊娠中の食事制限は「絶対NG」「控える」「適量OK」を理解すれば過度に不安にならずに済みます。生もの・アルコール・水銀魚・カフェインを意識し、バランスの取れた食事を心がけてください。


次のステップ

免責事項: 個別判断は医師にご相談ください。 最終更新日: 2026-05-15 参考文献: 厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」

{"@context":"https://schema.org","@type":"MedicalWebPage","name":"妊娠中に食べてはいけないもの","lastReviewed":"2026-05-15"}
E

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

産婦人科・婦人科に関する正確で信頼性の高い情報をお届けします。医療監修のもと、女性の健康に役立つコンテンツを制作しています。

公開:2026/5/14