
卵子凍結の費用を比較するときは、「採卵・凍結の料金」だけで決めず、事前検査、薬、麻酔、保管更新、将来使うときの費用まで分けて確認しましょう。提示された金額に何が含まれているかによって、実際に必要な支払いが変わります。
この記事では、一律の相場や保険適用を当てはめず、各院から同じ条件の見積もりを取るための確認表を用意しました。金額は各院の現行料金表と見積もりで確認してください。
まずは3つの時期に分ける
時期 | 見積もりで確認したい費目 | 質問例 |
|---|---|---|
凍結するまで | 初診、検査、診察、薬、採卵、麻酔、凍結 | 表示料金に含まれない費用は何ですか? |
保管を続ける間 | 保管更新、保管数による追加料金、移送 | 何年目から、何個単位で料金がかかりますか? |
将来使うとき | 融解、受精、培養、胚移植、診察・薬 | 凍結時の支払いとは別に、どの費用が必要ですか? |
卵子凍結は将来の妊娠・出産を保証するものではありません。費用の説明とあわせて、年齢などに応じた見通しや負担についても説明を受けましょう。ASRMの計画的卵子凍結に関する見解
1回の料金と、自分に必要な総額を区別する
見積もりが「1回の採卵」を前提にしているのか、薬や凍結個数を含むパッケージなのかを確認します。追加採卵を検討する場合には、その都度どの費目が必要かを聞いておくと、後から負担を把握しやすくなります。
採れる卵子の数や必要な回数を、この記事から個別に決めることはできません。費用だけを見て回数や目標個数を選ぶのではなく、医師の説明と照らし合わせてください。
そのまま使える見積もり比較メモ
比較する条件 | A院 | B院 |
|---|---|---|
見積もり日・有効期限 | ||
想定する採卵回数 | ||
薬・検査・麻酔を含むか | ||
凍結個数による追加料金 | ||
初年度の保管料 | ||
翌年以降の更新料 | ||
中止・延期時の支払い | ||
将来使うときの費目 | ||
通院の時間帯と休診日 | ||
助成の利用条件・手続き |
空欄があれば、価格差の理由を確認するための質問になります。金額が高い・低いだけで、その院の医療の質を判断する表ではありません。
助成金は見積もりと分けて確認する
助成については、住んでいる自治体の公式案内で、その年度の対象者、対象費用、説明会などの事前手続き、申請期限を確認してください。「卵子凍結に助成がある」ことと「自分の見積もり全額が助成される」ことは同じではありません。
申し込みや医療行為の前に必要な手続きがないか、自治体と医療機関に確認しましょう。助成の入金時期も確認し、最初に自分で支払う金額を把握しておくと計画を立てやすくなります。
費用以外に、仕事や通院との相性も比べる
通院のしやすさ、急な予定変更への対応、採卵日の調整方法なども、自分にとっての負担に関わります。「通常は何回程度の通院を見込むか」「予定が変わる可能性はどの程度あるか」を具体的に聞いてみてください。回数や日程は個別に変わるため、必ず予定どおりに進むものとして休暇を組まないことが大切です。
費用を見ても判断できない場合は
相談前に見積もりの不明点を3つほど書き出すと、聞きたいことを整理しやすくなります。EggLinkの医師相談では、卵子凍結をすると決めていなくても、医療に関する疑問を相談できます。各院の料金や助成の最終確認は、それぞれの窓口で行ってください。
表示された料金だけで比べていませんか?
クリニックに問い合わせるときは、この3点をメモしておくと便利です。各施設の回答を同じ項目で比べられます。
1. 最初から保管まで、全部でいくら?
初診・検査・薬・採卵・凍結・保管のうち、表示料金に含まれるものを確認。追加で採卵する場合や、翌年以降の保管料も聞いておくと比較しやすくなります。
2. 仕事を休むのは、どんなとき?
通院回数の目安、直前に日程が決まる可能性、採卵当日の付き添いや帰宅方法を質問。診療時間だけでなく、自分の予定と両立できるかを確かめましょう。
3. 預けた卵子を使うときは、どうする?
保管の更新方法と期限、引っ越した場合の移送、将来使う際の条件と費用を確認。いま支払う料金と、将来必要になる料金を分けて聞けます。
上記は問い合わせのための確認項目です。各クリニックの料金・対応を保証するものではありません。
この見積もり以外にも、お金はかかる?
薬代や保管料が別になっていて、結局いくら必要なのか分かりにくくありませんか。
気になる見積もりを手元に、追加料金や保管費用など、各院に確認したい項目を医師と整理できます。

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この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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