精液検査を受けたいけれど、病院で採るのは気が重い。そんなときは、自宅で採って病院へ持ち込む方法も候補になります。「自宅か病院か」だけでなく、採る場所と調べる場所を分けると、選べる方法が見えてきます。
通院せずに進めたいなら郵送検査、運動率や原因の診察まで希望するなら医療機関での検査を検討します。病院の持ち込み検査と郵送キットは、提出方法も測定項目も異なります。
「病院で採るのが嫌」なら、持ち込みができるか聞けます
院内での採取が負担なら、まず受診先へ自宅採取を受け付けるか聞いてみましょう。すべての施設が対応しているわけではなく、専用容器、予約、採取時刻、提出までの時間などに条件があります。
日本産婦人科医会は、精液検査では採取から検査までの時間や温度に配慮が必要と説明しています。実際に許容される持参時間は、受診する施設の指示を確認してください。日本産婦人科医会:男性不妊症の検査・診断
3つの方法を、受けたい検査から比べます
| 方法 | 利点として考えられること | 先に確認する条件 |
|---|---|---|
| 院内採取 | 採取後に施設内で提出できる | 採精室、受付時刻、採れない場合の対応 |
| 自宅採取・持込 | 慣れた場所で採取できる | 容器の受取、持参時間、運搬方法 |
| 自宅採取・郵送 | 通院せず発送できる | 測定項目、発送日、対象地域、結果後の相談 |
持ち込みの検体を一般の郵便で送ってよいわけではありません。逆に、郵送キット用の手順を病院の持参検体に当てはめても適切とは限りません。
運動率と診察が必要なら、医療機関へ確認します
医療機関では、精液所見だけでなく病歴や診察を合わせて男性不妊の原因を評価できます。検査によって濃度、運動率、形態などを調べますが、項目は予約先で確認してください。日本産婦人科医会:男性不妊症の検査・診断
EggLinkの郵送商品は運動率を測らない検査です。自宅の方が気軽だからという理由だけで、必要な項目がない検査を選ばないようにします。EggLink:精液検査の商品案内
持ち込み予約では、5つの質問で準備をそろえます
「専用容器は先に受け取りますか」「採取後何時間以内ですか」「運搬中はどう扱いますか」「本人の受診も必要ですか」「当日採れなかったらどうしますか」を確認します。
通院に時間がかかる人は、自宅採取がかえって条件を守りにくい場合があります。移動時間を伝えたうえで、院内採取とどちらが適切か相談するとよいでしょう。
費用と手間は、検査を終えるまでの流れで比べます
郵送キットなら、商品代に送料・手数料が加わるか、結果説明や再採取が含まれるかを確認します。病院なら、検査料だけでなく初診料や結果説明の再診料を含めて問い合わせると、支払う金額を把握しやすくなります。保険の扱いも受診理由などによるため、予約先で確認します。
自宅採取・持ち込みでは、事前の容器受取と提出で複数回の来院が必要な場合もあります。「自宅で採れるなら通院は1回」とは限りません。片道の移動時間と、来院できる曜日を伝えて、無理なく提出できるか相談してください。
結果が気になったときは、結果票を持って相談できます
郵送検査で基準範囲外だった場合は、その結果票を持って医療機関へ相談します。病院で再検査する場合も、採取条件や体調を伝えると比較の材料になります。
自宅なら気持ちの負担を減らせる人も、病院で一度に説明を受ける方が安心できる人もいます。自分の目的に必要な検査が受けられることを前提に、続けやすい方法を選んでください。
どのキットにするか迷っている場合は、郵送検査の項目・料金比較も参考にしてください。自宅採取の手順や持参時間は、選んだ検査先の案内に合わせます。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。