タイミング法は、排卵時期を考えて性交の機会を持つ方法です。医療機関では、月経の経過や必要な検査等から排卵の時期を考え、本人に合う方法を相談します。
全員に同じ周期日を指定する方法や、必ず排卵誘発薬を使う治療という意味ではありません。月経不順、卵管・精液や性機能等に関係する問題がある場合も、時期を合わせるだけで解決すると決めず、必要な評価を受けます。ASRM:妊娠に関わる双方の評価(2026年)
排卵予測・治療の目的と、次に相談する時期を聞きます
| 確認したいこと | 診療で相談すること |
|---|---|
| タイミング法を勧められた | 何を根拠に時期を考えるか、ほかの要因の評価が必要かを確認する |
| 月経周期やアプリの予測日がずれる | いつも同じ日とは限らないため、周期の経過を伝え予測方法を相談する |
| 排卵検査薬を使っている | LHを検出する予測の補助であり、排卵完了や妊娠を確定するものではないと理解する |
| 薬を処方された・負担が大きい | 使う目的・注意症状や受診予定、性交への負担も含めて相談する |
| 妊娠しない・結果の見通しが知りたい | 年齢と経過、検査・治療歴に合う見直し時期と、成績の対象・分母を聞く |
妊娠しやすい時期には幅があり、予測にも限界があります
妊娠しやすい時期は、排卵までの数日間と関係します。ただし、周期が比較的規則的でも、排卵の時期が毎回同じとは限りません。月経開始から全員一律14日目とせず、本人の経過を確認します。
アプリやカレンダー等も予測の補助にはなりますが、その日だけが唯一の機会と確定するものではありません。ASRMは、厳密な予定に合わせることが負担やストレスになる場合もあると説明しています。自分たちの希望や無理のない範囲も含めて相談してください。ASRM:妊娠しやすい時期・排卵予測と負担(2022年)
排卵検査薬の陽性は、排卵が終わった証明ではありません
尿の排卵検査薬は、LHというホルモンの変化から排卵時期を考える補助です。陽性だけで実際の排卵や妊娠を確定する検査ではなく、避妊のために使うものでもありません。
検査を始める日や使い方は、製品の説明で確認します。治療中や周期が不規則な場合、陽性・陰性が続く等で判断に迷う場合は、製品だけで妊活を続けず相談してください。詳しくは排卵予測法の違いと限界も参考にしてください。ロート製薬:ドゥーテストLHの添付文書(2023年12月作成)
必要な検査と、薬を使う目的を個別に聞きます
排卵の状態、卵管・子宮、精液等の評価は、病歴やこれまでの経過から相談します。すべての方がフーナー検査や同じホルモン採血一式を受け、同じ周期数で完了するというものではありません。
薬を使う場合は、どの目的で用いるか、注意すべき症状、受診と連絡の予定を聞いてください。タイミングを合わせるために薬を自己追加・増減せず、担当医の説明に従います。
妊娠率は、対象と分母・結果の定義を確認します
提示された成績を見るときは、対象の年齢や状態、薬の使用等の条件、集計期間を確認します。1周期あたりなのか、複数周期を受けた人の累積なのか、妊娠反応・臨床妊娠・出生のどの結果かも大切です。
他施設の数字や全体の平均が、そのまま自分の妊娠確率になるわけではありません。成功を保証する固定値を当てはめず、本人の検査や経過に応じた見通しを聞いてください。
固定回数まで我慢せず、負担や変化を再相談します
見直す時期は、年齢、妊娠を試みた期間、排卵・卵管・精液等の結果、治療歴と希望によって変わります。全員が3〜6周期を終えてからでないと次を相談できない、と決めるものではありません。
性交の予定がつらい、勃起や射精が難しい、薬や受診の負担が大きい場合も伝えてください。どちらかを責めたり、無理に行為を求めたりせず、診療で方法と支援を相談します。
費用と受診回数の確認
診察・超音波・採血、薬の有無と保険・自費を分け、1周期の予定と費用を確認します。一律のAMH料金や汎用検査費用を、全員のタイミング法の総額にしません。
出典と確認日
2026年10月30日にASRM2026初期評価・2022自然妊娠の保存した採用節、日本泌尿器科学会2024指針の性機能に関する節と、ロート製薬の添付文書の同日既読範囲を確認しました。国内の全製品・治療の適応や個人の妊娠率を保証せず、個別の医学監修は行っていません。
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免責事項
この記事は医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療の代わりとなるものではありません。個々の症状や状況に応じた判断は、必ず担当の医師にご相談ください。また、治療効果には個人差があります。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。