EggLink

妊娠中の血糖自己測定|測る時刻・記録と、結果を相談する方法

2026/4/19

更新:2026/10/28

妊娠糖尿病などで血糖自己測定を勧められたら、まず「いつ測るか」「どの値を目標にするか」「どんなときに連絡するか」を担当の医療者と確認します。自宅での血糖の変化を知り、食事や治療の調整に役立てるための測定です。妊婦全員が自己判断で測定器を購入して始める案内ではありません。

測定を始める前に確認すること

確認する項目具体的に聞くこと
測る時刻と回数起床時・食前・食後など、どの時刻に何回測るか
食後の測定食事開始から何時間後か。指示された条件をそろえる
目標と連絡の基準自分の目標値、低い値・高い値が出たときの対応
記録の共有記録ノートやアプリのどちらを使い、いつ見てもらうか

妊娠中の血糖は、治療内容や妊娠の経過に合わせて管理します。食前と食後では意味が違うため、別の時刻の値と単純に比べません。ネットの数値だけを目標にして、薬を増減したり食事を抜いたりしないでください。NHS:妊娠糖尿病での測定と医療チームへの共有

測定器の使い方は、実物で指導を受けます

指先から少量の血液を採り、専用の測定器で血糖値を調べます。使用する機器の説明書と医療者の指導に従ってください。手を流水で洗って十分に乾かすこと、針やセンサーを正しく扱うことが大切です。使った針の捨て方も受診先や自治体へ確認します。

記録には、測定値と時刻に加え、食事、運動、薬、体調や症状を残します。値だけでは見えない変化を相談する材料になります。うまく測れなかったときも隠さず伝え、手順を一緒に確認してください。糖尿病情報センター:血糖自己測定の手順と記録

高い値が出ても、自分を責めず記録を見てもらいます

妊娠が進むと血糖の状態が変わり、食事の工夫だけでは目標に届かず、治療の見直しが必要になることもあります。高い値をなかったことにせず、食事や測定の条件を添えて相談してください。連絡する数値や続いた回数は、事前に受診先と決めておきます。

食事は血糖を下げるために抜くのではなく、妊娠中に必要な栄養も含めて医師や管理栄養士と相談します。薬の使用量は、あらかじめ具体的な調整指示を受けている場合を除き、測定値だけで変更しないでください。

低血糖の症状や、強い体調不良があるとき

インスリンを使っている場合は、低血糖にも注意が必要です。冷や汗、ふるえ、強い空腹、集中しにくさなどが出たときの測定・補食と連絡方法を、処方時に教わってください。低い値が出たときは事前に教わった対応を行い、改善しない場合は医療機関へ連絡します。

強い口渇や尿の増加に加えて、吐き気・嘔吐、腹痛などがある場合も、次の健診まで待たず受診先へ連絡してください。記録をそろえるために連絡を遅らせる必要はありません。

持続血糖測定と、指先での測定の違い

血糖自己測定は採った血液を測ります。一方、持続血糖測定(CGM)は皮下のセンサーで間質液中のグルコースを測り、変化の流れを把握します。使う機器や治療の状況で確認方法が異なるため、数値や症状に違いを感じたときの確認手順を医療者と決めます。

費用と産後の予定も確認します

保険の扱いや自己負担は、病状・治療・測定の指示などで確認が必要です。測定器と消耗品、指導にかかる費用を分けて受診先へ聞いてください。全国共通の固定価格や、全員保険適用とは案内しません。

出産後も、薬と測定をいつ見直すか、糖代謝の再検査をいつ受けるかを確認します。血糖が改善しても、それだけで今後の検査が不要になるわけではありません。糖尿病情報センター:妊娠中の血糖測定と出産後の管理

出典と確認日

2026年10月28日、糖尿病情報センターの血糖自己測定(2024年確認)と妊娠・糖尿病(2021年改訂)の採用節、NHSの測定・治療の節を確認しました。資料の改訂年と本記事の確認日は異なります。海外の薬剤選択や数値を国内共通の指示にはしていません。本記事の個別の医師監修はありません。

目次に戻る
EggLink編集部のアイコン

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/19更新:2026/10/28