治療の不安、パートナーとの関係、仕事との両立、続けるか迷う気持ち等は、相談してよい内容です。うまく説明できない、まだ治療を決めていない、という段階から問い合わせられます。
カウンセリングという名称だけで、担当者や支援内容、保険・費用が同じとは限りません。本人の目的と必要な支援を整理し、実際の窓口で条件を確認します。
申し込む前に確認したいこと
| 考えたいこと | 確認・相談のポイント |
|---|---|
| 相談の目的 | 気持ち・治療の判断・家族や仕事との関係等、何を話したいか、医療の評価も必要か |
| 担当者の専門性 | 資格や訓練、不妊・生殖医療の相談経験、担当できる内容と医療との連携 |
| 方法と負担 | 対面・オンライン等、予約・時間・頻度、話しやすい環境と利用できる条件 |
| 料金と変更条件 | 一回の時間と金額、追加費用、保険か自費か、取消しや担当変更の扱い |
| 情報の扱い・緊急時 | 記録や共有先、家族・診療先への連絡、秘密の扱いとその例外、緊急時の対応 |
つらさの程度を、相談の資格試験にしません
ASRMの支援資料は、治療の決断、生活や人間関係への負担、気持ちの変化等を専門家へ相談する理由として説明しています。二週間続くまで、検査結果が出るまで、治療が終わるまで我慢しなければならないわけではありません。ASRM:不妊に関する相談と支援(2023年)
診療先の相談職・心理職、自治体等の不妊・不育の相談窓口に、利用対象と方法を確認できます。医療機関が必要か迷う場合も、その状態と希望を伝えて相談先を聞けます。こども家庭庁:国内の不妊・不育の相談先
資格名と、今回必要な専門性を分けて確かめます
厚生労働省は、公認心理師について、心理状態の観察・分析、相談・助言等の援助を行う役割を説明しています。ほかにも医療や相談支援を担う人には異なる役割があります。担当者の資格・訓練と、不妊に関する相談経験や医療との連携を確認します。厚生労働省:公認心理師の役割
肩書だけで誰でも同じ内容を提供できる、一定の資格なら必ず相性がよい、と決めません。身体症状、精神的な不調や薬の評価が必要なときに、適切な医療へつなげられるかも聞けます。
手法・対面・オンラインを、一律の優劣で選びません
認知行動療法やカップル相談等の名称だけで、妊活中は全員これが最適と決めません。何を目的にどの支援を行うか、期待できることと限界、本人の負担を説明してもらいます。生活の支援と妊娠・出生の保証は別です。ASRM:ストレスへの対処とその限界
オンラインなら必ず匿名性が高い、重い症状は対面・軽い悩みはオンラインという分岐も使いません。本人が落ち着いて話せる場所、本人確認や記録・連絡の方法、緊急時の対応等を確認します。誰かと同席する場合は、それぞれの希望や共有範囲を聞けます。
料金・頻度・秘密の扱いは、利用前に説明を受けます
一回の時間と金額、延長・文書・取消し等の追加費用、保険か自費かを確認します。精神科を受診すればすべての心理相談が保険になる、公認心理師なら全国一回1,500〜3,000円、という料金表にはしません。自治体や勤務先の窓口も、無料回数や対象を実際の案内で確認します。
全員四〜八回で判断、週一回が必須、三回までは変更できない、とは決めません。合わない・負担が大きいと感じたら、進め方や担当変更・休止を相談できます。話したくないことや家族へ共有したくないことも伝え、秘密の扱いや例外について説明を受けてください。
「全カウンセラーは法律で同じ、例外は自傷他害だけ」と一律に断定しません。
生活や安全に影響する状態は、一般の面談予約を待ちません
眠れない・食べられない、日常生活が保てない等がある場合は、期間を待たず医療機関等へ相談できます。自分や誰かを傷つけそう、安全を保てない等の切迫した状態では、一人で抱えず周囲に助けを求め、緊急の医療・救急につないでください。
相談先を探すときは、公的な電話・SNS等の窓口案内も使えます。受付時間や方法は各窓口の案内を確認してください。厚生労働省:こころの相談窓口
出典と確認日
2026年10月31日、本文で示した原典の採用節を照合しました。全サービス・勤務先の制度や料金の確認、個人の結果の予測ではありません。
免責事項
一般的な情報提供です。症状や治療、個別の制度・手続きについては、医療機関や担当窓口等へ相談してください。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。