妊活中にコーヒーを飲んだだけで、「妊娠できなくなる」「自分のせいだ」と決めつける必要はありません。一方、妊娠している・可能性がある場合も考え、カフェインを含むものと、一日の合計量を確認できます。
妊活についての研究と、妊娠中の摂取目安は対象が違います。「何杯まで絶対に安全」と一律にせず、飲む量と製品、体調や薬も含めて考えましょう。
杯数より、含まれる量を確認します
| 確認したいこと | 見方・相談のポイント |
|---|---|
| コーヒーの量 | カップや容器のmL、抽出や製品ごとのカフェイン表示を確認する |
| ほかにも飲食した | 茶・コーラ・エナジードリンク、チョコレート等も合計に入れる |
| デカフェを選ぶ | 少なくなっていてもゼロとは限らない。製品表示と飲む量を確認する |
| 薬やサプリを使う | 含有成分と併用を医師・薬剤師へ確認し、薬を自己中止しない |
| 妊娠中・可能性がある | 妊娠中の目安と本人の状況を確認し、気になることを相談する |
妊活の研究を、個人の妊娠の保証にしません
ASRMの2022年の意見は、適度なカフェイン摂取による妊孕性や妊娠転帰への明らかな悪影響は示されていないと説明する一方、多い摂取とリスクとの関連にも触れています。
観察された集団の関連から、ある一杯が本人の不妊や流産の原因だったとは判断できません。ASRM:自然妊娠のための情報・カフェインの節(2022年)
カフェインをやめれば妊娠する、男性の精液所見が必ず改善する、という治療として扱いません。食事や嗜好品を、本人やパートナーを責める理由にしないでください。
妊娠中は、NHSが一日200mgを超えないよう案内しています
英国NHSの妊娠中の食事の案内(最終レビュー2026年6月15日)は、カフェインを一日200mgより多くとらないよう示しています。妊娠中の案内であり、日本の妊活中の全員に同じ絶対的な安全境界が定められたという意味ではありません。NHS:妊娠中のカフェイン
食品安全委員会の国内資料も、妊娠中の摂り過ぎに注意し、海外機関の複数の目安を紹介しています。妊娠の可能性、持病、薬等が気になる場合は、自分の摂取内容を伝えて相談してください。食品安全委員会:妊娠前から気をつけたいカフェイン
含有量の例と、実際の製品は区別します
食品安全委員会の代表値の例では、コーヒーは60mg/100mLです。この仮定なら200mLで120mg、同量二杯では240mgと計算できます。ただし、濃さや抽出、製品・サイズで変わるため、全てのコーヒー二杯がこの量になるわけではありません。
「100mL当たり」と「一本当たり」を取り違えず、飲んだ量に直して合計してください。茶やコーラ、エナジードリンク、食品やカフェインを含む製品を別々の上限として足さないようにします。
同資料のデカフェの例もゼロではありません。置き換えるときも製品を確認し、カフェインの少ない飲み方や量を選べます。すべてのハーブ茶が妊娠中に安全といった別の保証に置き換えないでください。
体調や不安も、そのまま相談できます
食品安全委員会は、過剰摂取時にはめまい、心拍数の増加、消化器の不調等があり得ると説明しています。気になる症状があれば摂取したものと量、薬を伝えて医療機関等へ相談し、眠気対策として濃い製品を重ねないでください。
気づく前に飲んだことを理由に自分を責める必要はありません。今から内容を確認し、妊娠や治療の状況に応じて相談できます。受診が必要な症状や検査・治療の相談を、カフェインの調整だけで済ませないようにしましょう。
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関連テーマの情報です。個別の効果や診療の適否を保証するものではありません。
出典と確認日
2026年10月31日に本文で示した原典の採用節を照合しました。原典の公表・更新年と確認日は別です。全製品・施設や制度の個別適用を確認したものではなく、個別の医師監修はありません。
免責事項
一般的な情報提供です。症状や診療、薬と食事の相談は医療機関へ、制度の適用は各担当窓口へ確認してください。

この記事を書いた人
EggLink編集部
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