妊活中に気分の落ち込み、楽しめない、眠れないといった状態が続き、生活に支障があるときは、精神科・心療内科やかかりつけ医へ相談してください。自分で「うつ病」と決めたり、治療中だから仕方ないと我慢し続けたりする必要はありません。
今の困り事に合わせて、相談につなぐ
| 困っていること | 次の対応 |
|---|---|
| 落ち込みや睡眠・食欲の変化が続く | かかりつけ医、精神科・心療内科へ症状と生活への影響を伝える |
| 受診先を決められない | 治療先や地域の保健所・精神保健福祉センターに相談する |
| 自分を傷つけそう、身の安全を保てない | 一人にならず、周囲や救急の助けを求める。通常の予約日を待たない |
国立精神・神経医療研究センターは、落ち込みや楽しめなさに身体の症状が重なり、日常生活に支障がある場合は、自己判断せず専門家へ相談するよう案内しています。病名がはっきりする前でも相談できます。
受診では、症状の経過と妊娠希望を伝える
- いつから、どのくらい続き、何ができなくなったか。
- 睡眠、食欲、疲れ、集中力などに、どんな変化があるか。
- 妊娠の希望や可能性、不妊治療の予定、過去の心身の病気。
- 処方薬、市販薬、サプリメントと、最近変更したもの。
言葉にしにくければ、メモやお薬手帳を持参できます。薬や体の病気が気分の変化に関わることもあるため、「妊活のストレスだけ」と決めつけず相談してください。
休養・心理的支援・薬は、状態に合わせて相談する
うつ病と診断された場合には、休養の環境を整えること、薬や心理療法などを状態に合わせて検討します。全員に同じ治療を使う、この食事や呼吸法だけで治る、というものではありません。期待する効果、副作用、次に状態を確かめる時期を医師へ聞けます。
妊娠が心配でも、処方薬を自分で変えない
厚生労働省は、妊娠中も病気の治療に薬が必要な場合があり、自己中止で病気が悪化することもあると説明しています。自己判断で処方薬をやめたり増減したりせず、処方医と産婦人科、薬剤師へ妊娠希望や可能性を伝えてください。必要に応じ、妊娠と薬情報センターの相談も利用できます。
家事や通院を手伝ってもらう、話を聞く人を決めるなど、受診と並行して支えを頼めます。回復や治療の期間には個人差があります。相談したことを、自分の弱さの証拠にしないでください。
まずは困っている変化と生活への影響を、一つずつ伝えるところからで構いません。身の安全を保てない場合は、相談の準備が整うのを待たず助けを求めてください。
参考にした資料
2026年10月28日、下記資料の関連節を確認して編集しました。医師や栄養士への独自取材記事ではなく、個別の医師監修はありません。例は本人の診療や栄養指導に代わるものではありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。