EggLink

子宮内膜症があり妊娠を希望するとき|治療前に共有したい希望と不安

2026/4/8

更新:2026/9/30

子宮内膜症の治療中に妊娠を考え始めたら、その希望を現在の主治医へ伝えましょう。痛みを抑えること、病変に対応すること、妊娠に向けて進めることを、どの順番で考えるかが相談の中心になります。

妊娠したい時期を、できる範囲で伝えます

「今すぐ」「半年後を考えている」「まだ迷っている」など、現在の気持ちで構いません。薬の処方を受けている場合は、薬をやめてから相談するのではなく、継続中に計画を話してください。

子宮内膜症の診療では、痛みや妊娠希望などを踏まえて方針を考えます。一律に薬か手術かを決められるものではありません。日本産科婦人科学会:診療ガイドライン

診察では、現在の状態と選択肢を分けて聞きます

まず、病変の場所やこれまでの変化について説明を受けます。そのうえで、今の治療を続ける場合、変更する場合、不妊診療へ相談する場合の見通しを聞きましょう。「妊娠希望がなければ選ぶ方針」と「妊娠希望を踏まえた方針」に違いがあるかを尋ねると、選択理由を理解しやすくなります。

すべての疑問を一度に解決しようとせず、次回までに決めることと、まだ保留できることを明確にします。

手術を提案されたら、目的とその後を確認します

確認したいこと 質問の例
手術の目的 今回、手術を勧める主な理由は何ですか
別の選択肢 今すぐ手術をしない場合はどう管理しますか
妊娠への計画 術後、いつ妊活や不妊診療を相談しますか
卵巣への影響 自分の状態では何を考慮する必要がありますか
連携先 不妊診療の医師と一緒に相談できますか

他の人と同じ大きさの嚢胞だから同じ治療になるとは限りません。前回の画像や手術歴も含めて判断してもらいます。

痛みの我慢を、妊活の条件にしません

仕事を休むほどの痛みや、性交時の痛みがある場合は具体的に伝えてください。「妊娠を希望しているから薬の相談をしてはいけない」と考える必要はありません。使える方法や受診の目安を医師と確認します。

病院を変える場合は、検査結果と治療経過を引き継ぎます。妊活の相談先では、子宮内膜症への対応を院内で行うか、手術施設と連携するかも確認すると、通院の全体像が見えやすくなります。

関連する疑問を読む

不妊治療で転院を考えたら|紹介状・検査結果・凍結胚の引き継ぎ方

目次に戻る
EggLink編集部のアイコン

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/8更新:2026/9/30