EggLink

絨毛検査(CVS)とは|羊水検査との違い、リスクと結果の確認

2026/4/19

更新:2026/10/28

絨毛検査(CVS)は、胎盤の組織の一部を採り、染色体などを調べる出生前検査です。羊水検査より早い時期に検討できることがありますが、早く受ければよいと一律に決める検査ではありません。調べる目的、方法とリスク、結果の限界を理解し、受けるかどうかを相談します。

絨毛検査と羊水検査の違い

比較する点絨毛検査(CVS)羊水検査
採るもの胎盤の組織の一部羊水と、その中の赤ちゃん由来の細胞
時期の説明国内の同委員会は妊娠11〜14週と説明国内の同委員会は妊娠15〜16週以降と説明
結果で注意する点胎盤と赤ちゃんの染色体が一致しない場合がある調べる範囲や方法による限界がある

表の時期は出生前検査認証制度等運営委員会の一般的な説明です。受けられる時期、方法、予約枠は施設に確認します。検査できる施設が限られるため、まず健診先や遺伝カウンセリングで相談できます。同委員会:絨毛検査の方法と結果

NIPTとは目的が異なります

NIPTは、対象となる染色体の病気がある可能性を調べる非確定的検査です。絨毛検査は、採取した組織を調べて診断を確定するための検査です。ただし、どの方法でもすべての病気や、将来の症状の重さが分かるわけではありません。

先に受けた検査の結果がある場合は持参し、何が疑われているのか、追加の検査で何を確かめたいのかを聞いてください。結果を早く知ることだけでなく、その後の準備や相談の時間も含めて考えます。同委員会:NIPTの対象と判定の限界

胎盤性モザイクで、追加の検査が必要なこともあります

絨毛検査で調べるのは胎盤の細胞です。胎盤の染色体と赤ちゃん自身の染色体が一致しない「胎盤性モザイク」が疑われる場合などには、羊水検査で詳しく調べることがあります。結果が出たら、その結果で何が確定し、どの点に追加確認が必要か説明を受けます。

迅速な結果と詳しい結果では、対象と扱いが異なることがあります。結果を受け取る日だけでなく、最終的な説明を受ける日も確認してください。追加検査の提案があれば、理由と利益・リスクを聞きます。

方法とリスクは、実施施設で説明を受けます

超音波で確認しながら組織を採ります。お腹から針を入れる方法などがあり、どの方法を用いるかは胎盤の位置や施設の実施方法などにより説明を受けます。流産、出血、感染などのリスクもあるため、検査を受けない場合や羊水検査との違いを含めて相談します。

検査を勧められても、受けることが義務になるわけではありません。検査に期待することや不安を伝え、本人の希望を含めて決めてください。NHS:絨毛検査の選択・方法・結果

帰宅後の症状と、連絡先を確かめます

検査後に強い・続く腹痛、発熱や悪寒、多い出血、腟から透明な液が出る、繰り返すお腹の張りなどがあれば、検査した施設へ速やかに連絡します。症状が心配なときは、次の予約まで待たず相談してください。NHS:検査後に連絡したい症状

検査当日の過ごし方、付き添いや帰宅の手段、仕事・活動の再開、夜間休日の連絡先は、受診先の案内を確認します。自己判断の服薬や、ネットの体験談だけでの活動再開は避け、具体的な指示を聞きます。

決める前と、結果を受け取ったあとに相談できます

「検査で何を知りたいか」「追加検査の可能性はあるか」「結果に応じてどんな準備ができるか」を遺伝カウンセリングで相談できます。費用は採取・解析・結果説明・追加検査に何が含まれるかを確認してください。同委員会:出生前検査の相談先

出典と確認日

2026年10月28日、出生前検査認証制度等運営委員会の絨毛検査・羊水検査・NIPT・相談先と、NHSの絨毛検査・検査後の節を確認しました。固定の流産率・費用は示していません。方法やリスクは実施施設で説明を受けてください。本記事の個別の医師監修はありません。

目次に戻る
EggLink編集部のアイコン

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/19更新:2026/10/28