着床はいつわかる?症状・検査のタイミングを徹底解説
2026/4/10

「着床したかどうか、いつわかるの?」は、妊活中の多くの方が気になる疑問です。着床は排卵後6〜10日頃に起こりますが、自覚症状で確認できる時期と、検査で確認できる時期には差があります。本記事では着床の兆候から妊娠検査薬・血液検査のタイミングまで、わかりやすく解説します。
📋 この記事の目次
この記事のポイント
- 着床が起こる時期(排卵後6〜10日目)
- 着床出血・基礎体温・症状で気づけるタイミング
- 妊娠検査薬と血液検査(hCG)でわかるタイミングの違い
- 体外受精の移植後スケジュール
着床はいつ起こる?
排卵後に受精した卵は、約5〜6日かけて子宮に到達し、胚盤胞と呼ばれる段階に成長します。そこから子宮内膜に潜り込む「着床」が完了するまでに、さらに2〜4日かかります。
時期 | 出来事 |
|---|---|
排卵日 | 卵子が卵管に放出される |
排卵後1〜2日 | 精子と受精(受精卵成立) |
排卵後5〜6日 | 胚盤胞が子宮腔内に到達 |
排卵後6〜10日 | 着床開始〜完了 |
排卵後10〜14日 | hCGが血液中に検出される水準に上昇 |
排卵後14〜16日(生理予定日前後) | 市販妊娠検査薬で陽性になることが多い |
着床の兆候・症状はある?
着床出血(着床期の少量出血)
着床時に子宮内膜が微小に傷つくことで、ごく少量のピンク〜茶色の出血が起きることがあります。排卵後7〜10日頃、生理より少量・短期間(1〜2日程度)が特徴です。ただし着床出血が起きない方も多く、必ず起こるわけではありません。詳しくは着床出血の解説をご覧ください。
基礎体温の変化
高温相が14日以上続く場合は着床・妊娠の可能性が高くなります。また、着床のタイミングで一時的に体温が下がる「着床ディップ」が見られることもあります(全員ではありません)。
体の変化・症状
- 胸のはり・乳房の敏感さ(プロゲステロンの影響)
- 軽い腹部の違和感・下腹部の張り
- 眠気・だるさ(hCGの分泌が始まるため)
- 頻尿(子宮への血流増加)
これらの症状は月経前症候群(PMS)と区別がつきにくく、「症状があるから着床した」「ないから失敗した」とは言えません。
妊娠検査薬でわかるのはいつ?
市販の妊娠検査薬は尿中hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を検出します。着床後にhCGが分泌され始めますが、検査薬で陽性が出る水準(通常25mIU/mL以上)に達するまで時間がかかります。
検査の種類 | 検出可能な時期の目安 | 感度 |
|---|---|---|
一般市販検査薬 | 生理予定日当日〜(排卵後14日〜) | 25〜50mIU/mL |
早期妊娠検査薬 | 生理予定日4日前〜(排卵後10日〜) | 10mIU/mL |
病院の血液検査 | 排卵後9〜10日〜 | 1〜5mIU/mL |
hCGの正常な推移についてはhCG値の推移と正常値の目安で詳しく解説しています。
体外受精(移植周期)の場合のスケジュール
胚盤胞移植(5日目胚)の場合、移植日を「移植後0日目(ET0)」として以下のスケジュールが一般的です。
- ET2〜3日:着床開始
- ET5〜7日:着床完了・hCG分泌開始
- ET9〜10日:クリニックでの血液検査(妊娠判定)
移植後の過ごし方については胚移植後の生活の注意点もご参照ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 着床後すぐに自覚症状が出ますか?
着床直後から症状が出る方は少なく、hCGが十分に分泌され始める着床後5〜7日頃からようやく体の変化を感じる方が多いです。症状がなくても着床している可能性は十分あります。
Q. 着床したかどうか、生理前に自分で確認できますか?
生理予定日より前に確実に確認する方法はありません。早期妊娠検査薬は排卵後10日頃から使用できますが、感度は100%ではなく、偽陰性の可能性もあります。生理予定日を過ぎてから検査するのが最も確実です。
Q. 着床出血と生理の見分け方は?
着床出血は通常、量が少なく(おりもの程度)、茶色〜ピンク色で、1〜2日で終わります。生理は鮮血で量が多く、数日続きます。ただし個人差が大きいため、基礎体温の記録と合わせて判断することをおすすめします。
免責事項
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状や治療に関しては、必ず担当医にご相談ください。情報は2026年4月時点のものです。
参考文献
- 日本産科婦人科学会「生殖医療ガイドライン」2023年版
- 日本生殖医学会「不妊症診断・治療指針」
- 厚生労働省「不妊治療に関する支援について」
- American Society for Reproductive Medicine (ASRM) Practice Guidelines
最終更新日:2026年4月10日|医師監修
この記事を書いた人
EggLink編集部
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