
※本記事の医療情報は2026年5月2日時点のものです。最新情報は担当医にご確認ください。
「胚移植って当日どのくらい時間がかかるの?」「仕事の都合で半日以上は難しいけれど大丈夫?」——治療を進める前に気になる疑問の一つが所要時間です。この記事では、移植当日の流れと実際にかかる時間を具体的に解説します。
この記事でわかること
- 胚移植当日の流れとトータルの所要時間
- 処置そのものにかかる時間(実際の移植時間)
- 移植後の安静と帰宅のタイミング
- 当日の準備・持ち物・注意点
基本情報
項目 | 内容 |
|---|---|
処置の所要時間 | 移植操作自体は5〜15分程度 |
クリニック滞在時間 | 準備・処置・安静含め1〜3時間程度が目安 |
麻酔の有無 | 通常は無麻酔または局所麻酔(軽い) |
痛みの程度 | 個人差あり。軽い違和感〜生理痛程度が多い |
当日の仕事 | 半日程度の余裕があれば午後から仕事復帰できるケースが多い |
移植当日の流れ
クリニックによって手順は異なりますが、一般的な凍結融解胚移植当日の流れは以下の通りです。
- 受付・問診(〜15分):来院後に受付。バイタル確認・当日の体調確認。
- 膀胱充満の確認(〜30分):腹部超音波でカテーテルの位置を確認するため、適度に尿をためた状態で来院するよう指示されるクリニックが多い。
- 着替え・処置室への移動(〜15分):専用の処置着に着替えて内診台へ。
- 胚移植処置(5〜15分):子宮頸部からカテーテルを子宮腔内に挿入し、培養士が胚をカテーテルに充填して医師が移植。超音波で位置を確認しながら実施。
- 処置後の安静(〜30分):施設によっては処置台上または休憩室で15〜30分程度安静にする。
- 会計・説明(〜15分):移植後の生活指導・次回来院日の確認。
合計すると、クリニックでの滞在時間は1〜2時間程度が一般的です。混雑具合によっては2〜3時間かかることもあります。
移植処置中の感覚
多くの患者さんが気にする「痛みはあるか?」についてです。
- カテーテル挿入時に軽い違和感・圧迫感を感じることがある
- 膀胱が充満した状態で内診台に乗るため、尿意を感じる場合がある
- 強い痛みが生じることは少ないが、子宮頸管が細い・狭い場合は拡張が必要でやや痛みを感じることがある
- 採卵と比較すると格段に体への負担が少ない
費用の目安
項目 | 保険適用時(3割負担)の目安 |
|---|---|
凍結融解胚移植(処置料) | 2〜5万円程度 |
当日の超音波検査 | 1,000〜2,000円程度 |
ホルモン補充薬(周期管理分) | 数千〜2万円程度 |
※費用は施設・治療内容によって異なります。
当日の受診ポイント
- 膀胱の充満度:クリニックから「来院1〜1.5時間前に排尿、以降は尿をためてきてください」と指示されることが多い。指示に従う。
- 締め付けない服装で来院:ウエストがきつい服や補正下着は避け、リラックスできる服装で。
- 同伴者:必須ではないが、処置後にめまいや腹痛が心配な場合は同伴があると安心。
- スケジュールの余裕:移植後はできるだけゆったり過ごすことが望ましい。同日に激しい運動・長時間移動は避けるよう指示されることが多い。
アクセス情報
胚移植は不妊治療専門クリニックまたは総合病院の生殖医療センターで実施されます。当日の手順・安静時間の方針はクリニックにより異なるため、事前に確認しておくと安心です。
- 事前に「所要時間」「膀胱充満の指示」「安静の有無」を確認
- 移植後に車の運転が必要な場合は、麻酔使用の有無を確認しておく
よくある質問(FAQ)
Q1. 胚移植後すぐに動いても大丈夫ですか?
クリニックでの安静が終われば、歩いて帰宅することは一般的に問題ありません。ただし激しい運動・重い荷物の持ち上げ・長距離移動は、移植後数日は控えることが多いです。担当医の指示に従ってください。
Q2. 採卵と移植は同じ日にしますか?
新鮮胚移植では採卵から2〜5日後に移植が行われます。凍結融解胚移植の場合は採卵と移植が別の周期になります。当日の流れは移植のみになるため比較的短時間です。
Q3. 移植後に膀胱を空にしてもいいですか?
処置後は排尿しても構いません。処置中に膀胱を充満させているのは超音波ガイドのためであり、移植が終われば通常通り排尿できます。
Q4. 移植日を自分で選べますか?
ホルモン補充周期では医師の管理のもとでスケジュールを調整できる場合があります。自然周期では排卵日を基準に決まるため、ある程度の日程は自然まかせになります。希望がある場合は早めに担当医に伝えましょう。
Q5. 移植後に仕事に戻れますか?
デスクワークなど体への負担が少ない仕事であれば、午後から復帰できるケースが多いです。立ち仕事・肉体労働の場合は当日の休養を担当医に相談してください。
まとめ
胚移植の処置自体は5〜15分と短時間ですが、来院から帰宅まで1〜3時間程度の余裕を持つと安心です。当日は膀胱充満の指示に従い、リラックスできる服装で臨みましょう。移植後の生活指導はクリニックによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
【免責事項】本記事は医療情報の提供を目的としており、診断・治療を目的としたものではありません。当日の手順・注意点は医療機関により異なります。担当医の指示に従ってください。
この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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