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流産手術後の痛み|鎮痛薬の確認と、待たずに受診する症状

2026/4/22

更新:2026/10/27

流産手術後は生理痛のような下腹部の痛みが出ることがあります。ただし、痛みをすべて子宮の収縮や「回復途中」と決めつけることはできません。退院時の説明に沿って薬を使い、強くなる痛みや出血・発熱があれば、何日目でも手術を受けた医療機関へ相談してください。

次の症状は、決まった日数を待ちません

症状・変化行動の目安
痛みが強い・増している、薬を使ってもつらい手術を受けた施設へ速やかに連絡。発熱、嘔吐、強い体調不良も一緒に伝える
大量・長引く出血、悪臭のあるおりもの、発熱感染や子宮内に組織が残るなどの確認が必要な場合がある。「38度が24時間続くまで」と待たず相談する
胸痛・息苦しさ、片脚の腫れや痛み血栓などの可能性があり、すぐに医療機関へ。急な呼吸困難や意識が遠のく状態は119へ
出血に強いめまい、失神、立てないほどの不調を伴う次の予約を待たず救急受診。緊急の状態なら119へ連絡する

症状だけから原因を自己診断することはできません。痛み止めを増やして様子を見続けたり、「術後1週間までは普通」と判断したりせず、症状の変化を伝えてください。RCOG:流産手術後に医療相談が必要な症状

痛みの程度と、良くなっているかを確認します

手術当日に月経痛に似た痛みがあり、その後軽くなる場合がありますが、程度や回復の速さには個人差があります。手術方法、麻酔、持病、今回の経過も異なるため、全員に「24〜48時間がピーク」「3日で回復」と当てはめません。

痛みが弱い、ほとんどないという場合も、それだけで異常とは限りません。一方、痛みがないことだけで、流産後の確認がすべて済んだとも判断できません。出血などの経過と、予定された再診を合わせて確認してください。

鎮痛薬は、退院時の指示を確認します

処方薬がある場合は、薬名、1回量、次に飲める間隔、1日の上限、頓服か定時かを確認します。「痛くなる前に全員が定時で飲む」「必ず同じ薬が第一選択」という案内にはできません。効かないときや、飲食できず服用方法に困るときは、自己増量せず処方元・薬剤師へ連絡します。

  • 市販の痛み止め・かぜ薬を足す前に、処方薬と成分が重ならないか薬剤師に確認する
  • 以前に鎮痛薬で息苦しさ・喘息発作が出た、薬のアレルギー、胃潰瘍、肝臓・腎臓の病気などがあれば伝える
  • 薬の名前や量、使った時刻と、その後の痛みの変化をメモして相談する

アセトアミノフェンも「胃が弱い人やアスピリン喘息の人なら必ず安全」という薬ではありません。カロナール錠の添付文書には、アスピリン喘息やその既往がある人で症状が悪化・再発するおそれ、同成分の重複による重篤な肝障害などの注意があります。

薬の変更や併用は医師・薬剤師に確認してください。PMDA:カロナール錠添付文書、2026年8月改訂・1〜2頁

自宅で過ごすときは、体調に合わせて調整します

楽な姿勢で休み、飲食できる範囲で水分や食事をとります。休むことと、一律に長期間寝たきりにすることは別です。許可された範囲の軽い日常動作から、無理なく戻していきます。動くと痛む場合は中断し、続く・悪化する痛みは相談してください。

入浴、性交渉、運動、運転をいつ再開するかは、処置や麻酔、症状、使っている薬によって確認が必要です。全員に同じ「術後1週間で解除」と決めず、退院時の説明を優先します。麻酔や眠気の出る薬の影響がある間は、運転など危険を伴う行動を避け、再開条件を施設に聞いてください。

仕事の復帰と、気持ちのつらさも相談できます

復帰する日は、仕事内容、出血・痛み、通勤や体力、気持ちの状態で変わります。事務職なら必ず翌々日、立ち仕事なら何日後と固定せず、勤務時間や作業の負担を調整できるか、受診先と職場に相談します。

流産後の悲しみを、一定の日数や順番で乗り越える必要はありません。眠れない、食べられない、生活が難しい、支えがほしいときは、2週間たつのを待たず相談できます。

「死にたい」「自分を傷つけたい」気持ちがあるときは一人で抱えず、厚生労働省の電話・SNS相談などへ。今すぐ自分を傷つけそうな切迫した状況は119へ助けを求めます。

退院前・再診で聞くこと

  • 薬が効かないとき、出血や発熱があるときの連絡先。時間外はどこへ行くか
  • 次の診察や検査はいつか。予定より早く連絡する症状は何か
  • 仕事・入浴・性交渉・運転の再開条件と、必要な休養や支援

出典と確認日

2026年10月27日にRCOGの術後回復の採用節、厚生労働省の相談案内、PMDA添付文書4頁中1〜2頁を確認しました。海外の薬の選択や窓口をそのまま国内へ当てはめていません。本記事の個別の医師監修はありません。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/22更新:2026/10/27