二人目を考え始めたら、産後の診察やかかりつけの産婦人科で、次の妊娠の時期を相談できます。出産からの回復、前回の妊娠・分娩、持病、授乳、年齢、育児の支えなどを合わせて考えます。「年齢が上がったから一定月数で必ず再開」という共通の表では決められません。
今相談したいことを分けます
| 状況 | 相談する内容 |
|---|---|
| 出産後まもなく、次の妊娠を考えている | 体の回復、妊娠間隔、持病・薬、前回の妊娠や分娩の影響 |
| 授乳中・月経が戻っていない | 妊娠の可能性と、妊娠を望む時期。治療や薬を使う場合の条件 |
| 妊娠を試みても妊娠しない、月経が不規則など | 年齢・期間・病歴に応じた不妊の評価。以前の妊娠歴だけで待たない |
「出産間隔」と「次の妊娠まで」は違います
出産から次の妊娠が始まるまでの期間と、子ども二人の出生の間隔は違います。妊娠間隔の研究や推奨を読むときは、どちらの期間を指しているかを確かめてください。
ACOG・SMFMの妊娠間のケアに関する文書は、出産から次の妊娠まで6か月未満を避け、18か月未満での妊娠について利益とリスクを相談するよう勧めています(2019年、2025年再確認)。
これは米国の推奨で、日本で全員に一つの再開日を定めるものではありません。年齢、不妊の病歴、前回の経過なども含めて相談します。ACOG:妊娠間のケア
帝王切開や合併症があった場合は、前回の経過を伝えます
帝王切開後は、次の妊娠・分娩の計画を考えるうえで、手術内容や子宮の傷、妊娠間隔などの確認が必要です。短い間隔でのリスクについて、前回出産した医療機関にも相談できます。
妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、早産、多い出血、心身の不調などがあった場合は、今の体調や検査の経過を伝えます。持病や使用薬、ワクチン、栄養なども妊娠前に見直せるか聞いてください。妊娠を待つ必要がある場合も、今から相談して準備することはできます。
授乳中・月経再開前でも、妊娠することがあります
授乳で排卵や月経の再開が遅れる場合はありますが、「完全母乳なら6か月は妊娠しない」「月経が来るまで排卵しない」とは言えません。NHSも、授乳中や月経が再開する前に妊娠しうることを案内しています。まだ妊娠を望まない場合は、産後の体調や授乳に合う避妊方法を相談します。NHS:出産後の性生活と避妊
妊娠を希望する場合も、母乳か混合かだけで排卵の再開日を予測しません。月経が来ない・不規則な状態、授乳の状況と希望を担当者に伝えます。治療のために、自己判断で断乳や薬の変更を決める必要はありません。
一度妊娠していても、妊娠しにくくなる場合はあります
前回自然に妊娠したことだけで、今の排卵、卵管、精子などに問題がないとは判断できません。年齢や病歴も変わるため、必要に応じて両方の評価を相談します。すべての検査を一式やり直すのではなく、以前の結果や治療歴を持参して、今必要な項目を整理します。
ASRMの2026年文書では、特に妊娠しにくい原因が知られていない場合の評価開始を、35歳未満では避妊なしの定期的な性交で12か月、35歳以上では6か月を目安とし、40歳を超える場合はより早い評価を考慮しています。これは「出産後にその月数を必ず待つ」という意味ではありません。
月経不順・無月経、子宮内膜症や卵管の問題、男性側の不妊などが疑われる場合は、期間を待たず相談します。まだ妊娠を試みていない段階でも、希望する家族計画や過去の治療があれば話せます。ASRM:不妊の評価
育児と通院は、利用できる条件を具体的に聞きます
子どもの同伴や預かり、予約の変更、治療日に必要な付き添い、オンラインで相談できる範囲などは施設によって違います。「キッズスペースがあるからいつでも同伴できる」とは限らないため、初診前に聞いてください。
通院の回数、費用と補助、仕事や家事の分担を、今分かる範囲で話し合えます。治療の平均期間や妊娠の確率を一律に約束することはできません。休む・方針を見直す場合の相談先も確認します。
診察に持っていく情報
- 出産日、分娩方法、妊娠中・産後の合併症と治療
- 授乳、月経の再開・周期、避妊と妊娠を試みた期間
- 以前の不妊治療・検査結果、現在の薬と持病
- 次の妊娠を希望する時期と、育児・仕事の支え
出典と確認日
2026年10月27日にACOG・SMFM、NHS、ASRMの採用節を確認しました。妊娠間隔の集団の推奨と、個人の再開時期や不妊評価を区別しています。本記事の個別の医師監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。