EggLink

二人目不妊の検査|前回の妊娠・産後の経過と今の状態を伝える

2026/4/19

更新:2026/10/31

一度妊娠・出産していても、次の妊娠について相談することはできます。前回自然妊娠だったことは、現在の状態や次の妊娠を保証するものではありません。一方、出産から一年経ったことだけで「二人目不妊」と判定するものでもありません。

今回の希望、避妊せず妊娠を目指している期間、月経や授乳、前回の経過を伝え、必要な評価を相談します。前回受けた検査をすべて一律にやり直すのではなく、今の診療に必要なものを確認します。

診察で伝えたい情報を整理します

相談したいこと確認するポイント
今回の希望と期間妊娠について相談したいこと、妊娠を目指している期間、避妊や性交の状況
前回の妊娠・出産妊娠した方法、治療・流産等の経過、出産時の合併症や手術、保存している検査結果
今の月経・産後の状態月経が戻ったか、周期・出血・痛み、授乳の状況や体調で気になること
持病・薬・治療歴現在の薬やサプリ、出産後の病気・手術、過去の検査・治療内容
パートナーの評価該当する場合に、現在の健康・治療歴と精液検査等を並行して相談する

受診時期は、出産日からだけで数えません

ASRMの2026年の意見では、既知の不妊要因がなく、避妊せず定期的な性交をしている場合の評価の目安を、女性が35歳未満では十二か月、35歳以上では六か月とし、40歳を超える場合にはより早い評価を考慮しています。

既知の不妊に関わる病歴がある場合は、待たずに評価する考え方です。ASRM:不妊評価の結論(2026年)

これは、全員がその期間まで相談できないという意味ではありません。月経が戻らない・不規則、痛み等がある、前回の病気や治療が気になる場合も、その状態を伝えて相談できます。産後の身体の回復や次の妊娠を目指す時期は、出産時の経過・年齢・健康等を含めて相談します。

授乳中や月経再開前でも、妊娠の可能性はあります

授乳の種類から「完全母乳なら六か月は排卵しない」「混合なら三〜四か月で戻る」と本人の時期を確定しません。NHSは、授乳中で月経が再開していなくても妊娠する可能性があると案内しています。月経がないことだけを、妊娠していない・妊娠できない根拠にしないでください。NHS:産後の妊娠可能性と避妊

次の妊娠を今は望まない場合は避妊も相談できます。年齢別に出産間隔を短くする表や、海外の一般的な推奨をそのまま国内全員の開始時期にしません。

検査の目的と、結果が変える方針を聞きます

不妊の評価では、病歴・月経等から排卵の状態、子宮・卵管、該当するパートナーの精液等を考えます。ただし、全員に同じ順番・同じ検査一式を行うわけではありません。前回の記録と現在の状態を合わせて、追加する理由と時期を聞きます。

AMHは卵巣刺激への反応等を考える材料で、卵子の質や自然妊娠の可否を一つの値で診断しません。甲状腺・ホルモン等も、症状や検査目的と合わせて判断します。検査の数を増やすこと自体を安心や妊娠の保証にしないでください。ASRM:病歴に応じた検査と卵巣予備能の限界

授乳・費用・子どもの同伴も、検査前に確認します

授乳中は、予定する薬や処置について医師・薬剤師へ伝えます。薬が必要だから全員断乳、授乳中だから全薬が使えない、という一律の判断にはしません。国立成育医療研究センターも、個々の薬と状態に応じた相談を案内しています。

これは、すべての不妊治療薬を授乳中に使えるという説明ではありません。国立成育医療研究センター:授乳と薬

検査ごとの目的・時期・保険か自費か・追加費用と、子どもの同伴や預かりの条件を事前に確認します。検査一式は全員数千円〜一万円という全国料金や、すべての施設に託児があるとの案内はしません。

出典と確認日

2026年10月31日、本文で示した原典の採用節を照合しました。全施設の診療・費用や個人の結果を確認したものではありません。

免責事項

一般的な情報提供です。本人の診断・治療や授乳の方針は、状態と希望を伝えて医師・薬剤師等へ相談してください。

目次に戻る
EggLink編集部のアイコン

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/19更新:2026/10/31