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授乳中の妊活はいつ相談する?排卵の再開・断乳と治療薬の確認

2026/4/19

更新:2026/10/26

授乳中でも、次の妊娠や不妊治療について相談できます。相談のために必ず先に断乳する必要はありません。一方、実際に妊娠を試みる時期や薬を始める条件は、産後の回復、前回の妊娠・出産、年齢、授乳状況などによって変わります。「断乳すれば何か月で排卵が戻る」と一律には決められません。

今の状況に応じて相談内容を整理します

状況確認したいこと
授乳を続けながら次の妊娠を考えたい授乳回数、産後の経過、妊娠希望時期を伝え、相談・検査・治療開始を分けて計画する
月経が戻らない・不規則授乳の影響だけと決めず、経過と妊娠の可能性、必要な診察を相談する
前回が帝王切開・妊娠合併症あり子宮や体調の回復、前回の記録、次の妊娠までの間隔を産婦人科で確認する
年齢や以前の不妊治療が気がかり断乳や一定の月数を待たず、早めに今後の計画を相談する。相談した日から妊娠を急ぐ必要はない
治療薬を始める予定がある薬ごとの授乳中の使用可否、代替の有無、授乳や治療の調整方法を処方前に確認する

授乳中の排卵・月経の再開には個人差があります

授乳に関係するホルモンの影響で、排卵や月経が抑えられることがあります。ただし再開の時期は、授乳の頻度や夜間授乳などによっても異なります。完全母乳なら必ず何か月、混合栄養なら何か月、断乳後は必ず1〜3か月、という予定表にはできません。

NHSは、月経がいつ再開するかは人によって異なり、授乳中で月経がまだなくても、出産後3週ほどで妊娠する可能性があると説明しています。最初の月経より前に排卵が起き得るためです。

これは、その時期から妊娠を試みることを勧める説明ではありません。まだ妊娠を希望しない場合は、授乳中に使える避妊方法も相談しましょう。NHS:出産後の月経と妊娠の可能性

出産から次の妊娠までの間隔を確認します

出産後に妊娠できることと、体の回復を踏まえて妊娠を計画する時期は別です。間隔を考えるときは、「前の出産から次の妊娠まで」か「出産から次の出産まで」かを分けます。

ACOGの患者向け説明は、前の出産から6か月未満で再び妊娠することを避け、18か月以上待つことに最も多くの利点があるとしています。帝王切開後は子宮の傷の回復も関係します。

一方、年齢や以前の妊娠しにくさなども含め、本人の状況に応じて利益とリスクを相談するよう説明しています。ACOG:次の妊娠までの間隔

この数字を全員に同じ再開日を指定する表にはしません。「35歳以上なら12か月でよい」と年齢だけで短縮することも避けます。前回の出産方法、早産・高血圧・糖尿病などの経過、貧血や持病、育児の支援と希望を診察で確認しましょう。早く相談しておくことは、早く妊娠を試みることと同じではありません。

断乳と治療薬は、一つずつ確認して決めます

国立成育医療研究センターは、授乳中の薬を一律に使えないと考えず、薬ごとに利益とリスクを評価して医療者と相談するよう案内しています。ただし、一般の薬の説明を、すべての不妊治療薬に当てはめることはできません。国立成育医療研究センター:授乳とお薬

例えばブセレリン点鼻液0.15%「F」の電子添文では授乳中は禁忌です。治療の内容によっては、授乳の調整や治療開始時期の変更が必要になります。すべての検査や相談の前に必ず断乳する、授乳中でもすべての薬が安全、というどちらの説明にもできません。PMDA:ブセレリンの禁忌

赤ちゃんの栄養や授乳を続けたい希望も伝え、処方医・薬剤師、必要に応じて小児科や授乳支援の担当者と相談してください。自己判断で治療薬を始めたり、授乳や処方薬を急に変更したりせず、変更後の計画も確認します。

「出産から1年」で二人目不妊とは決めません

不妊の評価で考える期間は、出産日からの単純な経過ではなく、妊娠を希望して避妊せず性交を持っている期間などです。産後の回復や授乳、妊娠を試みていない期間を、そのまま不妊期間として数えることはできません。

ASRM2026は、特別な懸念がない場合、35歳未満では12か月、35歳以上では6か月を評価の目安とし、40歳を超える場合や、妊娠しにくさが疑われる病歴・月経の問題などがあれば早い評価を考慮しています。

授乳中は経過を個別に確認する必要があり、目安まで相談を待つ必要はありません。ASRM2026:不妊評価の開始と個別条件

検査と通院の準備は、必要な範囲を選びます

一人目を自然妊娠した場合も、妊娠しにくさの評価が必要になることはあります。前の妊娠・出産や治療の記録、月経、授乳、持病・薬、パートナーの状況を伝え、必要な検査を選びます。AMHやホルモン、卵管、精液などを、全員が最初から一式受け直すという意味ではありません。

検査の目的、授乳中に結果をどう解釈するか、何が治療方針を変えるか、費用を確認してください。AMHだけで妊娠できるかや治療の期限は決まりません。パートナーがいる場合は、その方の評価も必要に応じて並行して考えます。

育児との両立では、子どもの同伴の可否、検査や採卵当日の付き添い、予約変更の方法を施設に確認します。キッズスペースやオンライン診療が必ず使えるとは限りません。家族や一時保育などの支援、休む選択、費用の上限も含め、続けられる計画を相談しましょう。

出典と確認日

2026年10月26日にNHS、ACOG、国立成育医療研究センター、PMDA、ASRM2026の採用箇所を確認しました。回復や治療の見通しを、一律の月数・妊娠率・費用で保証するものではありません。医師による本記事の個別監修はありません。

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EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/26