EggLink

39歳の妊活|相談の時期・必要な検査とAMHで分かる範囲

2026/4/19

更新:2026/10/27

39歳で妊娠を希望する場合は、妊娠を試みている期間と月経・病歴を整理し、婦人科や生殖医療の専門医へ相談できます。年齢は大切な要素ですが、年齢やAMHの一つの値だけで、個人の妊娠の可否や治療法は決まりません。検査キットの結果を得るまで受診を待つ必要もありません。

六か月は、全員が受診を待つ期間ではありません

状況相談の考え方
定期的に避妊せず性交して六か月妊娠していない35歳以上の評価開始の目安に当たり、不妊の評価を相談する
月経が不規則・ない、不正出血、子宮や卵管の病気、男性側の問題などがある六か月を待たず、状況に応じた評価を相談する
まだ妊娠を試みていない・将来の時期を迷っている妊娠の希望時期や選択肢について相談できる。AMHだけで待てる期間を決めない

ASRMは、定期的な避妊のない性交があり、妊娠しにくい既知の要因がない場合、35歳以上では六か月で評価を始めるとしています。一方、月経の異常や不妊に関係する病気などがある場合は、待たずに調べます。これは六か月未満の相談を断る基準ではありません。ASRM:不妊評価の開始時期、2026年版

AMHは、卵子の質や自然妊娠の可否を判定する検査ではありません

AMHなどの卵巣予備能検査は、卵巣に残る卵子の数の目安や、卵巣刺激への反応を考える材料です。卵子の質とは別で、数値だけで現在の妊娠力や自然妊娠できるかを決めません。高いから先延ばしできる、低いから妊娠できない、という説明にもなりません。

検査をすでに受けた場合は、検査日・単位・結果を持参します。受けていない場合も、AMHの測定を受診の前提にせず、必要な検査と結果の使い方を医療者と相談してください。ASRM:卵巣予備能の量と質、検査の限界

月経と病歴、必要ならパートナーの評価も合わせます

最終月経や周期、妊娠を試みている期間、過去の妊娠・流産、手術や治療、現在の薬を伝えます。これまでの検査結果があれば持参し、何を調べ直す必要があるかを聞いてください。性生活で困っていることも相談できます。

不妊の評価では排卵や子宮・卵管、男性側の評価などを必要に応じて組み合わせます。パートナーがいる場合も女性の検査だけを順番に終えてから男性側を考えるとは限りません。自己流の基礎体温の記録だけで排卵やホルモンの状態を確定せず、検査の目的を聞いて進めます。

年齢だけで全員を同じ治療へ進めません

タイミング法・人工授精・体外受精などの選択は、検査結果、これまでの期間や治療、希望と負担を合わせて考えます。全員が決まった周期数を順番に行う、39歳なら最初から必ず体外受精、とはしません。いつ結果を振り返り、方針を見直すかを相談します。

成績を見るときは、自然妊娠・体外受精、妊娠・出産、一周期・一移植・採卵からの累積を区別します。対象年や年齢の区切り、患者の条件が違う表を、そのまま自分の予測には使わないでください。

将来のための卵子凍結も、保証とは分けて考えます

今は妊娠を目指さず将来の選択肢を考える場合、卵子凍結について相談することもできます。ただし、凍結した卵子で将来必ず出産できるわけではありません。凍結時の年齢を含む見通し、採卵の負担、保存と将来使うときの治療・費用まで説明を受けてください。HFEA:卵子凍結の目的と限界

診察で確認したいこと

  • いま必要な検査と、それぞれの結果で変わること
  • 本人とパートナーを含む評価を、どう進めるか
  • 今回の治療の目的、負担・費用と別の選択肢
  • 次の診察と、方針を見直す時期

持病や服薬がある場合は妊娠の希望を伝え、自己判断で薬を中止・変更しないでください。検査や生活の準備をすべて整えてから相談しようとせず、今ある情報で受診を始められます。

出典と確認日

2026年10月27日に保存したASRMの不妊評価2026・卵巣予備能2020、HFEAの卵子凍結の採用節を再確認しました。個人の妊娠確率を計算した記事ではなく、本記事の個別の医師監修はありません。

目次に戻る
EggLink編集部のアイコン

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/19更新:2026/10/27