基礎体温を記録するときは、朝目が覚めて起き上がる前に、横になったまま婦人体温計を舌の下に入れて測ります。測定時間などは実際の機器の説明書に従ってください。グラフをきれいにそろえることを、妊娠や受診の条件にするものではありません。
測るとき・記録するときの確認表
| 場面 | 確認すること |
|---|---|
| 測定前 | 手元に体温計を置き、起床後に起き上がる前の状態で測る |
| 測定方法 | 婦人体温計を舌の下で使い、測定時間や扱いは機器の説明に従う |
| 記録 | 日付と体温、睡眠や起床・測定条件の違い、月経などを残す |
| 相談 | 記録の目的と必要な期間、負担が大きい場合の別の確認方法を聞く |
起床時の条件をそろえ、違いがある日はメモします
東京都の妊娠支援情報も、目覚めて横になったまま、婦人体温計を舌の下に入れて測る方法を説明しています。就寝時間、室温、先にトイレへ行ったかなどでも体温が変わることに注意を促しています。東京都:生理と基礎体温
条件が違った日は、数値を都合よく直さず、そのままメモします。測り忘れた日を推測の数値で埋める必要もありません。体調の変化や気になる症状がある場合は、それも診察で伝えてください。
二相のグラフにならないだけで、排卵していないとは決めません
ASRMの2026年指針は、排卵がある女性でも、明瞭な低温期・高温期の二相を記録できない場合があると説明しています。基礎体温は排卵の予測に不正確なことがあり、性交の時期を事前に合わせる方法としても限界があります。ASRM:基礎体温測定の限界
一回の体温低下や高温の日数から、着床・妊娠・流産を断定しないでください。必要な妊娠検査や診察は、通院先や検査薬の指示に沿って確認します。
すべての人が毎日測る必須検査ではありません
同指針は、毎日の測定の負担や精度の限界から、基礎体温を通常の不妊評価で一律に勧めていません。特に、月経の経過から排卵のある周期と考えられる場合には、毎日の測定が必須という意味ではありません。
医師から記録を勧められた場合は、何を確認するためか、どのくらい必要かを聞いてください。月経不順や妊娠しにくさなどが気になるときは、何か月分も記録がそろうまで受診を待つ必要はありません。
つらくなる場合は、続け方を相談します
一日の数値で気持ちが大きく揺れたり、睡眠や生活の負担になったりする場合は、そのことも医療者に伝えてください。測り続けること自体を目標にせず、月経や症状の記録など、自分の診療に役立つ方法を相談できます。
パートナーと共有する場合も、記録の点検や性交日を一方的に決めるためではなく、本人が望む支え方を相談する材料にします。
出典と確認日
2026年10月27日に、東京都の測定方法と保存ASRM2026指針の基礎体温の採用節を確認しました。特定の体温計・アプリの性能や個人の排卵日を検証したものではありません。本記事の個別の医師監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。