つわりで生活がつらいときは、我慢するしかないと考えず、産科へ相談してください。症状や飲食の状態に応じて、吐き気を抑える薬(制吐薬)等を検討する場合があります。
水分や食事をとっても吐いてしまう、尿が少ない・濃い、ふらつく、体重が減る等の場合は、脱水や栄養不足への対応が必要になることがあります。次の健診を待たず、早く診療先へ連絡してください。NHS:重いつわりの症状と治療
つらさと、飲食できているかを伝えます
| 確認したいこと | 診療で相談すること |
|---|---|
| 吐き気で生活や仕事がつらい | 妊娠週数、症状の強さと生活への影響、薬を相談したいことを伝える |
| 飲食できない、尿が少ない・濃い、ふらつく | 早く連絡し、脱水・栄養状態の診察や補液等が必要かを確認する |
| 吐き気止めを処方された | 薬の目的・使い方、注意症状、飲めないときの対応を聞く |
| ビタミン・漢方・市販薬を使いたい | 使っているものをすべて伝え、妊娠中の適否と重複を確認する |
| 腹痛・発熱・吐血や強い体調悪化がある | つわりと決めつけず、速やかに診療につなぐ |
薬で吐き気を抑えることと、脱水への治療は異なります
制吐薬は、吐き気や嘔吐を和らげる目的で使います。一方で、脱水や栄養不足があれば、症状を抑える薬だけでなく、水分・電解質等を補う治療が必要になることがあります。
飲み薬を保てないほど吐く場合は、別の投与方法や入院による治療等を検討することもあります。どの薬・方法が合うかは本人の状態によって異なり、すべての方に同じ処方が効くわけではありません。NHS:つわりへの工夫と薬の相談
ビタミンB6も、量やほかの薬を確認して相談します
厚生労働省eJIMのビタミンB6解説は、米国産婦人科学会が、医師の診察のもとでの使用を勧めていることを紹介しています。ただし、海外の推奨と、日本での薬の適応・保険の扱いは同じとは限りません。
ビタミンだから多いほどよいとは限りません。高用量のサプリメントを長く使うと神経障害等が起こる場合があり、ほかの薬との相互作用にも注意が必要です。妊婦用サプリや市販品も含めて成分・量を伝え、自己判断で追加しないでください。厚生労働省eJIM:ビタミンB6のつわり・過剰摂取と相互作用
薬を使う前と、使った後の相談事項
診療では、妊娠週数、いつから何回くらい吐くか、水分・食事をどの程度保てるか、尿や体重の変化、持病と使用中の薬を分かる範囲で伝えます。記録をそろえるために連絡を遅らせる必要はありません。
処方時には、薬の目的、使うタイミングと期間、副作用が疑われるときの対応を聞いてください。飲んだ直後に吐いた、飲めない、効かない、症状が悪化した場合も、追加や飲み直しを自分で決めず診療先へ相談します。
かならず何週で治る、と受診を先送りしません
つわりの経過には個人差があり、重い症状が長く続く場合もあります。妊娠悪阻では全身の栄養状態が悪化し、脱水や意識等の異常が出る場合もあります。「つわりの時期だから」と強い症状を放置しません。厚生労働省:妊娠悪阻の症状
意識がおかしい、倒れそう、血を吐く、強い腹痛や発熱等があるときは、速やかに診療先へ連絡し、強い体調悪化は救急の対応を求めます。つわり以外の原因も確認が必要です。
生活上の工夫と、支援も合わせて相談します
症状が比較的軽いときは、食べられるものを少量ずつ、水分を少しずつとる、つらいにおいを避ける、休む等の工夫があります。ただし、飲食できない状態を工夫だけで乗り切ろうとしないでください。
仕事や家事が難しい、気持ちもつらい等の負担も伝え、休み方や周囲の支援を相談します。薬を使うかどうかだけでなく、日常生活と体調を保つ方法を一緒に考えます。
費用と保険の確認
治療の保険適用と自己負担は、病名・治療内容・適用条件によって異なります。高額療養費も診療月・年齢・所得区分等で上限が変わり、先進医療の技術料など保険外の費用は対象になりません。
治療施設には保険・自費の内訳を、加入先の健康保険には自分の上限と申請方法を確認してください。協会けんぽ:高額療養費の対象・診療月別の上限
出典と確認日
2026年10月30日にNHSつわり(2024年4月)・重い嘔吐(2023年1月、次回review予定日を経過)の保存本文、厚生労働省の妊娠悪阻とeJIMビタミンB6(2025年6月更新)の採用節を確認しました。特定の処方・投与量や国内の全薬の適応を示さず、個別の医学監修は行っていません。
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免責事項
この記事は医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療の代わりとなるものではありません。個々の症状や状況に応じた判断は、必ず担当の医師にご相談ください。また、治療効果には個人差があります。

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EggLink編集部
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