妊娠37週より前に、規則的なお腹の張り・痛み、性器出血、水っぽいものが流れるなど破水の疑いがある場合は、通院中の産科へ早く連絡してください。張りだけで切迫早産と確定はできませんが、自宅で診断して待つものでもありません。不安な場合も症状を伝えて相談します。
受診を相談するときに伝えること
| 伝える情報 | 確認する内容 |
|---|---|
| 妊娠週数 | 現在の週数と、これまでの妊娠・出産の経過 |
| 張り・痛み | 始まった時刻、規則性や強さ、普段と違う点 |
| 出血・水っぽい流出 | 出始めた時刻と量・色などを分かる範囲で伝える |
| 体調・胎動 | 発熱や具合の悪さ、普段の胎動からの変化 |
| 今後の対応 | いつ、どこを受診し、移動や待機をどうするか聞く |
切迫早産は、早産に至る可能性がある状態です
日本では、妊娠22週以降37週未満での出産を早産といい、切迫早産は早産しかかっている状態を指します。必ずすぐに出産するという意味ではなく、診察で子宮や赤ちゃんの状態、破水や感染の有無などを評価します。
厚生労働省の用語案内も、性器出血、下腹部の痛みや張り、破水感、胎動の減少などを挙げています。症状があれば、一定回数まで数えることや、安静で様子を見ることを受診の前提にしないでください。厚生労働省:切迫早産の定義と症状
破水かどうか、家では分からない場合も相談します
尿もれやおりものと区別しにくい場合でも、水っぽいものが流れる・続くときは、破水の可能性を伝えて連絡します。発熱、出血、腹痛、胎動の変化も合わせて伝えてください。
医療機関では、症状や病歴を聞き、必要な診察・検査と赤ちゃんの確認を行います。すべての人が同じ検査一式を受けるという意味ではありません。診察で何が分かり、帰宅できる場合はどの変化で再連絡するかを聞きましょう。NHS:早産の徴候・破水と医療機関での確認
治療は、妊娠週数と母体・赤ちゃんの状態に応じて選びます
治療では、妊娠を続けることが適切か、早く生まれる可能性に備えて何が必要かを相談します。子宮収縮への対応、赤ちゃんの出生に備える薬、感染への対応などは目的が異なります。使う薬や期間を、本人が自己判断で決めるものではありません。
感染や出血などの状態によっては、出産を遅らせることが最善とは限りません。必要な入院や搬送、新生児の診療体制も含めて、今回の方針を説明してもらいます。妊娠週数ごとの海外の投薬条件を、そのまま日本の全員へ当てはめないでください。
生活・仕事で、具体的にどう過ごすかを聞きます
休業や仕事の負担軽減が必要か、通勤・家事・育児でどの動作に注意するかを医師に相談してください。「安静」という言葉だけで、全員が同じ期間ずっと寝たまま過ごすと解釈せず、本人の状態に沿う指示を確認します。
厚生労働省の案内も、休業や負担軽減を医師等の指示に基づいて考えています。症状や生活上の困りごとを伝え、家族や職場へどのように説明するか相談しましょう。厚生労働省:医師の指示に応じた休業・負担の調整
治療と費用の確認
治療の保険適用と自己負担は、病名・治療内容・適用条件によって異なります。高額療養費も診療月・年齢・所得区分等で上限が変わり、先進医療の技術料など保険外の費用は対象になりません。
治療施設には保険・自費の内訳を、加入先の健康保険には自分の上限と申請方法を確認してください。協会けんぽ:高額療養費の対象・診療月別の上限
参考資料と確認日
2026年10月30日に採用節を照合しました。本人の診断や薬の使い方を指定する記事ではなく、個別の医師監修は行っていません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。