妊娠13週ごろは、つわりや疲れが軽くなる人もいれば、まだつらさが続く人もいます。13週で必ずつわりが終わるわけではなく、症状が軽くなった・残っていることだけで、赤ちゃんの経過を判断することはできません。予定された妊婦健診を続け、困っている症状を伝えてください。
出血や強い腹痛、水分が保てないほどの嘔吐、尿が少ない・立つとふらつくなどがあるときは、健診の日を待たず産科へ相談しましょう。
13週ごろの赤ちゃんは動いていても、まだ感じないことがある
NHSの13週の説明では、胎児の大きさを約7.4cmの例で紹介し、動いたり指を吸ったりする発育を説明しています。大きさは発育をイメージする一例であり、全員が一致する正常値や診断の境界ではありません。自分の超音波の所見は担当医の説明で確認してください。
赤ちゃんは動いていても、13週で本人が胎動を感じないことはあります。胎動を感じる時期はもっと後のことが多く、この時期に毎日動きを数えて順調さを自己判定するものではありません。
つわり・眠気・便秘などには個人差がある
| 気になりやすいこと | 考え方・対応 |
|---|---|
| つわり・においの変化 | 13週以降も続く場合がある。食べられるものや温度を選び、少量ずつ。飲食を保てない場合は相談する。 |
| 疲れ・眠気 | 無理な予定を減らし休める時間を取る。生活への支障が強い場合は、妊娠のせいだけと決めず相談する。 |
| 便秘・胸やけ・お腹の張った感じ | 食事や体調に合わせて対策を相談。市販薬やサプリを自己判断で追加しない。 |
| 胸の張りや体の見た目 | 変化の有無・程度は人それぞれ。症状の強さを、妊娠が続いているかの検査にしない。 |
つわりには日ごとの波もあります。急に軽くなったことだけで流産、強いつわりがあれば赤ちゃんは必ず元気、と判断することはできません。出血や痛みなどの症状、不安がある場合は産科へ伝え、必要な診察を確認してください。
食べる・飲むのが難しいときは、レシピを試す前に相談してよい
食事のにおいがつらいときは、食べられるものを少しずつ、においが気になる温かい料理は少し冷ましてみるなどの工夫があります。水分も少量ずつ試せますが、保てないほど吐く、尿が減る・濃くなる、立つとふらつく、体重が減っている場合などは、産科へ連絡してください。
「体重が5%減るまでは待てる」「13週なら食べなくても赤ちゃんに影響しない」と一律に考えないでください。つらい症状は食事の工夫だけで抱えず、必要な治療も相談できます。ビタミンB6等のサプリを共通の量で自己治療に使うことも避けましょう。
薬・食事と日常の予定は、本人の体調と指示に合わせる
処方薬は、つわりが落ち着いた・妊娠が進んだという理由だけで自己中止しないでください。不妊治療後の黄体補充等の継続・終了も担当施設へ確認します。新しい薬・サプリは妊娠週数と使っている薬を伝えて相談してください。
食事は食べやすさに加えて衛生にも注意します。肉や魚介類、加熱調理用の食品は十分に加熱し、生で食べる野菜・果物はよく洗います。「冷蔵庫から出せばすべて安全」「生魚は大型魚だけ避ければよい」という区別にはなりません。
健診では、体調、食事・水分、薬、仕事や家事の負担、不安なことも伝えてください。いわゆる安定期という言葉があっても、何をしても安全という期間ではありません。日常の活動や休養は本人の経過に合わせて相談します。
次の健診を待たず相談する症状
妊娠中の出血は、少量でも産科へ相談してください。13週の出血を初期の着床出血と自分で決めず、いつから・どのくらいか、痛みがあるかを伝えます。
強い・続く腹痛、大量出血、失神しそうな状態、突然の息切れや胸痛、激しい頭痛・急な視力の変化、高い熱などは、速やかな診察が必要です。動けない、意識や呼吸に異常があるなど緊急時は119へ連絡します。
体調や症状の強さだけで正常かどうかを確かめようとせず、かかりつけの時間外連絡先も確認しておきましょう。
確認した資料
2026年10月24日に確認。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。