妊婦健診の尿検査では、尿糖や尿蛋白などを確認し、妊娠中の健康状態を評価する手掛かりにします。市販の妊娠検査薬で妊娠の反応を調べることとは、目的が異なります。尿検査だけで、赤ちゃんの成長や妊娠に関わる病気のすべてが分かるわけではありません。
結果は、項目ごとに意味を確認します
| 項目・状況 | 確認すること |
|---|---|
| 尿蛋白 | 血圧、症状、これまでの結果を合わせ、再検査・詳しい評価が必要か確認する |
| 尿糖 | 尿だけで糖尿病と決めず、予定された血糖検査や追加検査を確認する |
| ほかの項目も検査した | 今回何を調べ、何が分かったかを聞く。全員同じ検査とは限らない |
| 結果が陰性だった | 健診を続ける。気になる症状があれば、陰性でも相談する |
国の妊婦健診の基準には、血圧などとともに尿の糖・蛋白の検査が示されています。医療機関では、妊娠週数や母体・赤ちゃんの状態に応じて、血液検査や超音波検査なども組み合わせます。厚生労働省:妊婦健康診査の内容
尿蛋白が陽性でも、自己診断しません
妊娠中の高血圧に関連する病気では、尿蛋白も評価の材料になります。ただし、尿の表示だけで診断や重症度を決めるものではありません。担当医は血圧、症状、ほかの検査と合わせて判断します。
結果に「+」が付いた場合は、前回との違い、再検査が必要か、次の受診までにどんな症状に注意するかを聞いてください。自己判断で水分を大量に飲んで薄めたり、薬やサプリで数値だけを変えようとしたりしません。NHS:妊娠中の血圧・尿検査と追加評価
尿糖と、血糖を調べる検査は別です
妊娠糖尿病は、妊娠中の血糖の状態を評価して診断します。尿糖が出たことだけで確定したり、出なかったことだけで検査不要と考えたりしないでください。症状がなくても見つかる場合があります。
血糖検査やブドウ糖負荷試験などを案内された場合は、その検査に必要な食事・飲水の指示、当日の流れを施設へ確認します。尿検査の結果をよくするために食事を抜くのではなく、予約された検査の説明に従ってください。NHS:妊娠糖尿病の検査と診断
採尿の方法と、採れないときの対応を確認します
採尿の時間、容器、尿の取り方は、受診先の案内に従います。尿が出ない、出血や排尿時の痛みがある、薬を使っているなど、気になることがあれば先に伝えてください。自分で採取量や飲水量を一律に決める必要はありません。
結果を受け取るときは「何の項目か」「再検査が必要か」「次回はいつか」を確認します。健診の助成でどの検査が対象となるか、追加費用があるかは、自治体と受診先へ確認してください。全国一律の自己負担額とは限りません。
強い頭痛や目の症状などは、結果を待たずに連絡します
強い頭痛、目がかすむ・光がちらつく、肋骨の下あたりの痛み、顔や手足の急な腫れ、ひどく具合が悪いときは、妊娠をみている産科へ速やかに連絡してください。直前の尿検査が正常だったことだけで、様子を見る判断にしません。
検査の異常がなくても、症状は相談できます。妊婦健診は一回の結果で完了するものではなく、妊娠を通じて状態を確認する機会です。こども家庭庁:妊婦健診の役割と公費助成の確認
出典と確認日
2026年10月28日に国の妊婦健診基準、こども家庭庁、NHSの採用節を確認しました。尿の判定基準や投薬を自己判断する案内ではありません。英国の検査日程・診断基準を国内共通の指示にしていません。本記事の個別の医師監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。