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卵子凍結の流れ|カウンセリングから保存まで

2026/4/19

卵子凍結の流れ|カウンセリングから保存まで

この記事の情報取得日:2026年5月2日。「卵子凍結はどんな手順で進むの?」という疑問をお持ちの方へ向けて、初診から保存完了までの具体的なステップを整理しました。治療期間・通院回数・注射の負担など、踏み出す前に知っておきたい現実的な情報を提供します。

この記事でわかること

  • 初診から採卵・凍結完了までのステップ(目安2〜4週間)
  • 採卵周期中の通院回数と注射スケジュール
  • 採卵当日の流れと身体への負担
  • 凍結後の保管・使用時の手続き

卵子凍結の全体像——カウンセリングから保存まで

卵子凍結の一連の流れは、おおむね「初診・検査 → 治療計画 → 排卵誘発注射 → 採卵 → 凍結・保管」の5段階で構成されます。採卵1回のサイクルは月経開始から約2〜4週間で完結し、採卵日から数日以内に凍結が完了します。

ステップ

内容

所要期間

①初診・検査

問診・AMH検査・超音波検査

1日

②治療計画

検査結果をもとに投薬方針を決定

結果説明1回

③排卵誘発

自己注射または通院注射で卵胞を育てる

10〜14日間

④採卵

膣内から卵子を採取(30〜60分)

採卵日1日

⑤凍結・保管

ガラス化法で急速凍結、液体窒素で保管

採卵後2〜3日で完了

排卵誘発期間——注射と通院のリアル

採卵に向けて卵胞を複数育てるため、排卵誘発剤(ゴナドトロピン製剤)を毎日投与します。多くのクリニックでは自己注射指導を行うため、毎日通院する必要はありません。

  • 注射期間:10〜14日間(月経2〜3日目から開始)
  • 通院回数:誘発中に2〜4回の超音波確認(卵胞サイズ測定)
  • 採卵前夜:HCG注射または点鼻薬で最終成熟を促す(タイミング厳守)
  • 副反応の目安:お腹の張り・軽い倦怠感・卵巣の重み感(重度なら卵巣過剰刺激症候群OHSS)

OHSSは採卵後に卵巣が腫れる状態で、重症例では入院が必要になることがあります。リスク因子はAMH高値・若年・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などで、事前に医師と対策を確認します。

採卵当日の流れ——身体への負担と回復

採卵は静脈麻酔(多くのクリニック)または鎮痛剤のみで行われます。当日の流れを把握しておくと安心です。

時間帯

内容

来院〜処置室

バイタル確認・麻酔の準備(食事制限あり)

採卵処置

膣壁から細い針で卵胞を穿刺・吸引(30〜60分)

採卵後

1〜2時間休憩、帰宅可(当日の運転不可)

翌日以降

軽い腹痛・出血は正常。激しい痛みは要連絡

採卵数は個人差が大きく、同じ年齢・AMH値でも1回で2個の方もいれば12個取れる方もいます。採卵後は胚培養士が卵子の成熟度を確認し、成熟卵(MII期)のみが凍結対象となります。

凍結・保管の方法——ガラス化法とは

現在の標準的な凍結技術は「ガラス化法(Vitrification)」です。従来の緩慢冷却法と比べて融解後の生存率が大幅に高く、国内ほぼすべての施設で採用されています。

  • 融解後生存率:90%以上(ガラス化法の場合)
  • 保管方法:液体窒素(-196℃)タンクで管理
  • 保管期間:クリニックによるが5〜10年(上限年齢到達まで)が多い
  • 保管料:3〜6万円/年が一般的

費用の目安——採卵1回の総額

採卵1サイクルにかかる費用は施設・地域・使用薬剤によって異なります。以下は目安の範囲です。

項目

費用の目安

初診・検査

2〜5万円

排卵誘発剤

5〜15万円(薬の種類・量による)

採卵処置・麻酔

20〜40万円

凍結処理・初年度保管

5〜10万円

合計(採卵1回)

30〜70万円

社会的凍結は全額自費です。東京都などでは自治体の助成制度があり、条件を満たせば最大10〜30万円程度の補助が受けられる場合があります(年度・自治体により変動)。

アクセス・相談方法

卵子凍結専門の説明会・無料相談を定期開催しているクリニックが増えています。初回は無料で疑問を解消してから採卵サイクルに入ることが可能です。

  • 初診時にAMH検査を受け、卵巣予備能を把握してから計画を立てる
  • 採卵スケジュールは月経周期に依存するため、希望月から逆算して受診タイミングを調整する
  • 職場・生活スケジュールとの調整(採卵日前後は安静を要することがある)

よくある質問(FAQ)

Q1. 採卵は何回くらい必要ですか?

個人の卵巣機能・目標採卵数によります。35歳以下で卵巣予備能が標準的なら1〜2回、40歳以上では3回以上必要になるケースも珍しくありません。

Q2. 採卵は痛いですか?

多くのクリニックでは静脈麻酔を使用するため、処置中の痛みは少ない方が大半です。翌日以降に軽い腹痛が残ることはありますが、通常数日で落ち着きます。

Q3. 仕事はいつ休む必要がありますか?

採卵当日と翌日は安静が推奨されます。採卵前日夜のHCG注射のタイミングも職場スケジュールに影響するため、2〜3日の余裕を持って計画すると安心です。

Q4. 凍結卵子を使わなかった場合はどうなりますか?

使用しない場合は廃棄申請を行います。第三者への提供(卵子提供)は現在日本では原則認められていません。保管期限が来ても未使用のまま延長できるかはクリニックによって異なります。

Q5. 採卵後に普通の生活に戻れますか?

多くの方は採卵翌日または翌々日から通常の業務に復帰しています。ただし腹腔内出血・OHSSの兆候がある場合は即座に受診が必要です。

まとめ

卵子凍結の流れは「初診・検査 → 排卵誘発(約2週間)→ 採卵 → 凍結保管」という1〜2ヶ月のサイクルです。採卵数・費用は年齢と卵巣予備能に大きく左右されるため、まずAMH検査で現状を把握することが最初のステップになります。クリニック選びから凍結後の使用計画まで、疑問は初診時に医師へ率直に確認することをお勧めします。

【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医療診断・治療の代替となるものではありません。治療の適否・費用等の詳細は担当医にご確認ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2