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生理をズラすピルの飲み方|早める・遅らせる手順

2026/5/4

旅行やイベントに生理が重なりそうなとき、ピルを使えば生理日を早めたり遅らせたりすることができます。「生理をズラすピル」として使われるのは中用量ピル(プラノバールなど)や低用量ピルで、婦人科で処方してもらえます。この記事では、生理を早める方法と遅らせる方法それぞれの手順・飲み方・費用・副作用について、具体的なスケジュール付きで解説します。大切な予定を安心して迎えるために、正しい知識を身につけておきましょう。

この記事のポイント

  • 生理を遅らせるには予定生理日の5〜7日前からピルを飲み始め、イベント終了まで服用を続ける
  • 生理を早めるには生理5日目からピルを約10〜14日間服用し、中止後2〜3日で生理がくる
  • 費用は自由診療で3,000〜5,000円程度。予定の1か月前までに受診するのが理想

生理をズラすピルの仕組み

生理をズラすピルは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンを外部から補充することで、子宮内膜が剥がれ落ちる(=生理が起きる)タイミングを意図的にコントロールする仕組みです。ピルを服用している間はホルモンが維持され生理が来ず、服用を中止するとホルモンが低下して生理が始まります。

使われるピルの種類

  • 中用量ピル(プラノバールなど):生理日移動で最もよく処方される。ホルモン含有量が多いため確実性が高いが、吐き気が出やすい
  • 低用量ピル:普段服用している方はそのまま調整可能。副作用は軽め

生理を遅らせる方法【手順・スケジュール】

生理を遅らせる場合は、予定生理日の5〜7日前からピルの服用を開始し、生理を避けたい期間中は毎日同じ時間に飲み続けます。服用をやめると2〜3日後に生理が始まります。

具体的なスケジュール例

たとえば7月20日から3日間の旅行で、予想生理日が7月21日の場合:

  1. 7月14〜15日頃(予定生理日の5〜7日前)からピルを飲み始める
  2. 旅行終了日の7月22日夜まで毎日同じ時間に服用する
  3. 7月23日に服用をやめる
  4. 7月25〜26日頃に生理が始まる

遅らせる方法のメリット・デメリット

メリット

デメリット

イベント当日に服用中のため確実性が高い

イベント期間中にピルの副作用(吐き気など)が出る可能性

準備期間が短くても対応できる(5〜7日前でOK)

中用量ピルの場合、副作用が出やすい

生理を早める方法【手順・スケジュール】

生理を早める場合は、前回の生理開始日から5日目以内にピルの服用を開始し、10〜14日間飲み続けます。服用を中止すると2〜3日後に生理が始まるため、イベント前に生理を終わらせることができます。

具体的なスケジュール例

8月15日のイベントで生理を避けたい場合(通常の周期28日、前回生理7月1日開始):

  1. 7月5日(生理5日目)からピルを飲み始める
  2. 7月18日頃まで服用を続ける(約14日間)
  3. 7月19日に服用をやめる
  4. 7月21〜22日頃に生理が始まる
  5. 7月28日頃に生理が終了→8月15日は生理なし

早める方法のメリット・デメリット

メリット

デメリット

イベント当日はピルを飲んでいないため副作用の心配がない

前周期から準備が必要(1か月以上前に受診する必要がある)

ピルの副作用をイベント前に経験できるため安心

次の生理日が多少ズレる可能性がある

生理日移動ピルの費用と処方の受け方

生理日移動のピル処方は自由診療で、費用は診察料+薬代で3,000〜5,000円が相場です。健康保険は適用されません。

費用の内訳

  • 診察料:1,000〜2,000円
  • 薬代(プラノバール10〜14日分):2,000〜3,000円
  • 合計:3,000〜5,000円

受診のタイミング

遅らせる場合は予定の2〜3週間前まで、早める場合は1か月以上前の受診が理想です。直前になると対応できないケースがあるため、余裕をもって受診しましょう。

オンライン処方でも可能

生理日移動のピルはオンライン診療でも処方してもらえるサービスがあります。通院が難しい方はオンライン処方を検討してみてください。費用は対面と同等か、やや安い場合があります。

生理日移動ピルの副作用と対処法

生理日移動で使われる中用量ピル(プラノバール)は低用量ピルよりもホルモン含有量が多いため、吐き気が出やすいのが最大の注意点です。約30〜50%の方が吐き気を経験するとされています。

主な副作用

  • 吐き気(最も多い。服用開始から数日で慣れることが多い)
  • 頭痛
  • 倦怠感・だるさ
  • むくみ

副作用を和らげる対策

  • 就寝前に服用する(吐き気のピークを睡眠中にやり過ごす)
  • 吐き気止めの併用を医師に相談する
  • 食事の直後に服用する(空腹時は吐き気が強くなりやすい)

生理日移動の成功率と失敗するケース

正しいタイミングと用法で服用すれば、生理日移動の成功率は約90〜95%とされています。ただし、飲み忘れや飲み始めのタイミングのズレがあると失敗することがあります。

失敗しやすいケース

  • 飲み忘れが1日でもあった場合
  • 服用開始のタイミングが遅すぎた場合(遅らせる場合は予定生理日の3日前では間に合わない)
  • 嘔吐してしまいピルが吸収されなかった場合

よくある質問

Q. 生理を何日くらいズラせますか?

A. 遅らせる場合は最大7〜10日間が目安です。それ以上長引かせると不正出血のリスクが高まります。

Q. 低用量ピルを普段飲んでいる場合はどうすればいいですか?

A. 休薬期間を設けずにそのまま次のシートを飲み始めることで生理を遅らせられます。医師に相談のうえ調整してください。

Q. 生理日移動で妊娠のリスクはありますか?

A. 生理日移動中のピル服用は排卵を抑制するため、避妊効果もあります。ただし服用中止後は速やかに排卵が再開する可能性があるため、避妊が必要な場合は別の方法を併用してください。

Q. 何歳から生理日移動のピルを処方してもらえますか?

A. 特に年齢制限はありませんが、初経後ある程度月経周期が安定してからの使用が一般的です。未成年の場合は保護者の同意が求められることがあります。

Q. 市販薬で生理をズラすことはできますか?

A. いいえ、生理日移動に使用するピルは処方薬です。市販薬ではホルモンをコントロールすることはできません。必ず婦人科を受診してください。

まとめ

生理をズラすには、ピルを使って「遅らせる」か「早める」かの2つの方法があります。遅らせる場合は予定生理日の5〜7日前から、早める場合は前周期の生理5日目から服用を開始します。費用は3,000〜5,000円程度で、オンライン処方にも対応しています。副作用(特に吐き気)への対策も知ったうえで、早めに婦人科を受診してください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。生理日移動を希望する場合は、必ず医師の診察を受けてください。

E

この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/5/4