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非閉塞性無精子症とは|原因の検査・micro-TESEと妊娠の相談

2026/4/19

更新:2026/10/29

非閉塞性無精子症(NOA)は、精子をつくる働きの問題などにより、精液中に精子が確認できない状態です。精液で見つからなくても、精巣内の限られた場所で精子がつくられている場合があります。原因や治療の適応を、男性不妊を扱う泌尿器科などで確認しましょう。

精液で見つからない理由と、治療の目的を分けます

確認すること意味と相談事項
閉塞性か非閉塞性か通り道の問題と、精子をつくる働きの問題では、検査・治療が異なる
精液検査と診察複数回の結果、採取条件、病歴や精巣などの所見を確認する
原因を調べる検査ホルモン検査や、必要に応じた遺伝学的検査などの目的を聞く
micro-TESE精巣内から精子を探して採取する手術。必ず見つかることや妊娠を保証しない

無精子症と、精液が出ない状態や精子が少ない状態は同じではありません。結果票の言葉だけで自己診断せず、追加評価が必要な理由を聞いてください。日本泌尿器科学会:精子が見つからない場合の説明

血液検査などで、背景を確認します

病歴や精巣の診察、精液検査などを踏まえ、FSH・LH・テストステロンなどのホルモン、遺伝学的な原因を調べる検査などを検討します。過去の手術、停留精巣、がん治療、使用中の薬なども伝えてください。

ホルモンの働きの問題と、精巣で精子をつくる機能の問題では、検討する治療が変わります。すべてのNOAに同じ薬や手術が適するわけではありません。遺伝学的検査を提案された場合は、結果が治療や将来の子どもにどう関わるか、遺伝カウンセリングも含めて説明を受けます。

micro-TESEは、精巣内で精子を探すための手術です

顕微鏡下精巣内精子採取術(micro-TESE)は、手術用顕微鏡で精細管を観察して組織を採取し、精子を探す方法です。国内2024年ガイドラインのCQ9は、NOAでmicro-TESEを勧める一方、合併症への注意も示しています。

見つかる可能性は原因、これまでの治療、施設の経験などによって異なります。手術前のホルモン値や一つの検査結果だけで、本人について必ず採れる・採れないと決められるものではありません。提示された成績がどの条件の人のものか確認します。男性不妊症診療ガイドライン2024年版:CQ9

採取できたことと、妊娠・出生は別の結果です

精子が見つかった場合は、顕微授精(ICSI)などの計画を生殖医療の施設と相談します。採取できた精子を凍結するか、パートナーの採卵とどう調整するか、採れなかった場合にどうするかを事前に確認しましょう。

精子採取率を、そのまま妊娠率や出生率として受け取らないでください。手術の結果だけでなく、採卵、受精、胚の発育、移植などの経過も関わります。本人とパートナーの希望、通院や費用の負担も含めて相談します。

手術のリスクと、その後の確認も聞きます

ガイドラインは、血腫、血流の障害、炎症、テストステロンの低下などを手術の合併症として挙げています。micro-TESEでもリスクがなくなるわけではありません。術後の症状、診察やホルモンの確認、連絡が必要な変化を聞いてください。

サプリや生活改善を続ければ一定期間で精子が見つかる、という保証もありません。治療前に何かを勧められたときは、期待する結果と根拠、手術計画への影響を確認し、自己判断で薬を始めたり中止したりしないでください。

参考資料と確認日

2026年10月29日に採用したページ・節を確認しました。個人の手術適応や採取率を決定する記事ではなく、本記事の個別の医師監修は行っていません。

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EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/29