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高プロラクチン血症と不妊|採血結果の見方・原因・治療の相談

2026/4/19

更新:2026/10/26

プロラクチン(PRL)は、脳の下垂体から分泌され、授乳などに関わるホルモンです。高い状態が続くと、排卵や月経に影響し、妊娠しにくさに関わることがあります。ただし、採血で一度高かったことだけで不妊の原因や、下垂体の病気が決まるわけではありません。

妊娠・授乳中には通常高くなります。薬や一時的な変化も含め、症状、採血の条件、ほかの検査と合わせて判断します。数値だけを見て薬を止めたり、プロラクチンを下げる薬を自己使用したりしないでください。

結果と症状を合わせて、次の確認を考えます

状況確認・行動
採血で高値を指摘された妊娠・授乳・薬・採血条件と、再検査の必要性を確認
月経が不規則、無月経、授乳期以外の乳汁産婦人科や内分泌の診療で相談
急に強い頭痛、見え方・視野の異常速やかに受診。数値の再検査まで待たない

プロラクチンが高いと、排卵や月経に影響することがあります

プロラクチンの過剰な分泌は、生殖に関わるほかのホルモンの働きに影響します。月経不順や無月経、排卵の問題、妊娠・授乳期以外の乳汁分泌などがみられることがあります。すべての人に同じ症状が出るわけではなく、症状が少ない人もいます。

ASRMは、不妊の評価で全員に一律測定するのではなく、乳汁分泌、月経が少ない・来ないといった状況でPRL測定を検討すると説明しています。すでに結果がある場合は、なぜ調べたか、今回の値をどう解釈するかを診療先に聞きましょう。ASRM:不妊症の評価(2026年)

妊娠・授乳、薬、甲状腺、下垂体などを確認します

妊娠・授乳のほか、採血の痛みなどの身体的ストレス、運動、食事、乳頭への刺激などで、一時的に値が上がることがあります。こうした変化を、すべて病気や本人の心理的な問題と決めることはできません。

持続する高値には、一部の薬、甲状腺機能低下、腎臓の病気、下垂体の病気などが関わる場合があります。プロラクチノーマは、プロラクチンを分泌する良性の下垂体腫瘍です。高PRLなら必ず腫瘍、腫瘍なら必ずがん、という意味ではありません。NIDDK:プロラクチノーマとPRL上昇の原因

薬の影響が疑われても、精神科の薬、吐き気の薬などを自分で中断しません。処方医・産婦人科・内分泌担当医で、必要性と代替の可否を相談します。市販薬、漢方、サプリも含めて名前を共有してください。

一回の数値や、全国共通の基準だけで治療を決めません

結果は、検査機関の基準範囲・単位、妊娠や授乳の状態、症状、採血した条件と一緒に確認します。軽い上昇や条件の影響が考えられるときは、必要に応じて再検査などを相談します。自己判断で検査前だけ薬を抜かないようにしましょう。

採血前の食事・運動・安静、服薬する時刻などは施設の指示を確認します。すべて月経の同じ日に採血しなければならない、すべて1〜2周期で診断が終わる、と決まっているものではありません。

値の推移や症状などから、甲状腺などの検査、必要に応じ下垂体のMRIや視野の検査を行う場合があります。全員が直ちに同じ画像検査や治療を受けるものではありません。何の原因を確認する検査か、結果説明の予定も聞いておきます。

治療は、PRLを下げることだけでなく原因と希望に合わせます

薬の影響や甲状腺機能低下などが原因なら、その病気や薬への対応を検討します。プロラクチンの分泌を抑える薬を使う場合もあり、症状や腫瘍の状態によっては専門的な治療・手術などを考えることもあります。症状・原因によっては経過観察を選ぶ場合もあります。ASRM:高プロラクチン血症の原因と治療

国内のカバサール(カベルゴリン)の電子添文には、高プロラクチン血性排卵障害や、条件を満たす下垂体腺腫などの適応があります。同じ薬でも、パーキンソン病やOHSS予防では使用目的・用量などが異なります。海外の回数や、ほかの適応の量をまねず、自分の処方に従います。PMDA:カバサール電子添文

吐き気、立ちくらみなどのほか、添文では心臓弁膜症などの重要な副作用と事前・定期検査も示されています。開始前の検査、受診予定、症状が出たときの連絡方法を確認してください。胸の痛みや息苦しさなどがあれば、早めの診療が必要です。

治療で排卵が改善しても、妊娠を保証するものではありません。必要に応じ、不妊に関わるほかの要因も評価します。費用は、採血・画像検査・診察・薬、保険の条件で異なるため、一般的な不妊検査一式の料金をそのまま使うことはできません。

妊娠が分かったときや、授乳を考えるときは速やかに連絡します

カバサールの添文は、妊娠中の投与を避けることが望ましいとし、下垂体腺腫がある場合は中止後も腫瘍の拡大による頭痛・視野の異常などを観察するよう示しています。妊娠が分かったら速やかに治療先へ連絡し、薬の継続・中止と観察の計画を確認してください。

授乳を希望する場合も事前に相談します。カバサールは乳汁分泌を抑える薬であり、授乳中の扱いには特別な確認が必要です。妊娠・出産でPRLが変化することと、下垂体の病気をどう管理するかを分け、自己判断で薬を再開・増減しないでください。

出典と確認日

2026年10月26日にASRM、NIDDK、国内PMDA電子添文の説明を参照しました。通常の妊娠・授乳の変化、持続する高値、本人の治療を分けています。医師による本記事の個別監修はありません。

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EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/26