不妊検査は、すべて同じ日に受けるものではありません。月経周期に合わせる検査もあるため、初診の相談日と実際の検査日を分けて考えると予定を立てやすくなります。「生理が来るまで予約できない」と決めず、予約先へ最終月経と普段の周期を伝えましょう。
月経の時期と検査の対応を先に押さえます
| 時期の考え方 | 検査の例 | 予約時の伝え方 |
|---|---|---|
| 月経の初め | 基礎的なFSH・E2 | 「月経○日目です。指定日に採血できますか」 |
| 排卵前後 | 卵胞の超音波など | 「前回の月経と普段の周期はこちらです」 |
| 排卵後 | 必要に応じたプロゲステロン | 「次の月経予定日と、医師の指定日を確認したいです」 |
| 特定の日に限定しない検査 | AMHなど | 「同時に受ける検査には日程指定がありますか」 |
同じ採血でも適した時期が違うため、表は自分で予約日を決めるためではなく、受付に伝える内容を整理するために使います。ASRM:不妊評価(2026年)
月経中に行う検査もあります
基礎的なFSHやE2などの測定は、月経周期の初めに行うことがあります。数値は測定時期と一緒に解釈するため、検査日が大切です。AMHと、月経周期に合わせて測るホルモン検査を同じものとして扱わないようにします。ASRM:卵巣予備能検査の解釈
施設から「月経○日目」と指定されたら、何を1日目と数えるかも確認してください。少量の出血だけで始まった場合など、自分で判断しづらいときは、その状況をそのまま伝えます。
「生理中だから受診できない」とは限りません
初診で問診や検査計画の相談を進められることもあります。一方、予約枠が特定の検査を前提にしている場合は、日程調整が必要です。予約時に次のように伝えると確認が具体的になります。
「不妊検査は初めてです。月経が始まって○日目ですが、この日に初診を受けられますか。できない検査があれば、次はいつ来院しますか」。
ブライダルチェックも内容は施設ごとに異なります。例えば浜田病院は、月経中の採血と出血のない時期の超音波検査を別日に行う案内です。他院でも同じとは限りません。浜田病院:受診スケジュール
生理不順なら、予測できないことを先に伝えます
月経がいつ始まるか分からない場合、予定日を当ててから受診する必要はありません。直近数回の月経日、出血の続いた期間、服薬状況を分かる範囲で整理します。ピルなどを服用している場合も、そのことを伝えてください。
低用量ピルなどのホルモン避妊薬は、AMHやAFCの評価に影響することがあります。ASRMの2024年資料は、2〜3か月の休薬が、より正確な卵巣予備能の評価に役立つ場合を説明しています。
休薬の要否は、治療・避妊の目的と今回の検査で知りたいことを踏まえて決めます。自己判断でピルを中止せず、検査前に休薬が必要か、期間と避妊方法を処方医・検査施設へ確認してください。ASRM:ホルモン避妊薬と卵巣予備能の評価(2024年)
仕事の調整が必要なら、月経が始まった当日に予約を取る仕組みなのか、仮の予約を変更できるのかを確認します。変更できる期限や電話受付時間まで分かると、予約の取り直しに慌てずに済みます。
検査結果には採血日も残します
結果の数値だけをメモするより、採血日、月経何日目だったか、薬の使用状況を一緒に保存すると、次の受診で説明しやすくなります。別の時期に測った数値を横並びにして「前回より悪化した」と結論づけず、比較できる条件かを医師に確かめましょう。
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FSH・LH・E2・プロゲステロン検査の見方|数値と一緒に確認する条件
不妊評価のASRM資料は、2026年版の該当節を2026年10月25日に確認しました。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。