人工授精(IUI)を受けた後は、処置後の休憩、使う薬、妊娠検査の日、困ったときの連絡先を確認して過ごします。全員に同じ安静期間や運動制限を当てはめたり、長く横になれば妊娠できると考えたりする必要はありません。排卵誘発の有無や体調によって、個別の指示を優先してください。
帰宅前に、確認しておきたいこと
| 確認すること | 聞く内容 |
|---|---|
| 帰宅後の生活 | 仕事、運動、入浴、性交渉などの注意はあるか。痛みや出血が出た場合はどうするか |
| 薬 | 薬名、使う日・量、飲み忘れや副作用のときの対応。自己判断で追加・中止しない |
| 判定と再診 | いつ、どの方法で妊娠を確認するか。結果をどう連絡するか |
| 緊急の相談先 | 連絡すべき症状と、夜間・休診日の窓口 |
IUIは、処理した精子を細い管で子宮内へ入れる治療です。NHSは、処置後に短時間の休憩を取って帰宅する流れを案内しています。処置直後の休憩と、自宅での長期の寝たきりは別に考え、体調や施設の指示に合わせて相談しましょう。NHS:IUIの流れ・妊娠判定・合併症
次の症状は、判定日を待たず連絡します
強い・増してくる腹痛、大量の出血、発熱、失神しそうな不調などは、治療施設へ速やかに連絡してください。突然の呼吸困難、強い胸痛、意識が遠のくなど緊急の状態なら119へ助けを求めます。
排卵誘発薬を使った場合は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などにも注意が必要です。腹痛や強いおなかの張り、吐き気・嘔吐、ふらつき、尿が少ない、息苦しさなどがあれば、薬を使ったことと処置日を伝えて連絡します。症状を「着床のサイン」と決めつけて待たないでください。
OHSSはすべてのIUIで必ず起きるわけではありません。使った薬や卵巣の状態によって対応が違うため、施設から注意点を説明された人は、その指示も確認してください。
軽い痛みと、妊娠のサインは区別します
処置後に短い間、生理痛のような痛みを感じる場合があります。ただし、痛みの有無、胸の張り、眠気、基礎体温などだけでは、妊娠したかは判定できません。痛みが続く・強くなるなど、いつもと違う経過は施設に相談します。
歩いた、仕事をした、トイレに行ったといった行動だけを、結果の原因と自分で決めつけないでください。症状がなくても、予定された判定と再診を受けます。
薬と妊娠検査は、指定された計画で
排卵誘発や処置後の薬の内容は人によって違います。出血した、早めに検査したら陰性だったなどの理由で、処方薬を自己中止しないでください。指定された検査日の前後で迷ったら、治療施設へ確認します。
妊娠検査が陽性なら、妊娠の場所や経過を確認する診察を相談します。陽性だけで、子宮内の妊娠やその後の経過まで保証されるわけではありません。出血・腹痛などがあれば、再診予定を待たず伝えてください。NICE:妊娠初期の場所と経過の確認
判定までの不安が強いとき
結果を待つ間に不安になったり、体の変化を繰り返し調べたりすることがあります。予定を詰めすぎない、相談したいことを短くメモする、身近な人に話を聞いてもらうなど、負担の少ない過ごし方を選べます。特定の食べ物・姿勢・休み方で着床を保証するものではありません。
眠れない、食事が取れない、生活が難しいなどのつらさは、判定後や決まった期間まで待たず、治療施設やかかりつけ医に相談できます。前向きに過ごせたかを、妊娠結果の責任にしないでください。
出典と確認日
2026年10月27日にNHSのIUIの処置後・検査・合併症の採用節を確認し、同日までに確認したNICEの妊娠初期評価、NHSの妊娠中の心理支援などを参照しました。海外の医療窓口や治療方法を国内全員へ当てはめていません。本記事の個別の医師監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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