妊活中に感謝を書こうとしても、何も浮かばない日はあって構いません。感謝は、つらさを否定したり、治療の結果をよくしたりするための義務ではありません。試してみたい場合だけ、今日少し助けになったことを一つ振り返る方法があります。
書く・書かないを、その日の負担で選ぶ
| 今の状態 | 選べる振り返りの例 |
|---|---|
| 少し書けそう | 「受診の準備を手伝ってもらえた」など、助かった場面を残す |
| つらいことばかり浮かぶ | 困ったことや、必要な手伝いを書いてもよい |
| 書くと自分を責める | 今日は中断し、別の休み方や相談を選ぶ |
毎日書く、一定の数を埋める、誰かに見せるといった課題にする必要はありません。感謝できた回数を、妊娠できるかどうかや、自分の人柄の評価につなげないでください。
助かったことと、つらいことは一緒に残せる
振り返りの例:「付き添ってもらえて助かった。それでも結果を待つのは怖い。今日は話を聞いてほしい」。
支えへの感謝があっても、不安や悲しみが消えなくて構いません。「恵まれているのだからつらいと言ってはいけない」と、自分の相談を取り下げる必要はありません。相手に伝えるなら、助かった行動を短く言葉にするだけでもよいでしょう。
合わないときは、やり方を変える
ノートが負担なら書かずに思い出す、手伝ってほしいことだけ伝える、振り返り自体を休むなどを選べます。Prioryの一般向け資料も、感謝の実践を無理な前向きさや医療の代わりとせず、負担に合わせて変えたり休んだりできると説明しています。
感謝より先に、つらさを相談してよい
眠れない、食べられない、考え事で仕事や生活を保ちにくいときは、治療先やかかりつけ医、心理相談へ伝えてください。気持ちを整理できていなくても相談できます。自分を傷つけそう、身の安全を保てないときは一人にならず、周囲や救急の助けを求めます。
薬が必要かは症状や妊娠の可能性を含めて医師と相談し、自己判断で処方薬をやめたり増減したりしません。回復する時期や、考えをまとめる速さに共通の期限はありません。
「今、少し助かったことはあるか」を考えて何も浮かばなければ、そこで終えて構いません。振り返りは自分を支えるための選択肢で、我慢を続けるための決まりではありません。
参考にした資料
2026年10月28日確認。Prioryの一般向け解説の限界・任意の実践と、ASRMの相談目安を参考に編集しました。問いと文例は編集部の例で、心理療法の提供や個別の医師監修、妊娠・回復の効果保証ではありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。